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映画『サンシャイン 2057』真田広之ほか、凱旋記者会見!

西暦2057年。人類を太陽滅亡の危機から救うために宇宙船に乗り込んだ、8人のエリートたち。太陽への道のりの中で彼らが遭遇した、驚愕の事実とは…。目を背けずにはいられない人間の暗部と本質を鋭く描きだすことで定評のあるダニー・ボイル監督が、今回は舞台を宇宙に移して壮大なスケールで贈るSFヒューマン・サスペンス、『サンシャイン 2057』。
主演のキリアン・マーフィと、宇宙船の船長として存在感のある重要な役どころを演じた真田広之氏(現在はLA在住で国際派俳優として活躍中)が来日し、本作への思いを語りました。

映画『サンシャイン 2057』メインイメージ

Q: 監督との仕事は、いかがでしたか?

キリアン:
6年前に自分が主役を演じたダニー・ボイル監督の『28日後...』ですが、これが評価されたことがきっかけでその後の仕事のオファーにつながるようになり、監督には本当に感謝しています。
そして、今回で監督と2度も一緒に仕事をすることができ、とても名誉に思っています。

真田:
作品を拝見する限りでは、まさに鬼才の名に相応しい、もしかしたら気難しいといいますか、もっとイッチャッてる監督かな? と思っていたんですけど。確かに本番中は目の焦点が合わなくなるくらいに撮影に入り込んでいるんですが、役者やスタッフに接するときは非常に真摯に我々に歩み寄って、問題を解決して次に進んでいくという監督でした。


Q: 宇宙服を着ての演技は、いかがでしたか?

キリアン:
これは監督のデザインによるもので、ヘルメットの中にカメラが組み込まれている宇宙服です。これを着るのはとても大変だったんですが、真田さんと僕との差がここにも出てきまして…、真田さんは一度も不平を言わなかったけど、僕は文句を言っちゃいました。とにかく汗グッショリになっちゃって。ヘルメットの中で僕がとても疲れている表情があるんですが、あれは演技ではなく本物なんです。

真田:
一生忘れられない出来事ですね。本当に重くて、暑くて、ひとりで着られないし、脱げないし、転ぶと起きられない。宇宙遊泳のシーンでは吊られるわけですが、頭が下になった状態で30分くらい待っていたり、気がつくと3時間くらい吊るされていたり。キリアンも言ったように汗はぜんぶ自前ですし、血と汗と涙と涎の結晶がここに詰まっているという、一生忘れがたい宇宙服です。


Q: キャストたちの信頼関係を深めるための合宿で、真田さんは班長を務められたそうですが。

キリアン:
Hiro(真田)が作ってくれたサーモンのパスタが、とてもおいしかった。サラダも。

真田:
誰かが作らないと食にありつけないという状況だったんですが、誰も作れないということで僕に鉢が回ってきまして。船長というよりコック長という…(笑)。冷蔵庫にあるもので何か作らなきゃいけないし、ベジタリアンもいたりしたので2種類ぐらいサラダを作りました。皆喜んで食べてくれたので、まずは初日としてキャプテンの面目は立ったかなと。飯で釣ってキャプテンの資格を取得したという(笑)、そんな感じです。

キリアン:
キャプテンと呼ばれる人をキャスティングするのはとても大変なことで、監督は本当にいい方を選んだと思います。アメリカ式のキャプテンというと、いつも叫んでいるような、威張っているような、そういう印象があるんですが、Hiroは押し付けがましくなく、しかし毅然としたところが身についていて、高貴な面を持っている。まさにピッタリだったと思います。共同生活は和気藹々としたものでした。Hiroはギターも弾いてくれたんです。彼は料理長だし、ギタリストだし、素晴らしい俳優だし。そんな印象でした。

真田:
(出演者の)クリス・エヴァンスがギターの習い始めだということで、たまたま持っていたんです。それで、それぞれ自分の国の歌を歌おうかという話になって。まぁ、多少、飲んだ勢いもありつつ、日本の歌を歌いました。ジャパニーズ・ブルースといって紹介したんですが、以前個人的にユニットを組んだことがある、BIGINの『恋しくて』を日本語で歌いました。

Q: 今回の企画に惹かれた大きな理由は何でしょうか。

キリアン:
まず、シナリオを読んだわけです。シナリオの良し悪しというのは、どれぐらい早く読み終えることができるかで質が判断できるんです。これはそういった良い台本で、過去2年間の中でも、ベストな台本でした。読み終えてすぐに監督に電話をして、「オーディションを受けさせて欲しい」と言ったのです。僕は特にSFの大ファンというわけではないのですが、『2001年宇宙の旅』『惑星ソラリス』『エイリアン』の3作は非常に知的で、このジャンルの中で際立った大作だと思います。本作には、その流れを汲むものとして惹かれたんです。

真田:
第一に、ダニー・ボイル監督と組めるという点に惹かれました。ただ、数ある過去のSF作品の中で、この作品がどこにどういう形で切り込めるのか、という戸惑いもありました。でも本を読んでみると、壮大なスケール感や重大なミッションを背負っているとか、そういうこととは別に、密室劇としての綿密に練られた面白さ、人間ドラマが凄く魅力的でした。それを監督がどう料理するのか。世界中から集められた乗組員のひとりとして、日本人の船長として、何ができるのか、期待と不安とを両方抱えながら取り組みました。





 ・監督 ダニー・ボイル
 ・出演 キリアン・マーフィ、クリス・エヴァンス、ロース・バーン、
     ミシェル・ヨー、真田広之ほか
 ・公開 4月14日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショー
 ・公式サイト http://www.sunshine2057.jp
 ・ジャンル 洋画

(c)2007 Twentieth Century Fox.
記:林田久美子2007/03/29

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