ikkieの音楽総研

第145回 バンド編 LOUDNESS ---- 国境を越えた魂の音!

2015 / 12 / 16

いつの間にかもう12月も半ば。今年ももうすぐ終わりますねえ。音楽総研の更新も今回が今年最後ですよ! 年々、時が経つのを早く感じるようになっている気がします……さて、今回は来年で結成35周年を迎えるLOUDNESS! LOUDNESSのことはこれまでにも取り上げたことがあるけど、今回は発売から30周年を記念してリマスター盤 が発売された歴史的名盤、『Thunder In The East』 のことを中心にご紹介いたします!

thunder in the east.jpg LOUDNESSは二井原実(Vo)、高崎晃(G)、山下昌良(B)、樋口宗孝(Dr)という4人のメンバーで81年にデビュー。高度なテクニックに裏付けされたヘヴィで迫力あるサウンドは、日本だけに留まらず、世界中から熱狂的な支持を得ています。今となっては日本のアーティストが海外で活躍することはそれほど珍しくないのかもしれないけど、その礎を作ったのはLOUDNESSだったといっても過言じゃないはず。

LOUDNESSは日本のアーティストとして初めてマディソン・スクエア・ガーデンのステージ立ち、アメリカの大手レコード会社とワールドワイドな契約を結んだアルバムをビルボードチャートTOP100に送り込みます。全米74位を記録した『Thunder In The East』は、現在ではプラチナディスクを獲得しているというから、その売り上げは少なくとも100万枚は超えている……と、ここまで書いてもそれがどれほど凄いことなのか、いまひとつピンと来ない人もいると思う。74位なんてたいしたことないじゃん、とか、100万枚なんて小室ファミリーが連発してたじゃん、とか。でも、それはあくまで日本国内のことであって、ビルボードのチャートということは、世界中のアーティスト(少なくとも欧米の)に混ざっての順位なわけだし、オリコンのチャートと一緒にしちゃいけないよね。そしてその記録はいまだに破られていない。……なんて偉そうに書いてみたけど、かくいう俺も、LOUDNESSの音楽の凄さは知っていても、彼らが世界にどれほど受け入れられていたのか、当時の人気がどんなものだったのかは正直言ってわかっていませんでした。

『Crazy Doctor - LOUDNESS live at Pennsylvania 13.aug.1985』
85年、ペンシルバニアでのライヴ映像。
メンバーがみんな若い! 衣装やメイクに80年代を感じます。
 

あの当時はもちろんインターネットなんてなかったし、音楽雑誌に掲載されるのも数ヶ月遅れ。しかも、写真だけじゃファンの反応までは伝わってこないから、MÖTLEY CRÜEと一緒にツアーなんて凄いな、ぐらいにしか思っていなかったかもしれない。二井原さんの自伝 なんかで、過酷なレコーディングやツアーの裏側の様子は少しうかがえたものの、海外でどのくらい人気があるかなんて、全くといっていいほどわからなかった。また、なぜかこのアメリカ進出のころの映像だけ全くなかったんだよね。俺がいちばん影響を受けたのがこのころのLOUDNESSだったから、どうしてもライヴ映像が見たくて西新宿で海賊版を探したりもしたけど、見つからなかったんだよなあ。

ところが、今年に入って突然、当時ドキュメンタリー用にツアーを撮影していたものの、紛失したと思われていたテープが見つかり、アルバムのリマスター盤とともにマディソン・スクエア・ガーデンでのライヴ映像などがDVDで発売されるというニュースが飛び込んできた。もっと早く見つけてよ! と思わなくもないけど、ちょうど30周年の今年に見つかったというのも凄いタイミングだし、なんにせよ当時の映像が観られるのは喜ばしい。そして早速購入したDVDを観てみたら、これが想像以上に凄かった! 関係者から語られるアルバム製作秘話や、ツアー同行のドキュメンタリーも興味深かったけど、何よりも今回初めて世に出たライヴ映像に驚愕した。

『Akira Takasaki Guitar Solo』
こちらもアメリカでのライヴ。
海外にもMR.BIGのポール・ギルバートをはじめ、
タッカンに影響を受けたというギタリストがたくさんいるけど、
この映像を観るとそれも納得しちゃうよね。
 

スペシャルゲストとはいえ、いわゆる前座というポジションのLOUDNESSなのに、アメリカ人達が拳を振り上げ、大きな歓声でLOUDNESSを歓迎している。前作『Disillusion』 発表時のヨーロッパツアーを収録したDVD でも現地のファンの熱狂が伝わってくるけど、ライヴハウス中心だったヨーロッパツアーとは会場の規模が違う。数万人の観客を前に、まだ20代前半の若者だったLOUDNESSが凄まじい演奏を繰り広げ、現地の観客を沸かせている。これは同じ日本人として、かなり痛快な映像だ。そして、高度なテクニックを誇るLOUDNESSだけど、それより何より、やってやるぞ! というような気迫がひしひしと伝わってくるんだよね。つまるところ、音楽はやっぱり”魂”だ。どれだけ演奏が上手かろうが、曲がよく出来ていようが、魂のない音楽には誰も感動しない。国境も人種も言葉の壁も越えて、LOUDNESSの魂が、気迫が、アメリカ人にも伝わったからこその、あの熱狂なんじゃないか。

LOUDNESSはもう、「日本が誇る」というレベルを超えて、すでに世界的なバンドになっている。デビューから35周年の来年も、日本での活動はもちろん、海外での活動も予定に入っているというし、これからもこちらの想像以上の活躍を見せてくれるだろう。期待しています!

『THUNDER IN THE EAST 30th Anniversary Edition』詳細はこちら 











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