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青春の甘くてほろ苦い経験を描いた映画、『夢遊ハワイ』。主演のトニー・ヤンが台湾から来日し、本作への思いを語ってくれた。

Q: 最初の脚本とは、かなり違った仕上がりになったそうですね。

トニー: とにかく、監督からは『リアルに、君たちのありのままを出して欲しい』と言われたので、撮影の一ヶ月前から僕たち役者は一緒に生活してたんだ。皆でご飯を食べたりしてね。
そして、ものすごく親しくなって、まさにこの映画のような関係になって初めて撮影に臨んだんだよ。その状態で、監督と一緒に話を作ったんだ。だから、最初の脚本とはまったく違ったものになってるよ。


Q: タイトルがすごく印象的なんですが。

トニー: 初めはハワイに行けるのかな? と期待してたんですが、違ったんでガッカリしたんだ(笑)。
監督もハワイには行ったことがなくて、彼にとってはハワイって憧れの地なんだ。すごく美しい所というイメージというか。そういう憧れのもの、憧れの場所って誰の心にもあると思うんだけど、それが年をとると共にどんどん美化されていくんだよね。そういった童心のときに憧れたもの、純粋さというものをこの映画は描こうとしているし、そんな気持ちを取り戻して欲しいっていう思いが、このタイトルに込められていると思うんだ。」


Q: 自分と似た年代、キャラクターの役を演じるのは、難しくなかったですか?

トニー: 「そう、自分を演じるというのがイチバン難しいんだ。
役柄が自分とかけ離れている場合は、作り上げたその役に入り込んでいけばいいんだけど、今回のような役だと、自分自身と向き合わなくちゃいけない。
本当の自分とは何か? ということを掴まなくちゃいけない。でも、他の3人と監督にとても助けられたよ。阿吽の呼吸があったからこそ、リラックスして演じることができたし、自分の純な部分、芯の部分、魂の部分というか、そういったものを出すことができた。それは役者同士のコラボレーションのおかげだと思ったよ。」


Q:  トニーくんにとってのハワイって何ですか?

トニー: 「やっぱり、太陽と美しい砂浜、ビキニの美女がいるところだね。」


正直なところになおさら好感が持てる、さわやか好青年だった。


 ・公開 9月2日(土)より新宿武蔵野館にて上映
 ・公式サイト http://www.muyu-hawaii.jp/
 ・シネマピア記事ページ



記:林田久美子2006/09/01

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