はいコチラ、酔っぱライ部

Tシャツ的人生

2013 / 06 / 18

梅雨。さすがに蒸し暑くなってきました。今年もTシャツの季節到来です。
個人的に初夏から初秋にかけてはだいた猛暑期間にタンクトップで過ごす以外、たいていTシャツ一丁なので、ともかく消耗がはげしい。

いつも常備している10〜15枚くらいの中からとっかえひっかえ着るわけだけど、300円から500円くらいの安いワゴンセール(ご賢察の通り主にユニ●ロですが)に気に入ったデザインを見つけるとついつい手にしてしまう。年に2〜3枚が引退してゆき、3〜4枚が新人として導入される感じです。平均寿命は3年、といったところか。

新規導入のほうが1枚多いのは、ときおりデザインや生地の感じに「スカ」がある(特にネット通販のバーゲンで買った場合に多い)からで、「いいかも」と思って買ったものが着てみたらガッカリだった、なんてことがあるからだ。

そういうのはパジャマ代わりにしたり妻の部屋着になったり、あるいはジムのトレーニング・ウエアにしたりします。ちょっとくたびれたTシャツって汗をよく吸うからトレーニング・ウエアとしてはいいんだよね。

ちなみに引退後のTシャツ達は切り刻まれてカー・ウォッシュ用のウエスや雑巾に変身。最後まで使われて彼らもさぞや本望(?)でありましょう。

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今回は「玉ねぎサーモン」をどうぞ。
マヨと鮭、合いますよね

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そういうわけで生まれてこのかたを「学生の延長線上」のようなファッションで過ごしている人生なので、ともかくTシャツの歴史が長い。中でも気に入ったものは「殿堂入り」と称して防虫剤を入れた衣裳ケースに保管してあります。

一部をご紹介。着たおしたのでクシャクシャで失礼。
アイロンかける時間ありませんでした。

d20130618_pic1ex.jpg
(左)1992年にNYでブルーマンを見たときに買ったもの。青いキス・マークつき(笑)
(中)1983年に梱包芸術家クリスト氏がアメリカのマイアミに作品を設置した際のもの。マイアミくんだりまで出かけて買いました
(右)レオン・ラッセル1991年来日の時、会場で買ったもの
 
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(左)これは貰い物。2001年東京JAZZ祭のオフィシャルTシャツ。
(右)アル・ジャロウのサイン入り 着られない……(哀)
 
古いイベントのもの。すでに解散してしまったロック・バンドのもの、あるいはデザインが秀逸なものなど、数はそう多くないけれど、ときどき引っ張りだしてもう一度着てみたりする。するとその当時のことをちょっと思い出しておもしろいですね。

その昔、西海岸を旅行した姉からお土産としてもらったTシャツをずいぶん後になって自分でNYに滞在したときに街で着ていたらブラックの男性に

「おい、そのTシャツどうしたんだい。懐かしいなぁ。オレそこで働いてたんだよ」

と言われたこともありました。なんだか嬉しかったな。Tシャツに歴史アリ。なかなか面白いもんです。

d20130618_pic1.jpg
これがそのTシャツ。西海岸にあったレコード店だそうです

Tシャツを選ぶ規準と言えばロゴ、カラー、デザインが主になるのはご存じの通り。
シャツやジャケットだと試せないような色でも気軽に選んで楽しめるのも強みです。

外国ではいろんなメッセージを盛り込んだロゴ・デザインのものもあるようだけど、日本はあまり見かけない。たまにあってもお世辞にもあまりいいデザインとは言えないものもあって、せっかく作ったのにもったいないなぁ、と思うこともしばしば。

「漢字+平仮名+絵」でかっこよくデザインするのってあんがい難しいんだよね。近頃は手軽にTシャツ・プリントができるようになって、あまりデザインに詳しくない人でもPCで画像を加工して適当に作ったりするからなかなかいいものにならないような気がします。もちろんそういうのでもすごく上手に作る人はいるんだけどね、でも皆さん、「餅は餅屋」ですよ。デザイナーとイラストレーターをもっと大切に。

公共広告機構からのお知らせでした(嘘)。

ところで今月に入ってちょっと驚くようなTシャツを散見して疑問に思ったことがあって、その件なんですけども。
 


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先日の帰宅しようと乗った電車内。ふと横を見ると50がらみの女性が立っている。羽織っているサマー・セーターの胸元に見えるTシャツの柄に目をやると
 

