はいコチラ、酔っぱライ部

安いサンダルでヤケ酒を

2012 / 06 / 19

先日、通っているフィットネスクラブから封書が届きました。開封してみると「入館システム変更のお知らせ」と書いてある。これまでクロークで会員証を提示してロッカー用のカードとタオルをもらって入館していたのが、あの駅で使うICカード(パスモとかスイカとか)の類で「ピ!」、とゲートを通るような方式になるらしい。タオルは自分で棚から取るんだそうです。正直、ちょっと「つまんないな」と思いました。これまで受付のカウンターで人つてに手渡されていたものが「機械」になっちゃうんですからね。
というのも、それとなく見ていると年配の方々は受付で「よしなしごと」を係の人と話すのがずいぶん楽しそう見えていたから。中には入退館時にずいぶんな長話をする方もいて、それは向こうにしてみればもしかしたら「メンドクサイ」ことだったかもしれないけれど、そこで少しだけ話すことを期待していた人も多かったと思うんです。ストレスをそこで解消しようとしていたかもしれない。それが「ピ!」になっちゃう。なんだか「街の商店街」が大手チェーン店ばかりがお決まりの文句で応対する「ショッピング・コンプレックス」になるような印象です。
ご存じの通りのこの不況、おそらくは経営上の「無駄の削減」なんでしょう。でも本音を言えば、ここを踏ん張って「人と人とが直接接触するシステム」をたとえこれまで二人だったのを一人にしたりしても、存続するべきだったんじゃないかと思うんですよ。言っても詮無いことですが、話し好きの方々の行き場が他にできますように。と、これは「入ってから帰るまでひと言も話さないことが多いタイプの会員」からの遠いつぶやきでありますが。

ところでもう何年にもなりますが、とある落語会のお手伝いで「モギリ」をしています。切符のデザインもしているので「チケ担当」になっちゃった。で、そのモギリをする際、お客様一人一人に声をかけるわけです。や、それほどむつかしいことを言っているわけじゃありません。「いらっしゃいませ」とか「ごゆっくりどうぞ」とか「お待たせしました」とかそんなもんです。
ご常連の方には「いつもありがとうございます」くらいのことは言いますが、いずれにせよたいした文句じゃない。時間にしてもおそらく数秒のことでしょう。でもその数秒で何となく目と目で会話したり、なんとなく「交歓」するんですね。感じ合う。おそらくお客様の方でも何か感じてるんじゃないかと思います。「あ、コイツ二日酔いだな」とか「仕事終わってないな」とかそんなことでしょうけども。
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なんにせよそれがどれくらいの深さがあるかと言われればそれほど深くはないでしょう。ただそれはやってみるとわかるんですが、ずっとやっているとけっこうなことまで感じ合ってるんじゃないかと思えるフシがあるんですね。うっすらですけれど、その方の「機嫌」くらいはわかるようになる。「感じる」こちら側のセンサーが働いているというよりも、その方の「機嫌」の電磁波というか、波動が発せられているように思えるわけで、「なんだよこんなに待たせやがって」、とか「今日も楽しみにしてま?す」とか、そういう体から出している「気」、それを感じる。「気」の力ってすごいな、と思う瞬間でもあります。

歳を重ねると、次第に「他者」との接触が少なくなり、人の体温や手触りを感じる機会が減るせいで、それが「老化の促進」につながるという話も聞きます。そんな現象を身近に持つ昨今、せめて「通いのジムでタオルを手渡される」類のことくらい、なにか大切にされてもいいような気にもなったのが、冒頭申しあげた出来事だったのであります。

そういや最近、スーパーやコンビニで「お釣り」を渡されるときに「ありがとうございました」といいながら両手で包むように手渡された経験、ありませんか? あれね、そういう指導をされているんでしょうけども、そうとわかっていてもそれがちょっとカワイイ娘だったりなんかするとそれだけで悪い気はしない、むしろ気分が上向いたりする。
でもそんなときに限ってバスケットの中にあるのが「賞味期限切れ寸前につき3割引の国産豚切り落とし」だったり「磯部巻せんべい・割引カードで20円引き」だったりして、少しだけ「どうしてなの 今日に限って 安いサンダルはいてた」(by松任谷由実)な気分になるんですが、それって僕だけですか。そうですか。でも「土日はポイント5倍」のカードの提示は忘れなかったので「アイコ」ってことでひとつ(何が)。

そんなハスッパ気分の時にはこちらも「閉店間際安売りノルウェー産塩鮭」と「週末特別価格・クリームチーズ」を使って「サーモンのクリームソースがけ」でヤケ白ワインをあおってGO。











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