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「おもいでリスト」にエントリー確実、公開前の話題の映画。懐かしいシーンの掘り起こし。「独断と偏見」「愛と思い込み」をこめてお届け。
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末期ガンで余命6ヶ月。でも、棺おけに後悔は持ち込まない!死ぬ前にやっておきたいことを書き出した“棺おけリスト(バケット・リスト)”が、勤勉実直な自動車整備工と大金持ちの豪腕実業家を結びつけた…。主演のジャック・ニコルソンが来日し、本作への思いを語りました。

| ニコルソン |
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まずロブ・ライナー監督ですが、『ア・フュー・グッドメン』という作品でご一緒したこともあって、今回も仕事をしたいと思いました。
モーガン・フリーマンとは1970年代初期、まだ僕らが若くてワイルドだった頃から知っていたし、ずっと仕事がしたいと思っていて…彼が今回参加しているということ、そして脚本が素晴らしかったので、すぐに決めました。 |
| Q |
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これからの人生で共演したい俳優、仕事がしたい監督はいますか? |
| ニコルソン |
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この仕事を始めてから、優秀な監督たちと組んで仕事をしてきました。これから先も、彼らと仕事をしたいと思うほど、素敵な人ばかりだった。共演したい俳優は大勢いすぎてリストが作れない。ただ監督もやっている親友ショーン・ペンとは一度、共演したいと思っています。
あと、絶対この質問は出ると思うんですが(笑)、棺おけリストに何を書きたいか?ということについては聞かれる前に言っておきます。こういうリストは作ったことがないんですが、私にとってのリストというのはシャツをクリーニングに出したりとか靴を取り込んでおいたりとか、そういうことなんですね。
以前に1回その質問に答えたときに、ロブ・ライナー監督が気に入った答えなんですが、たぶん私の年代の人は誰でも考えると思いますが「大きなロマンスをもう1度体験したい」、これはリストに載せたいですね。今日もシャワーを浴びるときも考えていたんですが、政治的な希望、例えばイスラムの中東問題が早く解決してほしいなどいっぱいありますが、私にはそれをコントロールすることができない。だからもっと具体的なこと、子供がちゃんと卒業できることなどをリストに載せると思います。リストを作っていたら答えがもう少し短くなっていたかもしれないな(笑)。 |
| Q |
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役に取り組むときにどう準備していますか? それから、なぜテレビのインタビューを受けないのでしょうか?
(この質問はTBSテレビ「王様のブランチ」のLilicoさん) |
| ニコルソン |
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役作りの準備についてですが、まず最初に脚本をしっかりと読み込んで分析していきます。
これだけ長く俳優をやっていると文献などでリサーチして勉強するよりも、自分で役に入り込むこと、そして何より脚本に書かれていることを自分で掘り下げてふくらましていく作業こそが大事です。スタニスラフスキーがよく言っていることですが、いちばん最初に本を読む時がいちばん大事なんです。潜在意識の中にキャラクター自身の印象や人生が入り込むんです。
それからテレビのインタビューを受けないことについては、プロフェッショナルな理由があります。演技をするときに、テレビでインタビューを受けてみなさんが私のことを知り過ぎてしまうと、いろんな意味でその人物(役柄)を信じられなくなったりするわけです。私の仕事がやりにくくなるんです。本当はテレビの仕事はやりたいんです、しゃべるのは大好きなので。 |
| Q |
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ニコルソン流の生き方を一言でいうなら? また、天国に1本映画を持っていけるとしたら何を持っていきますか? |
| ニコルソン |
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私のライフスタイルというのは、その日暮らしというか、瞬間瞬間を生きているんですね。私は恵まれていると思うし、とてもいい人生をおくっていると思う。主人公のように最後どういうことをしたいか考えるが、それを語ることはないが、カジュアルなスタイルで生きています。
実は私は引っ越したことがなく、最初に買った家にずっと住んでいるんです。とてもラッキーな人生だったと思うし、女性も大好きでまあまあ好かれていると思います。
天国に持っていく映画は選ぶのがとても大変ですね。歳をとるとともに好みも変わっていきますが、『ゲームの法則』『パームビーチ・ストーリー』の2本が好きです。西部劇もいろいろ好きですし、また、日本にいるから言うのではないですが、黒澤明の『蜘蛛巣城』は大好きな映画です。でも選んでいるとリタ・ヘイワーズやマリリン・モンローも入っていないじゃないか! と思うと、リストって作っちゃダメなんだなと思います。 |
| Q |
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最も面白かったシーンは? 若者たちに「これだけはやっておけ」というメッセージはありますか? |
