ikkieの音楽総研

第163回 洋楽編 CHEAP TRICK ―― 色とりどり、魔法のようなメロディ

2016 / 08 / 30

大いに盛り上がったオリンピックも終わり、気が付けば8月もあと少し。俺の住んでいる東京ではまだまだ暑い日が続いているけど、暗くなると少し肌寒いくらいです。もう秋になっちゃうのかなあ。暑い夏は苦手なのに、いざ終わるとなるとちょっと寂しくなるのはどうしてなんでしょう……。さて、今回は11月に日本で初めて開催されるクラシックロックアワード への出演と、単独ライヴが決まっているCHEAP TRICK をご紹介! 70年代から活動しているCHEAP TRICKは、世代を超えた世界中のファンから現在も支持を集めている伝説的なバンドです。

cheaptrick.jpg CHEAP TRICKは、ロビン・ザンダー(Vo)、リック・ニールセン(G)、トム・ピーターソン(B)、バン・E・カルロス(Dr)の4人のメンバーで77年にデビュー したアメリカのパワーポップバンド。デビュー当時は本国での人気は今ひとつだったようだけど、ここ日本では、彼らのポップでキャッチーな楽曲と、漫画の登場人物のようなメンバーのキャラクターで女性を中心に大人気でした。彼ら以外にもQUEENBON JOVIMR.BIG……と、日本から人気に火がついたバンドはたくさんいるし、日本人の新人バンド発掘のセンス(特に女性の)は自慢してもいいんじゃないかな。そして、サードアルバム までは日本以外ではセールスが振るわなかった彼らも、78年に日本武道館でのライヴの模様を収録した『Cheap Trick at Budokan』 が大ヒット、全米4位を記録する(このアルバムがきっかけで武道館の名前が世界に知れ渡ることになったという)。それ以降はヒット作を連発、アメリカを代表するバンドのひとつになりました。トムの一時離脱や低迷期を乗り越え、以前ほどの大ヒットは無いながらも現在もコンスタントに活動を続けており、今年の4月にはロックの殿堂入りを果たしています。

『Surrender』
  CHEAP TRICKには名曲があり過ぎて何を紹介しようかと迷ったんだけど、
あれこれ考えずに自分の好きな曲を。バンドでカヴァーもしたよ。
 


俺がCHEAP TRICKのことを知ったのは中学生の頃で、ギター雑誌に載っていたリックの風変わりなギターコレクションに興味を持ったのが先か、映画『トップガン』 の挿入歌を聴いたのが先だったか……どちらにせよ、その時期のCHEAP TRICKは人気が低迷していて、そんなに凄いバンドだとは認識していなかったような記憶があります。一世代前のバンドっていうイメージもあったしね。トップガンの『Mighty Wings』 にしても、カッコいいなとは思いながらもそれほどハマらず。まあ、外部ライターが書いたあの曲は今にして思えばあんまりCHEAP TRICKらしくないし、彼ら本来の魅力に気付かなかったのも致し方ないかな。それでもMTVなんかで彼らの過去の楽曲を聴いてからは認識が変わり、素晴らしく完成度の高いポップソングを書くバンドとして尊敬の念を持つようになりました。自分で作曲やアレンジをするようになるとその思いはますます強まってね。もう、大ファンです。

『If You Want My Love』
 トムが脱退していたころのCHEAP TRICKは低迷期とされているけど……、
その頃だって良い曲がいっぱいあります。この曲ちょー好き。
 


CHEAP TRICKの魅力は、やっぱりなんといってもロビンの少しハスキーな甘い歌声なんだろうけど、リックのペンによる、キャッチーでカラフルなメロディがとにかく素晴らしいのです。CHEAP TRICKにはアメリカンポップスばりの甘美でノスタルジックな曲もあれば、ロックバンドらしくエッジの効いたハードな曲もあるけど、そのどれにも一度聴いただけで一緒に歌えるようなキャッチーなメロディが乗っていて、さらにそのメロディはシンプルなだけではなく、一度聴いたら耳から離れなくなる魔法のようなフックを持っている。そしてそのメロディを歌う、これまた魔法のようなロビンの歌声! ロビンのヴォーカルは、映画のサントラ にもなった甘いバラードが有名かもしれないけど、ハードに歌えばその辺のメタルシンガーにも負けないぐらいの力強さだし、個人的には、ロビンはシンガーとして死角が無いってくらい凄いと思っているけど、ロビン個人の凄さが話題になることが少ないような……。ちょっと過小評価されていないかなあ。そしてもちろん、トムの12弦や8弦の複弦ベースによる独特のサウンドや、バン・EのタイトなドラムもCHEAP TRICKの魅力だ。しかし、バン・Eとはトラブルがあって、現在もメンバーではありながらもレコーディングにもツアーにも参加しないことになっており、現在はリックの息子、ダックス・ニールセンがドラムを担当している。

来年にはなんとデビュー40周年を迎えるCHEAP TRICK。今年4月には、7年ぶりの新作 が発表された。新しいアルバムにバン・Eが参加していないのは残念だけど、CHEAP TRCKならではの、ポップでカラフルなメロディが満載のロックンロールは今も健在! 11月の来日が今から楽しみです。

『When I Wake Up Tomorrow』
 ニューアルバムから。渋みを増しつつも、癖になっちゃうメロディセンスは健在!
 




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