asobist.com
メルマガ配信中!
表紙 読みもの 美味・良品 ゲストコーナー
コーナーメニュー
VIVA ASOBIST
Big Up
特派ルポ
散歩しようよ
旅はたびたび
シネマピア
School Days
遠距離ツーハタ(通畑)
奮闘記
ハンドメイドは楽しい
あそびすとの食卓
Topics
執筆者紹介
プレゼントコーナー

映画関連プレゼント情報
映画『イエスタデイズ』
マスコミ限定プレスシートを3名様にプレゼント

おもいでリスト」にエントリー確実、公開前の話題の映画。懐かしいシーンの掘り起こし。「独断と偏見」「愛と思い込み」をこめてお届け

敬愛なる ベートーヴェン 来日監督インタビュー

パリのアマチュア合唱団の歌声が一つになっていく過程を綴ったドキュメンタリー、『合唱ができるまで』。パリ13区の音楽院で実際に教師として指導を行っているクレール・マルシャンが来日し、合唱への思いを語りました。
敬愛なる ベートーヴェンメインイメージ

Q: 観ている側も合唱を教わっているような、とても臨場感のある作品でしたね。

クレール:
最初観たときは、臨場感はあまり感じられなかったんです。というのも、私たちこの合唱団は稽古をコツコツとやっていきます。
撮影は4ヶ月に渡って行われたわけですが、彼らは毎回参加するわけでなく、稽古の一部ずつを取り出して、それを編集して作品にしているという形ですので、どうしても何かが欠けているというふうに私たちや合唱団員は感じたんです。ですから、この映画を観て、ちょっと微妙だなぁという印象を受けました。
ただ、時間が経って考えてみると、私たちはそういうふうに思うけれど、外部の人たちから見たら、合唱団というものをわかっていただける作品だったのだと思いました合唱団員も、初めて観たときはちょっと複雑な気持ちになったようです。


Q: 今回の撮影に意義等はありましたか。

クレール:
この合唱団というものが映画化できるとは思ってもなかったんです。私たちがやっているのは日常的な作業ですから、そういうものが映画になって観客の興味を引くなんて、まったく予想だにしませんでしたし、半信半疑でした。
ですら、それが一旦作品になって反響があって、(フランスでの公開から)2年ほど経っているわけですけど、その反響を聞いていると、以外にも観客の人たちは皆さん合唱団というものをご存知でなくて、合唱団の苦労であるとか、喜び、そういうものを知ってもらえたという意味での意義はあったと思います。
ただ、企画を持ち込まれたときには、まったく半信半疑でした。


Q: クレールさんにとっての合唱とは、音楽とは何でしょうか。

クレール:
合唱は私を生かしてくれる、とても大事なものです。
私は音楽や合唱を通してそれを自分の糧にしています。これがなければ私は生きていけないのです。また、歌うことの喜びを皆でわかちあう、これも私が生きていくためにとても大切なものです。それから、私の仕事は合唱指導ですから、私が生計を立てるための糧ともなっていますし。
合唱って誰でもできることですよね。楽器が演奏できなくても、楽器を仲介しなくても、歌、声というものを通じて本当に高いレベルの芸術表現というのを目指せる。
私の仕事というのは、皆が持っている表現をできるだけ高いレベルへと誘うことなんです。その点も、とても気に入っています。


Q: 体を動かして発声に臨むというのは、よくある方法なのでしょうか。

クレール:
私自身はこのアプローチを信じているので、これを展開していきたいと思います。私たちの体はひとつの楽器なんです。
その楽器が綺麗な音を出すためには、体自身が自由な音を出せる、くつろいだ状態でなければいけないのです。と同時に、エネルギーがちゃんと充電されていなければならない。もしバイオリンに布をかけてしまったら、いくらよい弦でも音がでないように、人間の体というものも解放してあげなきゃならない。

我々にとっての声帯というのは、そこにエネルギーがあると同時にリラックスした状態でないと、声帯はいちばんよい音を出してくれないわけです。特に私が一緒に仕事をしているのはアマチュアの人たちですから、彼らは発生の優れた技術を持っているわけではありません。
ですから、体を通して発声練習をしないと、彼らは固まったままでしかいない。そうすると表現というのは閉じ込められたままになってしまう。それをスタンバイ状態におくことはとてもよいことなのです。


Q: 教育者として喜びを感じる瞬間は、どんなときでしょうか。

クレール:
私にとって嬉しいときというのは、本当に些細なことがいろんなところに散りばめられている、そんな感じです。
コンサートがいちばんの大きな喜びの最終点というわけではないんです。もちろん、私たちはそれに向けて練習するわけですが、それよりも、稽古中に全然予想していなかった形で、ひとりの子どもがとても上手くなったことを発見するときの喜びとか、そういうことのほうがとても大事だと思っています。

それは合唱団員にとっても、同じことが言えると思います。稽古での忍耐や困難の中でも、ちょっとした喜びがあるから、彼らは稽古を続けようと思えるんですね。



まさにリアルな合唱団体験ができる本作。合唱ができあがっていく過程はまさに神秘そのものです。




 ・監督 マリー=クロード・トレユ
 ・撮影 ピエール・ストゥベール
 ・出演 クレール・マルシャン、モーリス・ラヴェル音楽院合唱団
 ・公開 12月23日(土)、ユーロスペースにてロードショー
 ・公式サイト http://www.longride.jp/gassho/
 ・ジャンル:洋画

(C)Les Films d‘Ici-Yumi Production-CNDP-2003 France

記:林田久美子2006/11/02

今後のサイト運営の為ご意見ご感想を下記よりお送り下さい。
評価:
コメント:
  

asobist -mini- : 『BigUp』を更新♪今回はイラストレーターのtomokoさんです! by 編集部
「あそびすと」とは?
「あそびすと」はいつも自由です。 遊び心を忘れず、ゆとりをもって心豊かに暮らそうとするライフスタイルはまさにasobismです。

表紙 | 読みもの | 美味・良品 | ゲスト
ヘルプ | サイトマップ | お問い合わせ | 初めてサイトにいらした方へ | お支払い方法
 広告掲載について | 著作権について | 個人情報の取り扱いについて | 会社情報

(C) Copyright System We. All rights reserved.