ikkieの音楽総研

第153回 洋楽編 MEGADETH ――カリスマ、デイヴが率いるスラッシュ四天王の一角......新メンバー加入でさらなる飛躍!

2016 / 04 / 12

早いもので、いつの間にか4月も半ばですねえ。東京では桜もだいぶ散って、ようやく暖かくなりそうな気配がしてきました。花粉も落ち着いてきたかな。さて、今回の音楽総研は今年に入って新メンバーを迎えてのニューアルバム が発売されたMEGADETH! MEGADETHは、METALLICASLAYER ANTHRAX の3バンドとともにスラッシュメタル・ビッグ4と呼ばれ、世界中のヘヴィメタルファンから絶大な支持を受けているバンドです。

2016megadeth.jpgMEGADETHはデビュー前のMETALLICAのギタリストだったデイヴ・ムステイン(Vo,G)と、デイヴィッド・エレフソン(B)を中心に結成され、85年にデビュー。デイヴの腕の故障により一時解散していた時期はあるものの、現在も第一線で活動を続けています(アルバムセールスはトータルで5000万枚超え!)。スピーディかつヘヴィなスラッシュメタルサウンドに加えて、テクニカルで複雑な楽曲が多く、活動初期には自らをインテレクチュアル(知的な)スラッシュメタルと称していました。ただ、彼らは長いバンドの歴史のなかで少なからず音楽性を変えており、現在はインテレクチュアル・スラッシュメタルというカテゴリを超えて、より広い意味でのヘヴィメタルをプレイしていると言えるかな。それでも、いつの時代の楽曲にもテクニカルなパートがあって、それは間違いなく彼らの魅力のひとつ。MEGADETHは何度もメンバーチェンジを繰り返しているんだけど、そのテクニカルな楽曲をプレイするためにテクニシャンが揃っていて、とくにデイヴとギターソロを分け合うもうひとりのギタリストには、マーティ・フリードマン をはじめ、必ずギターヒーローと呼ばれるタイプの凄腕がいるのも特筆しておきたいところ。

しかし、MEGADETHのいちばんの魅力は、デイヴ・ムステインその人だと言っていい。MEGADETHの楽曲はそのほとんどがデイヴのペンによるものだし、シニカルで冷徹な響きのある癖の強いヴォーカルや、独自の視点で書かれた歌詞がMEGADETHの個性を決定付けている。確かなテクニックに裏付けされた攻撃的なギターも素晴らしい。そして、それに加えて、あの強烈なカリスマ性! デイヴの存在そのものに魅了されているファンも多いんじゃないかな。デイヴはアルコールやドラッグで何度も問題を起こしていて(現在はどちらも止めているとのこと)、METALLICAからの脱退も、活動初期のメンバーチェンジにもその問題が絡んでいたと聞く。エキセントリックな言動にはアルコールやドラッグの影響があったんだろうし、当事者にすれば大きな問題だろうけど、外野から見るぶんには表現者ならではの魅力として映る場合もあるよね。MÖTLEY CRÜEニッキー・シックスにも通ずるような、狂気を孕んだ繊細さと知性をあわせもったデイヴは、フロントマンとして十分すぎるほどカッコ良かった。

『In My Darkest Hours』
 初期の代表曲。映画『ザ・メタル・イヤーズ』に使われた映像です。
擬似ライヴとはいえ、この映像は衝撃的だったなあ。
実は、この曲を聴くまではさほどMEGADETHに興味がなかったんだけど、
この緊張感溢れる演奏を聴いてファンになりました。
 


もちろんデイヴ以外のメンバーに魅力がないということではなく、歴代のリズムセクションはテクニカルかつアグレッシヴなプレイで常にMEGADETHの土台をどっしりと支えていたし、先に書いたようにギタリスト達は凄腕揃い。そして、その中ではやはりマーティ・フリードマンが凄かった。和風……というか、オリエンタルだったりエキゾチックだったりするマーティのギターは他の誰とも似ておらず、それはMEGADETHの新しい個性になったし、よりメロディアスな楽曲が増えることにもなった。ヘヴィメタルバンドにとっては諸刃の剣とはいえ、結果的にはキャッチーさも増し、マーティが参加した2枚目のアルバム が全米2位を記録するなど、バンドのさらなる成功に大いに貢献。ドラマーのニック・メンザも含め全員に華があったし、この当時のメンバーがベストとするファンも多い。

『Tornado of Souls』
 マーティ在籍時代のライヴ映像から。
複雑なリフを弾きながら平然と歌うデイヴに唖然としたっけ。
そしてマーティがやっぱり凄い。
メンバーのルックスもこのころが一番カッコいいかも。
 


マーティ脱退以降もそれぞれに個性的な実力者が在籍していて、とくにクリス・ブロデリック は歴代のギタリストの中でも最高のテクニックの持ち主との評判だったけど、残念ながら2014年に脱退してしまう。後任にはさまざまな噂が流れるなか、ANGRA のブラジル人ギタリスト、キコ・ルーレイロ が加入。キコはANGRAの中心人物の一人だったから、MEGADETHに加入したのにはかなり驚いたけど、考えてみれば、キコのテクニカルかつドラマティックなスタイルはMEGADETHにピッタリ。そして、キコにはマーティ以降のギタリストの中でいちばんギターヒーロー然としたオーラがある。久しぶりにマーティがいた頃のようなスター性をメンバー全員から感じるし、これは期待しちゃうよね。

キコとLAMB OF GOD のドラマーのクリス・アドラーが参加した新作は、そのメンツからくる期待に違わず充実した内容で、彼らが参加したライヴの評判も上々のようだ。MEGADETHの全盛期はこれからやってくるのかもしれない!

『Dystopia』
 ニューアルバムのタイトルトラック。
キコはまだまだ大人しいかな?
マーティ時代の楽曲を思い出します。
 












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