| ニコルソン |
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アドバイスというのは歓迎されないものなので、あまりしたくないですね。
印象的だったシーンですが、フランスの有名レストランでの食事、あれは素晴らしかったです。 |
| Q |
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映画のシーンにちなんでの質問ですが、これまでの人生で最高のキスはどんなシチュエーションのものでしたか? |
| ニコルソン |
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たくさんあるよ(笑、そして会場から大きな拍手)。監督は私を脚本の段階から参加させてくれたんだ。とても嬉しかったことがあるんだけど、フリーマンが「世界一の美女とキスをする」と書いたときに、彼が「どうやってやるつもり?」って聞くので僕は「ボリューム、数だよ」と答えたんだ。そうやってウィットに富んだセリフが入れられるのはとてもいい脚本だと思う。
これの邦題はなんて言うの?(通訳が『最高の人生の見つけ方』を直訳)海外では原題の『BUCKET LIST』がそのまま使えないケースが多いんです。僕も最初にこの題名を聞いたときは曖昧だと思ったよ、映画の中でも説明がされているくらいでね。海外にいくといろいろな名前がつけられている。でも今、アメリカの政治家たちも「僕のBUCKET LISTはこれこれこうだよ」と公言してるくらいポピュラーなもの。黒澤明の『羅生門』もそのままで充分通用する言葉になっている。だから私は映画のタイトルを変えるのには反対なんです。でもこれは私の仕事ではないけどね(笑)。 |
| Q |
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主人公に共感した部分はありますか? 共演のモーガン・フリーマンとのディスカッションについてもお聞かせください。 |
| ニコルソン |
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フリーマンと私は2人ともプロフェッショナルでやってきているし、短気になってイライラする事も一切なく、彼とはこれまでも常に楽しい時間を過ごしてきました。それに役柄が我々に合っている気がしたので、撮影も早く進んだんです。1〜3テイクくらいで非常にスムーズに進み、働きやすい仕事でした。一生懸命になりすぎず、仕事がすーっとうまくいく感じが時々あるんですが、今回がまさにそうでした。
映画は生と死、信念や宗教的なこと、価値観など人生の基本的なことを扱っていますが、監督とフリーマン、そして私はそれぞれ違う意見を持っていて、そのへんのバランスをとり、3人の意見をまとめることが大事でした。例えば信念について、私は自分の気持ちを正直に表している部分が多々あります。監督と私がセリフを作っていくわけですが、急にフリーマンのセリフを当日に変更するのは大変困難なことで、撮影前に監督と話し合う場合は、その前に必ずフリーマンとの話し合いの機会をもうけました。 |
| Q |
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最高のジャック・ニコルソンは、最新作の中にいますか、過去のアカデミー賞作品にいますか、それともプライベートの中にいますか?
(この質問はフジTV「めざましテレビ」の軽部アナ) |
| ニコルソン |
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当然プライベートがベストと思っていますよ。
実は母親から(笑)、記者会見については絶対にこれをやってはいけないことというのを2つ言われています。「自分を褒めることはダメ」「比較をしてはダメ」。私のやってきた映画をみなさんに気に入ってもらえるのが光栄なことで、自分の今までの映画は全部好きです。とても幸せな人生でしたし、子供や孫にも恵まれ、ある程度成功も手にし、映画界でいい人間関係を築いてきました。とても楽しかったし、「また君と仕事をしたい」と言ってもらえるのが嬉しい。
1つだけ自分を褒めるとすれば、今までワーナー・ブラザース映画が観客に対して行っているリサーチの中で、本作は2番目に好評価を受けた映画。とても誇りに思います。観客がどう思うかはとても大事だし、嬉しいこと。
あ、自分の映画を褒めちゃった。お母さん許してください(笑)。 |
今回はテレビインタビューを一切受けなかったらしく、通常では単独でインタビューをされるであろうテレビのコメンテイターやアナウンサーが、他の記者たちに混じって挙手で質問していました。
先の質問の回答にもあったとおり、自分の仕事のためにそうした姿勢を貫き通す姿からは、俳優という仕事に対する強い信念が窺えました。そして日本の慣習に習ってか、しきりにおじぎする姿はとってもキュート。貫禄があると同時に、可愛らしい一面も持ち合わせている…ニコルソンの人気の秘密を垣間見た気がしました。
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・監督・製作 ロブ・ライナー
・出演:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、
ロブ・モロー、ビバリー・トッド
・公開:5月10日(土)丸の内ピカデリー2他 全国ロードショー
・公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/bucketlist/
・ジャンル:洋画
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