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『ライラの冒険 黄金の羅針盤』ニコール・キッドマン他、キャスト来日!

そんじょそこらのファンタジーものとは一線を画す超大作『ライラの冒険 黄金の羅針盤』。テンポ感もスケール感もストーリーも一歩抜きんでた感のある本作は、ファンタジーものが飽和状態の映画業界に一石を投じた話題作。公開を記念し、ライラを演じるダコタ・ブルー・リチャーズ、謎の貴婦人役のニコール・キッドマン、そして監督・脚本のクリス・ワイツが来日し、作品への思いを語りました。




Q: ようこそ、日本へ。

ニコール: 妊娠して来日するのは初めてです。こういう形で日本へ来られて、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。

Q: 映画制作はいかがでしたか?

監督: 原作の大ファンでしたので、こうした形で映画にできたことはとても嬉しかったです。
映画化に際しては、適確なトーンを映画に醸しだすことを念頭に置きました。原作者とも何度も話し合いましたし、読者の方々が思い描いていたイメージを壊さないようなキャスティングも心がけました。この映画はヒューマン・エレメント=人間ドラマが一番重要なテーマです。

Q: ライラの好きなところや嫌いなところはありますか?

ダコタ: 反抗心が強かったりワイルドだったり、そんなところがあるライラですが、でもその顔の下には、スイートな少女の面もちゃんとあるんですね。そこが大好きです。実際に怖いと感じてしまっても、勇敢に振舞う…そんなところが好きです。

Q: 数々の映画出演のオファーが来ていると思いますが、なぜこの作品に出演を決めたのでしょうか?

ニコール: 以前からこのお話自体がとても好きでした。小さな少女…いえ、「若い女性」が主人公を演じるというのは珍しいことだと思います。そして、少女と貴婦人という重要な2つの役が“女性”ということがとても魅力的だと思いました。テーマ性も強いですしね。


Q: ニコールさんに憧れる少女たちは多いと思いますが、彼女たちへのアドバイスをお願いします。

ニコール: 周りから「あなたにはできない」などと言われても、そんな言葉は聞かないように。
というのは、私も若い頃に散々そういうことを言われてきました。「あなたは女優になるには背が高すぎる」ですとか、「オーストラリアに住んでいるとチャンスがなかなかない」ですとか、「映画業界は狭いとこめだから、とてもそんなキャリアを築くことはできないだろう」とも。
でも、私の中には大きな情熱がありました。それが必要なものだと思うんです。ダコタの中にもそういう情熱が見受けられます。いろんなところで断られたり批判を受けたりしても、それに耐えていける強さ。そして、有名になるとついてくる名声などがあったとしても、自分の核となるものを持っていることが非常に大切です。芸術家としての演技に対する情熱を常に持つこと…それが自分の動機でないといけないと思います。そうでなかったらやめたほうがいいです。その情熱を持っているのだったらとことんやって、その目的を達成して欲しいです。

Q: (CG撮影のための)グリーンスクリーンでの演技は大変でしたか?

ダコタ: 幼いころから想像上の何かと遊ぶような子どもではなかったんです。
リアルなものしか信じていないタイプでしたので、想像力をフルに使って演技しました。

ニコール: 私は想像の世界に遊ぶのがとても好きなんです。
演技を始めたのも、実際に存在しないものなど、常にいろんなことを想像しながら生きていくことが大好きで得意だったからです。日常生活を送るうえでは支障があるものかもしれませんが、役者にとってはとても役立つものです。
また、撮影現場では、リラックスしつつ集中するという術を身につけていますし、監督も私のことを導いてくれますし。目の前に何かがあっても、またはなくても、何かを信じて演じるというのは大切なことですし。


Q: いちばん好きなシーンを教えてください。

監督: 後半の、ダコタとニコールの2人だけのシーンです。それまでのいろいろな謎が解き明かされる、とても緊迫してエモーショナルなシーンです。
そのシーンは特撮や喋る動物に頼っているわけでなく、俳優だけのシーンなんですね。今でも思い出すとニヤニヤしてしまうんですが…世界の最高峰の女優であるニコールと、初めて映画に出演するダコタが2人だけでやっている。この2人の女優の演技力だけでもっているシーンなんです。僕はこれをとても誇りに思っています。他の特撮シーンもとても素晴らしいですが、それよりも僕はこのシーンを誇りに思っています。
特撮シーンよりも、こうした俳優だけのシーンを撮るほうが遥かに難しいことだと実感しています。

ダコタ: 他の子供たちと一緒に登場するシーンが気に入っています。ライラが持つ“子ども”の側面が見られるからです。

ニコール: 私は鎧グマの戦いが好きです。ワーオ! どうやってあれを作ったんだろう? と思えてしまうからです。


この日のニコールの衣装は全部プラダ。少し膨らんだお腹をワザと見せるような黒のシースルーのドレスがバッチリ決まっていました。さすが大女優!
でも少し気になったことがあります。私たちカメラマンは、来日した3人がいる記者会見場とは別の会場で、会見の模様をモニター画面で見ていました。で、ことあるごとにそのモニター画面にはニコールのお腹だけが大アップで映し出されていたんです。顔も映さず、お腹“だけ”って…!? 間違いならとんでもない大マヌケだし、ワザとだったら失礼極まりない! たとえ私たちカメラマンしかその画面を見ないとしても、せっかく3年ぶりに来日してくれたハリウッド女優にその仕打ちはないんじゃない? 同じ女性として、ちょっと憤慨してしまった会見でした。




 ・監督/脚本:クリス・ワイツ
 ・原作:フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤()』
 ・出演:ニコール・キッドマン、サム・エリオット、エヴァ・グリーン、
     ダコタ・ブルー・リチャーズ、ダニエル・クレイグ
 ・公開:3/1(土)、丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー
 ・公式サイト:http://lyra.gyao.jp
 ・ジャンル:洋画


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記:林田久美子2008/03/03

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