ikkieの音楽総研

第43回 お題編 AEROSMITH
――「ロックって何? AEROSMITHだよ!」これが俺の答え

2011 / 12 / 27

音楽総研で取り上げるアーティストは、9割方俺が自分で選んでいたんですが、今回からしばらくはあそびすと編集部からのリクエストで書くことになりました。偏り過ぎだったかな!? なんてことも思いつつ……受けて立ちましょう! というわけで、その一回目は「AEROSMITH」! 久々のアメリカン・アーティストですねー。

AEROSMITH(以下エアロ)は1973年にデビューして、今もオリジナルメンバー5人で活動しています(途中メンバーチェンジがありましたが、現在はオリジナルメンバーに戻っています)。しかも、今なお世界のトップにいて、先日の来日公演でも東京ドームなどの大会場を沸かせているという……。メンバーの平均年齢が60歳ぐらいだと思うと、ほんとに凄いことだ。しかも、変に枯れたりせずに、昔よりも迫力を増しているからね。

aerosmith.jpg俺が初めてエアロを知ったのは、小学校の高学年か、中学に入ってすぐのころ。ロックと名の付くものならなんでも聴いていた時期でした。ロックに目覚めてエアロに出会わずにいるほうが難しい。ただし、そのころのエアロは二人のギタリストが交代していて、サウンドもどこか迫力が足らず、俺には古臭いバンドとしか思えませんでした。その証拠に(?)人気も低迷していたし。
そう、俺が初めて聴いたころ、エアロはちょっと落ち目だったんですよ。なんかパッとしなかった。音楽雑誌にはエアロはカッコよくて、ギタリストのジョー・ペリーがクールだ、なんて書いてあったものだけど、そのころMTVで観たPVにはジョーの姿は無く、後任のギタリストは正直言って地味。
まあ、ジョーと比べるのはかわいそうだけど。

エアロは、ジョーとヴォーカルのスティーヴン・タイラーの組み合わせがとにかくカッコいいのです。楽曲のほとんどが彼らの手によるものだし、ライヴでは正直、彼ら二人にしか目が行かない。他のメンバーはあの二人をサポートしていると言ってもいいほど(そのサポートがあってこそのエアロだけど)。スティーヴンもジョーもそれぞれが魅力的なアーティストだけど、二人が揃ったときの無敵さといったら! ミック・ジャガーとキース・リチャーズにだって負けていない。当時はその強力な相棒、ジョーがいなかったからなのか、スティーヴンもカッコいいとは思わなかったんだよね。

ところが、ジョーともうひとりのギタリストのブラッド・ウィットフォードが復帰すると、全盛期に迫る出来のアルバムを発表。さらにヒップホップグループの「Run-D.M.C」がカヴァーした『Walk This Way 』にスティーヴンとジョーがゲスト参加……エアロは完全に息を吹き返したのです。
ヒップホップからすれば、エアロなんてオールド・ウェイヴもいいところだと思うんだけど、もともと喋るように歌うWalk This Wayはラップと言えなくもない。それに目を付けたRun-D.M.Cも凄いけど、そこはやっぱりエアロ、勢いのあるRun-D.M.Cにすら格の違いを見せ付けるようなパフォーマンスは、カッコよくないとか思っててごめんなさい、と言いたくなるほどの迫力でした(笑)。

その後、立て続けに発表されたアルバム『PERMANENT VACATION 』、『PUMP 』は物凄くゴージャスで、商業的にも大成功したけど、そんなことよりも、危うさ、激しさといったロックの醍醐味を俺に教えてくれた大切なアルバムです。
でね、同じように当時大ヒットしていた「BON JOVI」よりも、深みがあるというか、一枚上手というか……酸いも甘いもよーく知ってるぜ、って感じだったんだよね。それもまた良かった。しかも、それがわかりやすいサウンドで提示されていたから、俺にも入りやすかったし。
今となっては70年代のストレートなサウンドのアルバムが好きな俺だけど、そっちはやっぱり80年代育ちの小僧にはわかりにくかったんだよなあ。

エアロのライヴは何度も観ているけど、もう、文句付けようがないぐらい完璧。ギターのブラッドも含めた体を動かさずにはいられなくなる躍動的なリズム・セクション、華麗で危険な魅力が満載のスティーヴンとジョーの二人のフロントマン。ステージでの二人の絡みには、男の俺でもウットリ……(笑)。エアロはテクニシャンがいるバンドではないけど、演奏は凄くタイトだし、スティーヴンなんてCDと変わらないどころか、それ以上の歌声を聴かせてくれます。
ライヴを観に行ってがっかりしちゃうシンガーって意外といるんだけど、スティーヴンに関してはそんなことまったくなし。うーん、エアロ未経験の人は、とにかくライヴを観て! 彼らが現役のうちに、本物の凄みを体で感じてほしい……。

もしも、ロックを知らない子供たちに「ロックって何?」と聞かれたなら、俺は「AEROSMITH!」と答えます。AEROSMITHには、ロックのすべてが詰まっているからね。


※次回は1月10日の掲載です。予告しておくと、超大物が登場!














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