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夢を追いかけながら青春期を過ごした男女が、それぞれ俳優・女優となった現在、同じ作品での共演者として再会を果たす切ない物語
主演の金城武とヒロイン役のジョウ・シュン、監督のピーター・チャンが来日し、劇中の記者会見シーンを模した会場で、作品への思いを語りました。


Q: 作品に対する思い入れをお聞かせください。

監督:

この作品はミュージカルでありながら非常に豪華で、視覚的に見ても綺麗です。ストーリー設定からして、甘い味よりも苦い味が滲みでてくる作品です。


Q: エモーショナルな役だったわけですが、演じた金城さんは役にすんなりと入ることはできましたか?

金城:
監督や役者さんのやりとりなどを通じて、現場の雰囲気を感じながらというやり方しかわからないので…。
今まで自分は役作りということを、読んだ本、感じたもの、自分が興味のある雰囲気をなるべくその空気に惚れこんでやるしかなかたんです。今回は自分のそういう演技の仕方に対して、監督からお墨付きをもらい、自信を得たというか。こういうふうに感じながらやっていいんだな、というのを感じたので、それがすごく嬉しかったです。


Q: この作品はジョウさんにとって特別なものだったのでしょうか?

ジョウ:
今回は演技だけでなく、歌やダンスでヒロインの矛盾した気持ちを表現しました。こういった表現の仕方は滅多にない機会なので、特別でしたね。彼女はどんなに辛い思いで、自分の夢のために彼を捨てる決心をしたかということもつくづく感じました。
この映画には劇中劇がでてきますが、現実とその劇の境が曖昧模糊となっていて、どちらがどちらだかハッキリしないところがあったのも、今までの出演作にはないことでした。


Q: ヒロインの生き様をどう思われましたか?

ジョウ:
自分は役と現実の境目がないタイプなのですが、劇中劇で彼女が同じ感じだったので、すごく彼女の気持ちがわかりました。


Q: 金城さんはどうですか?

金城:
10年前と10年後の恋愛に対する感じ方、あとどれだけ広い目でひとつのものを見られるか。僕がやってる役も、彼の10年前は自分から見たものしか大事にしようとしていない。10年を通して自分が学んでいき、どんどん人生観が変わっていくというか。それは自分の年とすごく合っているような傾向がありました。
そういう変化が現実の自分にもあったので、オーバーラップしましたね。悲しいシーンは自然と悲しくなったし。撮影が終わりに近づいたころ、この芝居が終わるのがすごく切なくなりました。芝居の中の劇に対してもそうだったので、多重にオーバーラップしましたね。


Q: 歌の面では苦労されましたか?

金城:
自分が一番心配したのは、踊りを踊るのかということで(笑)。
あまり上手じゃないので、大変かな? と思ったのですが、僕の役は歌が中心だったのでよかったです。歌も普段の歌い方でよかったので。
以前、僕はアイドル歌手としいの活動期間がありましたが、今回は歌手として歌うんじゃなくて、役の中の人物として、1曲1曲の歌詞が全部台詞だったので、少し違いましたし。


Q: 歌手のジャッキー・チュンさん(カンフー映画のジャッキー・チェンではありません!)との共演はいかがでしたか?

金城
子どもの頃から彼の歌を聴いて育ったので、プロモーションで一緒にいろんな所へ行けるのは幸せでした。
特に幸せだったのは、楽屋で休んでいるときに、仕切りごしに彼の歌声か聴こえるんです。なのでスタッフたちと「儲かったね、儲かったね、ただ聴けて良かったね」と喜んでいました。普段はコンサートでしか聴けないですから、彼の歌声は。


Q: 金城さんご自身は、一人の人を10年待ち続けることはできますか?

金城:
現実の自分は役と違って、仕返しをする気持ちはないですね。待つ気持ちもないですね(笑)。
縁まかせの気持ちがあるので、そのときそのときのタイミングがあえば、という感じなので。10年前の僕とは違っていて、今のほうが執着していないですね。そんな意味で、今後も自然体でいれたらいい、と期待の気持ちもあります。




 ・監督 ピーター・チャン
 ・出演 金城武、ジョウ・シュン、ジャッキー・チュン
 ・公開 11月11日(土)、有楽町スバル座他東宝洋画系にて全国ロードショー
 ・公式サイト http://www.winter-song.jp/
 ・ジャンル:洋画

(c)2005 Morgan & Chan Films Limited and Art Limited. All Rights Reserved.

記:林田久美子2006/09/14

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