ikkieの音楽総研

第188回 洋楽編 ROBBIN CROSBY ―― 縁の下の力持ち......心優しき名ギタリスト、ロビン・クロスビーを悼む

2017 / 07 / 19

前回の原稿に下半期はもっと音楽活動を……なんて書いたら、さっそくライヴが決まりました! 8/11(金)に出口雅之 さんのバンドでギターを弾きます。会場は池袋のLIVE INN ROSA 。夏フェスということで、デイヴィッド・ボウイINXS なんかのカヴァーをやる予定! 皆さんぜひぜひ観に来てくださいねー! さて、今回はRATTのギタリストだったロビン・クロスビーをご紹介。前回、RIVER DOGSのロブ・ラモス(Vo)がロビンとバンドメイトだったと書いて、ロビンのことを思い出しちゃってね。……ロビンが亡くなってから、もう15年も経つのか……。

170718robbin.jpg ロビン・クロスビーはサンディエゴ出身のアメリカ人ギタリスト。LAメタルの代表格だったRATTのメンバーとして91年まで活動していました。2メートル近い長身と、男気溢れる人柄からか、ニックネームはキング。ラーメンを2口で食べてしまったとか、その豪快なキャラクターで日本での人気も高かったんだけど、残念ながら02年に42歳の若さで他界。RATTのギタリストといえば、ルックスもテクニックも抜群だったウォーレン・デ・マルティーニを思い浮かべる人が多いのかな? でも、初期のRATTはロビンこそが中心人物でした。というのも、メインソングライターとして代表曲のほとんどを手掛けていたのはシンガーのスティーヴン・パーシーとロビンで、バンドの実質的なリーダーはロビンだったらしいし。

ロビンのギタースタイルは、ウォーレンがコンテンポラリーな速弾きを中心としたスタイルだったのに対し、ブルージーでオーソドックスなスタイルでした。ウォーレンはテクニカルで派手だったから、俺も含めた世の中のギターキッズにはウォーレンのほうが人気があったんだけど、ウォーレンのプレイは難しくてねえ。高校の頃にやっていたバンドで何曲かRATTの曲を演ってみたものの、ウォーレンのコピーは出来ず、俺はロビン役を担当……。でもね、ロビンのブルージーなギターは俺の目指していたスタイルに近かったし、我ながらなかなかハマっていたと思うんだよね。そんなわけで、必死でウォーレンのソロを弾いていた当時の相棒よりも、俺のほうが余裕を持って弾けていたぶん、上手く見えていたんじゃないかな(笑)。そして、そうやってロビンのパートを担当していたからか、気が付けばロビンのシンパになっていた俺でした。

『Wanted Man』
ファーストアルバムのオープニング曲。この曲を高校生の頃に演っていました! 
ロビンのソロはなぜだか画像が音と合っていないんだよなあ。バッキングを弾いちゃっています。
 


ウォーレンの回でも書いたけど、RATTはアルバムを発表するごとにウォーレンの貢献度が増して、ロビンはソロを弾かず、楽曲もウォーレンが書いた(俺が期待する)RATTらしくない曲が増えていた。そうすると、ロビンシンパの俺としては納得がいかないわけですよ。たしかにウォーレンは上手いし、ソングライターとしての才能もある。それでもRATTらしい曲を書いていたのはロビンであって、ウォーレンの曲が中心になるのは違う、と。ただ、今にして思えば、RATTの勢力図の変化は最年少だったウォーレンの音楽的成長に伴う自然な変化でもあったわけで、ロビンも納得していたんじゃないだろうか。バンドの中心人物だったスティーヴンとロビンとで、ウォーレンはギターヒーローになれると踏んで、ステージでの立ち位置をロビンと逆にしたりといった計算もしていたようだし、ファンが気にしていたほどロビンは不満を感じていなかったのでは……と思いたい。

『You Think You're Tough』
こちらも音と映像が合っていない。
ロビンがソロを弾くまともな映像はないのか!
 


ロビンが参加した最後のアルバム『Detonator 』では、ロビンはギターソロを全く弾いておらず、作曲に関わったのも1曲だけで、がっかりしたのを覚えている。ソロはまだしも、もっとロビンの曲が入っていてもいいんじゃないか、と。でも、実はこの頃からロビンのドラッグ中毒が深刻になっていて、レコーディングにもあまり参加していないというし、ロビンの貢献度の低さはそれが大きな原因だったのかもしれない。ただ、この時の来日公演ではロビンの見せ場が少ないなあ、なんて思いはしたものの、様子がおかしいとは思わなかったし、来日後の脱退には驚いた。そして、RATT脱退後に結成したバンドは上手くいかず、ロビンは表舞台から姿を消す……。

『Back for More』
ロビンとスティーヴンのペンによる初期の名曲! 
ちなみにジュークボックスでうっとりしている美女はロビンの当時の彼女で、
ファーストアルバムのジャケットにも登場。
そしてデイヴィッド・カヴァデールの元奥さん……。MÖTLEY CRÜEのニッキーとトミーが警官役で登場。
 


ロビンはドラッグの回し打ちをした注射針からHIVに感染し、02年にエイズで亡くなってしまう。晩年のインタビューで、若い頃に無茶をしたからこうなるのはわかっていたし、いろんな経験をして俺は10人分の人生を生きた。俺のために泣いたり悲しんだりしないでくれ、と語っていたけど、ファンとしてはそうなる前にドラッグを止められなかったのか、と思わずにいられない。ロビンの親友だったMÖTLEY CRÜEニッキー・シックスが、ドラッグを止めようとしながらも止められなかったロビンのことを自身の著書 で書いていて、その文面からはニッキーの深い悲しみや、ロビンを助けられなかった後悔が伝わってくる。そうだよ、ロビン。悲しまずにいられるわけがないじゃないか……。


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とにかくここから  アクセス! 動画もあるよん。
http://dokodemoguitar.com/ 













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