はいコチラ、酔っぱライ部

筵(むしろ)の座り心地

2013 / 09 / 10

その昔「マーフィーの法則」というのがあった。ネガティブな意味で「〜すると〜が起こる」とかいうヤツ。有名なのは「車を洗うと雨が降る」ってのでしたか。ずいぶん流行りました。

考えてみれば雨なんていつか降るものだから、洗車後に雨が降るなんてことはざらにありそうだけど、問題はその「タイム・ラグ」で、「洗車終了するやいなやの雨」はさすがに堪(こた)えると見えて、こんな「法則」まで作り出した。洗車終了から雨までの時間が短いほど「ショック」が大きいので印象深くなる、ひいては「誰にでも身に覚えのある」ことの類いになるんだろう。

とはいえ僕にも身に覚えがありますですね。たくさんあるぞ。

・窓を磨くと台風が来る
・掃除機を片付けたとたんにホコリがたまっているところが見つかる
・オムレツを作りたくなると牛乳がない
・PCの電源を落としたとたんに書かなければならないメールを思い出す
・湯船に浸かったとたんにバスタオルを出していなかったことに気づく
・洗濯終了直後に別の洗濯物発見
……etc.etc.

まぁ全体に「残念な感じ」の事象が多いですわね。だからこそ覚えているんだろうけど。
なんなんだろうなぁ。けっきょくは「自分の判断ミス」ということに尽きるんでしょう。
で、先日もそういうことをやっちゃった。

印刷誤発注。

いやはや、落ち込んだ落ち込んだ。

d20130910_pic1.jpg
シンプルですが“味しめじ”の魅力爆発な「しめじポン酢」

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内容はという某落語定期公演、8月末に開かれた会で販売する次回、「11月公演用の前売り切符」。印刷上がりが公演前日というギリギリの進行で、もう絶対失敗は許されない。そういう時に限ってこういうことをしてしまうわけで。

印刷上がり前一週間という入稿の時のこと、送信しなければいけない「11月公演用」のチケット・データの代わりに、誤って5ヶ月前すでに一度印刷した「8月チケット」のデータを送っちゃった。

しかも普段なら毎度印刷している業者さんのこととて「前回の印刷見本」が手元にあるので気づいてもらえそうなもの。ところがとある事情によりこのほど印刷所が変わって今回が初めての発注。なので「前回分データ」も「見本」もないので比べようがない。そのうえ初めての発注で「意思の疎通」もあまり上手く行っていなかったことも加わってそんなことになってしまったというわけ。

ま、こういう大きなミスって普段ならいくつも敷かれているはずのフェイル・セーフをいくつもくぐり抜けて事故に至るんだな、とあらためて思い知らされます。

原因を列挙するとこういうことになる。

・デザインあがりが発注ギリギリ
・いつもヒマなのにこの時に限って超多忙
・データ誤送信
・今回、印刷担当会社が変更
・そのため印刷当事者に前回のサンプルがない
・したがって誤送信を認識するすべがない

「誤発注」完成。

もちろんこれは「自分の誤送信」が原因で起こったこと。100%、責任は僕にあるとはわかっているのだが、どうにも釈然としない。聞けば受注を差配する人もデータを受け取ったときに

「8月31日に売るのに『8月31日の切符』ってヘンだねー、って」(呑気)

思っていたとか。頼む。「ヘンだ」と思ったら言ってくれ。電話1本するだけでいい。
ここで「マーフィー君」の登場だ。

・こういうときに限って誤送信
・こういうときに限って新担当
・こういうときに限って新業者
・こういうときに限って超多忙

言い訳はできませんですね(してますけど)。

刷り直すのも時間的に不可能。けっきょく先日の会の開場前にスタッフ全員が手分けをして手書きでチケットに期日の修正をしてくれたそうです。かたじけない、申し訳ない。お詫びのしようもございません。あうあう。哀しい出来事でした。

 

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というわけで「その時に限って」ということ、よくあります。

・出かける直前に限って失せもの
・ゴミ収集休業直前の収集日に限って寝坊
・締め切り直前の時に限って誤動作でデータ消去
・妻の機嫌が悪いときに限って大酔っぱらい
・急いでいるときに限ってエレベーターが最上階

はい。すべて自分が悪いのです。しかしやっちゃうんだな。これを「悪循環」という。
でもそういう失敗を繰り返してシステムを見直すようになるんですね。

今回の件についても「あーこういう風にしておくべきだった」という修正案はあって、それを適用して以後さらに気をつけようとは思っています。でも絶対やっちゃうんだな。

「失敗したっていいじゃないか、人間だもの」

よくないです。

ところで、スタッフの人達のおかげで当面の問題は回避できたものの、じつはこれから起こる気がかりなことがもうひとつあって、それは次回の会が開かれたとき、僕が「モギリをする役目」ということである。おおよそ300人弱。そのお客さんが手にしている切符の半券を切るのだ。半分は妻が切ることになるはずだからおよそ150人分。

ということはですよ、自分が犯したミスの結果を150回見ることになるわけですね。否応なく。コレはたまらない。「お白砂の筵(むしろ)の上」といえばまだいい。まさに「針の筵」という感じ。今から気が重いであります。

そんなときには「逆マーフィー」のことを思い出して心の平安を。

・妙に電車の乗り継ぎがいい
・「こういう仕事がしたい」と思っていた仕事到来
・買おうと思っていたものがその日の特売品

そういう日もあります。どういうわけか上手く行っちゃう日。
そんなこともなきゃやってられませんけどね。

てなわけで今回の「かんたんレシピ」は特売だった「ぶなしめじ」で「ポン酢しめじ」。
かんたんで安旨。秋の気配の感じられる今日この頃、「香り松茸・味しめじ」の後者はもちろん「常温」の日本酒で。

d20130910_pic2.jpg しかし、その「超多忙」で思い出しましたけどね。「並行して進行する仕事の臨界点」って僕の場合「6本」が限界なんですよ。

それぞれたいして大きな案件でなくてもそれなりに細かく気を配らなければならないことはたくさんあるわけで、大小にかかわらず「7本以上」になると必ずなにかミスをする。

そういえば同じような状況で前回「やらかした」のも件の「落語会チラシ」だった!
師匠、ごめん(平謝り)。堪忍ね。と、あらためて謝ったところで怒られないうちに今回はコレギリ。

次回の更新は9月24日の予定です。


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