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「おもいでリスト」にエントリー確実、公開前の話題の映画。懐かしいシーンの掘り起こし。「独断と偏見」「愛と思い込み」をこめてお届け。
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金属片やチェインソーなども楽器として使用し、80年代に日本でも人気を博した、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのメンバーであり、ベルリン・アンダーグラウンドの重鎮アレキサンダー・ハッケ。ハッケがナビゲーターとなってイスタンブールの音楽シーンに肉迫して作りあげたドキュメンタリーが本作。プロモーションのために来日した主演のハッケが、作品への思いを語りました。

| Q: |
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この映画でいちばん伝えたかったことは何でしょう? |
ハッケ:
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たとえ国が違っても、人間というものはそれぞれそんなに違わないということですね。いろんな文化があるけれど、世界の文化はひとつだということです。 |
| Q: |
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「アメリカの音楽文化と違って、決してドラッグや暴力を煽ったりしない」という出演者の言葉が、とても印象的でしたし、感動したのですが。 |
ハッケ:
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ドイツのトルコ人とイスタンブールのトルコ人はだいぶ違うんです。ドイツのトルコ人はアメリカから影響されて、体を作って、アグレッシブで、ラフで、ヒップホップ系のギャングスターっぽい雰囲気を醸し出して表現しているんです。いっぽう、イスタンブール系の人たちはすごく優しくて、あたたかくて…ドイツ系とは正反対なんです。歩き方にもそれは現れていて、ドイツ系は怖く、ガツガツしていて、喧嘩を売るように歩いているんです。 |
| Q: |
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普通のヨーロッパやアメリカの音楽とは、ずいぶん違いますよね |
ハッケ:
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まず、ハーモニーがずいぶん違います。また、トルコのリズムは9・8なんです。1・2、1・2、123(手拍子をとりながら)。トルコ以外の人たちにとってはこれは難しいことなんです。なのでこういう曲を作ると皆面倒くさがって、気持ちがなくなって、頭でずっと数えなくちゃいけない。でも、ベリーダンスをやっている15〜16歳の女の子でもそれを普通にやっているのを見て、考えが変わりました。彼女はそうしたリズムのことを理論的には考えてないだろうけど、体がそれを表現している。それは本当に勉強になりました。結局、人間というのは皆同じで、そんなに変わらない。いろんなやり方で表現ができる。そのやり方は、誰でも理解できるし、可能なことだと思ったんです。 |
ヨーロッパとアジアの狭間で独特の文化を発展させてきたトルコ、イスタンブール。あらゆる民族が交差したコスモポリタンの街であり、伝統と現代とが交じり合う、他所では有り得ない魅惑的な音楽が生み出され続けている、いわば“アジアのニューヨーク”。アート・カルチャーの新たなスポットとしても世界中から注目が集まっているイスタンブールは、そのカオスから無限の芸術を生み出さんとしている息吹を吐き続けています。
エキゾチックな雰囲気に、思わず魅了されてしまう本作。国境を越える音楽の素晴らしさが如実に伝わってくる作品です。
指にはどくろの指輪、腕には刺青が入っていましたが、とても優しく受け答えをしてくださったハッケさんでした。刺青はハッケさんの信条、「自由さ」と「正直さ」。まさしく、そのとおりのお人柄でした。
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・監督・脚本 ファティ・アキン
・音楽・整音・出演 アレキサンダー・ハッケ
・公開 3/24(土)より、シアターN渋谷ほかにてロードショー
・公式サイト http://www.alcine-terran.com/crossingthebridge/
・ジャンル 洋画
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