ikkieの音楽総研

第169回 洋楽編 QUEENSRŸCHE――バンド最大の危機を乗り越えて生まれ変わった実力派、健在!  

2016 / 10 / 25

queensryche161025.jpg 気が付けばもう10月も後半。すっかり秋らしくなりましたねえ。俺は今ぐらいの涼しくて過ごしやすい季節が大好きなんだけど、すぐに寒くなるんだろうなあ。やだやだ。さて今回の音楽総研は、先日のラウドパークでその場に居合わせた観客すべてに鮮烈な印象を与えたであろう、QUEENSRŸCHE をご紹介! あくまで個人的な感想ですが、この日の俺のベストはQUEENSRŸCHEでした。ちなみに、一番楽しかったのはSCORPIONSね。

QUEENSRŸCHE(クイーンズライクと読む)は、82年に結成されたアメリカのヘヴィメタルバンド。緻密で複雑な構成の楽曲や、その高い演奏技術から、プログレッシヴ・メタルとも呼ばれています。デビュー時のメンバーは、マイケル・ウィルトン(G)、クリス・デガーモ(G)、エディ・ジャクソン(B)、スコット・ロッケンフィールド(Dr)、ジェフ・テイト(Vo)の5人。バンドはまずインディーズレーベルからEP をリリース、アメリカのバンドながら欧州的なサウンドを持っていた彼らは、イギリスやヨーロッパで評判を呼び、メジャーレーベルと契約を結ぶ。その後にリリースされたファーストアルバム は日本でもヒットを記録、本格派の新鋭ヘヴィメタルバンドとして認知されるようになりました。俺がQUEENSRŸCHEのことを知ったのはその少し後。セカンドアルバム が出たころで、病気で学校を休んだ日に、母親が買ってきてくれた音楽雑誌に載っていたんだよね。漫画に出てくるヤンキーみたいなジェフの髪型にびっくりしたのを覚えています。

geoff161025.jpg ただ、当時の俺は、ジェフの驚異的なハイトーンヴォーカルや完成度の高いドラマティックな楽曲に一目置いていたものの、なんとなく彼らを敬遠していました。ストロングスタイルと言ってもいいような、正統派のヘヴィメタルはあんまり好みではなかったし。……いや、うーん、正直に告白すると、ジェフの見た目が苦手でね。もちろん当時だって音楽が一番大事だったけど、まだまだ子供だった俺にとっては、見た目も重要だったからなあ。カッコ良いとか悪いとかではなく(SCORPIONSだって決して見た目が良いとは言えないでしょ)、好きか嫌いか、です。皆さんにも、一つや二つは見た目が苦手で聴かず嫌いしているアーティストがいるでしょ?


『Eyes of Stranger』
名盤『Operation: Mindcrime』からのシングル。
ジェフ・テイトの凄さがわかってもらえるはず。
 


しかし、そんな俺も名盤『Operation: Mindcrime 』を聴いて認識を180度変更、大ファンになりました。このアルバムは重厚なストーリーを描いたコンセプトアルバムで、楽曲はそれまで以上に洗練されてよりキャッチーになっていたし、俺にも聴きやすかった。ジェフの髪型も変わっていたけど、そんなことよりもアルバムがとにかく素晴らしかったからね。発売されてから30年近く経つ今でも、ほんとによく聴くよ。その『Operation: Mindcrime』は世界中で大ヒットを記録、海外での評価とは対照的にあまり評価されていたとは言い難い、本国アメリカでも商業的に成功を果たします。名盤とされているアルバムの中には、ヒットしたからそう言われている、というアルバムもないわけじゃない。しかし、このアルバムは違う。驚くほどの完成度の高さからの、当然の評価だ。楽曲も演奏も完璧! ロック史上に残る名盤だよ、これは。


『Silent Lucidity』
いい曲だなあ……。
こういうアルペジオを聴くと、すぐにQUEENSRŸCHEだってわかるよね。沁みる……。
 


続く『Empire 』も完成度の高い作品で、さらに大きな成功を手にするも、90年代の後半にはバンドの中心人物だったクリスが脱退。後任も安定せず、音楽性も少なからず変わってしまった。そして、ジェフの発言力が増したことにより、バンドの内部には大きな歪みが生まれ、結果的にバンドは分裂。2年ほどの間、新しいシンガーに元CRIMSON GLORY のトッド・ラ・トゥーレを迎え入れたQUEENSRŸCHEと、ジェフが率いるQUEENSRŸCHEの二つが存在することになる。本当のところはわからないけど、インタビューや裁判の記事なんかを読む限りでは、ジェフ側に問題があるような印象だ。暴力行為もあったらしいし……。ジェフは素晴らしいシンガーで、QUEENSRŸCHEの象徴的な存在だったわけだけど、やはり、バンド側にはほとんどの作曲を手掛けていたマイケル、スコット、エディの3人がいて(ジェフは歌詞を書いていた)、これまでの音楽性を継承しているのならば、彼らがQUEENSRŸCHEを名乗るのが相応しい。当然というべきか、裁判でもバンド側にその権利が認められた。


『Eye9』
シンガーはトッド・ラ・トゥーレ。
ジェフにも負けてないでしょ!
 


ジェフとの確執は残念だったけど、トッドもジェフに負けず劣らずの素晴らしいシンガーだ。CDだけではなく、この間のライヴでも確認した。ジェフと声質が似ていることもあり、コピーだの何だのと言われることもあるようだけど、似ていなかったら似ていなかったで文句が出るんだから、そこは前向きに捉えるべき。これからのQUEENSRŸCHEにも期待している!



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とにかくここから  アクセス! 動画もあるよん。
http://dokodemoguitar.com/ 













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