ikkieの音楽総研

第125回 ライヴレポート編 MÖTLEY CRÜE――観逃してたまるか。観逃して、たまるか!(後編)

2015 / 03 / 10

前置き抜きで行きましょう。2月15日にさいたまスーパーアリーナで行われたMÖTLEY CRÜEのライヴレポート後編です!

ニッキー・シックスのスピーチの後は、SEX PISTOLS  のカヴァー『Anarchy in the U.K.  』だ。ヴィンス・ニールは歌詞の「U.K.」を「U.S.A.」に変えて歌い、よくわかっている観客たちからも「U.S.A!」の声が上がる。続く『Dr. Feelgood  』では“本物”の凄さに感心してしまった。あくまでも個人的な意見だけど、MÖTLEY CRÜEの曲は彼ら以外の演奏ではカッコ良くならないと常々感じていてね。カッコ良いカヴァーを聴いたことがない。この曲は特にそうで、楽曲そのものがそこまで凄くないんじゃないかと思ったりするぐらいなんだけど、MÖTLEY CRÜEが演奏すると世界一クールなロックソングに聴こえるから不思議だ。

20150310_m.jpg
ここのボス、ニッキーが撮影を許可してくれました。
ドラムソロを撮ってみたんだけど、この写真じゃどれだけ高いとこにいるか伝わらないかな(苦笑)
アルバム同様にナレーションからスタートした『Shout at the Devil  』で古くからのファンを喜ばせ、ポップスファンにも受けそうな甘いメロディの『Don't Go Away Mad (Just Go Away)  』で会場を和ませると、場内が暗転、カール・オルフの『カルミナ・ブラーナ  』が流れる。そして始まったのは待ちに待ったトミー・リーのドラムソロ! ステージ中央まで伸びたローラーコースターのレールに沿ってドラムセットがゆっくりと回転しつつ上昇、観客のはるか頭上を悠然と進みながらトミーがドラムを叩きまくる。……凄いけど、凄まじくバカな光景だ(褒めています)。こんなこと思いつく人、他にいないよね。逆さ吊りのままドラム叩いて「コニチワ、トキオー!」って、頭おかしいもの(笑)。続くミック・マーズのギターソロは、世界一ラウドなギタリストという通り名に恥じることのない激しいプレイで、会場の空気が一変。やはりこの人は巧い。他の誰にも似ていないミックのギターは、MÖTLEY CRÜEサウンドの重要な鍵だと思う。


『Tommy Lee’s Drum Solo』
ニッキーが撮影を許可してくれたおかげで、当日のこんな映像も。トミー凄い。
ロー・IQ、ハイ・エナジーの面目躍如です(笑)

ファーストアルバムからの『Live Wire  』に続いてプレイされたのは『Too Young too Fall in Love  』! この曲を生で聴いたのは初めてだと思う。たまたま俺が観た時にはやらなかっただけかもしれないけど、LAメタル然とした曲調が今の彼らに合わないからなのか、あんまりプレイしていない印象なんだよね。レコード通りに再現してくれたミックのギターソロに、一生懸命コピーした中学時代を思い出してしんみり。続いてバイクのスロットル音で『Girls, Girls, Girls  』がスタート。2人の女性コーラスがセクシーなダンスを披露、メンバーよりもそちらに目が行ってしまったのは内緒です。続けてプレイされた『Kick Start My Heart  』では、ヴィンスとニッキーがステージから左右に伸びた花道まで走り、これでもかというぐらい客席を煽る。そして、 爆発的に盛り上がったこの曲で本編は終了。もうすぐ終わってしまう……。

すぐさま沸き起こったアンコールに応えて登場したメンバー達は、手にしたサーチライトで会場を照らしながら観客の間を練り歩き、客席中央のローラーコースターの終点にセットされたサイドステージへ。日本のファンへの感謝の言葉の後、プレイされたのはMÖTLEY CRÜEファンにとって何よりも特別な曲『Home Sweet Hom  』だ。トミーのピアノに合わせて歌うヴィンスは高音がちょっとキツそうだったけど、それでも彼の甘い歌声が胸を打つ。曲の盛り上がりに合わせるかのようにステージが高くせり上がると、後方の客席から歓声が上がった。後方からも彼らの姿がよく見えたはず。会場中に掲げられた携帯の白いライトが幻想的な雰囲気を醸し出し、名バラードをさらに感動的に演出する。この曲のこの演奏の後には何もやる曲を思いつかず、これで最後かとまた涙腺が緩んでしまう。ステージが元の高さに戻り、トミーのピアノとヴィンスのハミングで曲が終わると、大きな歓声と拍手がバンドに贈られた。これが本当に最後の曲……。そして、『My Way  』が流れる中、メンバー達は余韻を楽しむかのようにゆっくりとバックステージに帰って行く。My Wayなんてモトリーらしくないけど、「I did it my way」という歌詞が彼らのステートメントのように思えて、去っていく彼らの姿も、どこか誇らしげに見えた。


『Home Sweet Home』
この曲、もう生で聴けないのかな……

この後には福岡公演があったし、ファイナルツアーは12月まで続く。でも、俺が彼らのライヴを観られるのはたぶんこれが最後。……この日のライヴはこれまでに観たMÖTLEY CRÜEのライヴの中でいちばん凄くて、夢の中にいるような気持ちだったけど、大きな喪失感も味わってしまった。それでも、MÖTLEY CRÜEの音楽は俺が死ぬその日まで俺の心に残る。MÖTLEY CRÜEに出会えて本当に良かった。

ニッキー、俺はMÖTLEY CRÜEを誇りに思うよ。





2/15 さいたまスーパーアリーナ セットリスト

1. Saints of Los Angels
2. Wild Side
3. Primal Scream
4. Same Ol’ Situation (S.O.S.)
5. Looks That Kill
6. On With the Show
7. Too Fast for Love
8. Smokin’ in the Boys Room
9. Muther Fucker of the Year
10. Anarchy in the U.K.
11. Doctor Feelgood
12. Shout at the Devil
13. Don’t Go Away Mad (Just Go Away)
〜Drum Solo
〜Guitar Solo
14. Live Wire
15. Too Young to fall in Love
16. Girls, Girls, Girls
17. Kick Start My Heart

En1. Home Sweet Home



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とにかくここから  アクセス! 動画もあるよん。
http://dokodemoguitar.com/ 













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