「アイアン・メイデン」
 

のアルバムジャケ・イラスト<これ↓>

d20130618_pic10.jpg しかも色が白茶けている上にビニール・プリントの宿命か、プリントがひび割れてきているのでけっこう着込んでいるのがわかる。

あの〜、こう言っちゃなんですけど、そういう系統の音楽を聴いている方には見えないんですよ。ま、いいですよね。好きずきだ。聴く音楽の種類と容貌がシンクロしなきゃいけない理由なんてひとつもない。

そして翌朝に仕事場へ向かう車中、途中で乗り込んできた大学生と思しき2人とも細身のカップルもそうだった。

男の子はショートカットのヘアにTシャツとストレートジーンズ。黒いレザー・シューズを履いて眼鏡をかけている。セミロング・ヘアの女の子は、というとブルー・コンピの半袖チュニックにジーンズ・レギンスを履いて足許は黒い皮のローファー、ごくごく普通の「健全」な大学生のカップルです。しかし、だ。男の子のきているTシャツの柄が
 

「ブラック・サバス」



しかもトニー・アイオミとオジー・オズボーンがいる初期のオリジナル時代の柄<これ↓>だよ。


d20130618_pic9.jpg ううむ。いまどき初期サバスを聴く大学生。どういうこと?
そんなことを思いながら目的の駅について仕事場へ向かって歩いていると、自転車(ほぼママチャリ)に乗った中年男性。比較的お腹のせり出した上半身、白地に描かれた見慣れたロゴは
 

「AC/DC」<これ↓>
d20130618_pic8.jpg

うううううううううむ! もしかして「ハード・ロック(メタル含む)ブーム」、来てますか? ちょっと年配の人だけなら昔から聴き続けて今も、ということになるなんだろうけど、大学生も着ているとなると、マジでちょっと「来て」いるのかもしれない。Tシャツから見る流行の傾向。ひょっとしてそんな切り口があっても面白そうだ。

そういえば80は過ぎていようかと思われるお爺ちゃんやお婆ちゃんがR.ストーンズのTシャツを着ていたりするとあんがい微笑ましいですよね。細身のお爺ちゃんなら見ようによってはキース・リチャーズみたいに見えることだってあるかもしれない。
あるいはザックリと大きめのを着てストレートジーンズとワークブーツを合わせてアメリカ南部風に着たってよろしい。Tシャツが似合うお年寄り、けっこう憧れます。

スーツ側とTシャツ側、どちらに立つかと問われれば断然Tシャツ側。まぁ普段スーツしか着ない人がたまの休日にTシャツ着たりするとなんだかしっくり来ないのと同じで、こちらも冠婚葬祭でスーツを着たりすると「借りてきた猫」っていうか、「七五三」(さすがにそれぁフトイかw)みたいになっちゃってなんだかぎこちない。それはそれ。まぁTシャツ程度のカジュアルで軽い人生だと思ってあきらめております。

 

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ちなみにワゴンでTシャツを探すとき、あまり気にしなくてすむのがサイズ。幸か不幸かSも着られるのでS〜XL(大は小を兼ねる)、どれでもOK。経済サイズな体型でよかった(笑)。

ただ最近ユ●クロさんのTシャツ、シリーズでサイズがちょっと違っていたりするんですよね。まれにSが着られないシリーズがあったりする。生地も10年ほど前のもの(未だ現役)と比べると薄くなっていたりして、基本的に値段(バーゲン前の正価)は同じなので実質「経費削減」してるようにも思えたりします。

その辺、どうぞちゃんとした生地を使ってサイズも統一した商品の開発を望む。デザインはけっこういいのが多いですからね、がんばってください、と関係各方面にお願いして今回はこの辺で。

今回のレシピは「玉ねぎサーモン」。
第10回で書いた「鮭マヨ・ディップ」の変形版です。玉ねぎの切り方を変えて一品料理にしました。ちょっとローズ・ペッパーを乗せてね。白ワインでも日本酒でもOKです。

d20130618_pic11.jpg てなわけでまた次回。おお、次回はもう7月。梅雨明けしてるかな。

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