ikkieの音楽総研

第210回 洋楽編 DEF LEPPARD―― 累計セールス2500万枚超え! 大ヒットアルバムにして大名盤、『Hysteria』の全曲再現ライヴが開催決定!

2018 / 06 / 11

DEF LEPPARDの3年ぶりの来日が決まりましたね! 俺が最後に彼らのライヴを観たのが08年だから、あれからもう10年も経つのか……。10/24の日本武道館からスタートする来日公演は(前回観たのも10/24で、まさにちょうど10年前!)、87年に発売された名盤、『Hysteria 』の全曲再現ライヴだとのこと。このタイミングでの全曲再現ライヴは少々唐突な気もしたけど、そういえば去年は『Hysteria』の発売からちょうど30年で、30周年記念盤 も出ていたし、そのツアーの時期がずれこんだのかなあ。なんにせよ日本でライヴをやってくれるのは嬉しいし、俺は当然チケットを予約しちゃいましたよ。さて、今回の音楽総研はその名盤、『Hysteria』についてあれこれと。

180612def-leppard.jpg 『Hysteria』は先に書いた通り、87年に発売されたDEF LEPPARDの4枚目のアルバムで、アメリカやイギリスをはじめとする世界各国のチャートで1位を獲得、現在までに2500万枚以上のセールスを記録しているというモンスターアルバムです。俺は発売された年に聴いているはずだから……、そのころは中3か。友達にダビングしてもらったような記憶があるけど、そういえば収録時間が長くて90分テープにダビングしたんだった。あの当時はまだまだレコードが主流で、アルバムの収録曲はだいたい10曲、両面が46分テープに納まるぐらいの長さだったのに、『Hysteria』は全12曲で約63分。60分テープにも入らなかったから、90分テープにダビングするしかなかったんだよね(74分テープが発売されるのはもう少し後のこと)。

『Hysteria』を最初に聴いた時は、今にして思えばHR/HM史上No.1とも言える絢爛豪華なサウンドだったにも関わらず、「なんだか地味だなあ……」と思ったのを覚えています。地味だと思ったのはたぶん1曲目の『Women』のせいだと思うんだけど……、それに加えて全体的にかなりポップになっていて、前作 よりもハードロック度がずいぶん低くなっていたし、どの曲もギターソロが大人しくて、ギターキッズだった俺には少々刺激が足りなかった。それでも『Hysteria』は聴けば聴くほど味が出てくるスルメのようなアルバムで、名曲揃いの大名盤だと考え直すのにそれほど時間はかかりませんでした。今ではHR/HMシーンだけではなく、ロック史上に残る名盤だと思っています。亡くなったスティーヴ・クラーク(G)が、当時のインタビューで「HR/HMのファンだけでなく、エルトン・ジョン マイケル・ジャクソンのファンにも聴いてもらいたい」と話していたから、かなり意図的に狙ったサウンドなんだろうね、きっと(前作がマイケルの『Thriller 』に阻まれて1位になれなかったことを気にしていたのかも?)。たしかに、HR/HMの域を超えてるなあ、なんてことも思ったっけ。

『Pour Some Sugar On Me』
この曲はライヴでめちゃくちゃく盛り上がります! PVには少々時代を感じちゃうね。
レコーディング中に交通事故で左腕を失ったリック・アレンの見事なドラミングに涙が出そうになったなあ……
 


AC/DCのプロデューサーとしても有名なロバート・ジョン・マット・ランジによる、今ならオーバープロデュースだと批判されそうなサウンドメイキングは、おそらく当時の最先端にして最高峰のクオリティだったはずで、ある種の基準を作ったとも言える。アンチから『Hysteria』みたいに作り込みすぎた音にしたくない、なんていう声もあったほどだしね。それでも、『Hysteria』みたいな音にしたいという声のほうが多かったんじゃないのかなあ。ブライアン・アダムスの『Waking Up the Neighbours 』なんて、すごくDEF LEPPARDっぽかったし。あの当時、音が良い、クオリティが高い、といえば『Hysteria』だった。

『Animal』
ライヴでも音が薄いなんて全然思わないでしょ?
このツアーが終わった後にスティーヴ・クラークが亡くなっちゃった……
 


レコーディングにあたって、どういったアレンジをするのか、どういった作品を作るのかを考える判断基準の一つは、ライヴでその音を再現出来るか否か、だと思うんだけど、個人的にはライヴとレコーディングはまったく別物でいいと考えているし、たとえライヴで再現が出来なくても、レコーディングならではのテクニックを使えばいいと思っている。演奏技術が低いのをごまかすために使うテクニックじゃないよ。キーボーディストがいないバンドがキーボードの音を入れてもいいし、ヴァイオリンやチェロを入れてもいい。それで作品の完成度が上がるなら何をやってもいいと思うんだ。DEF LEPPARDも同じ考えなんだと思う。しかも、それでいてDEF LEPPARDはライヴでも「CDと違う」なんていう不満を感じさせない。あの分厚いコーラスもジョー・エリオット(Vo)以外のメンバー4人で再現しているし、たくさんダビングされているギターも主要なパートをフィル・コリンとスティーヴ(スティーヴが亡くなってからはヴィヴィアン・キャンベル)が十二分にカバーしている。CDやレコードはもちろん完璧で、ライヴでは原曲の魅力を損なわず、ライヴならではの迫力が増しているなら、誰も文句ないよね。

『Hysteria』
この曲がいちばん好き。ギターの切ないアルペジオがたまらないっす。
 


DEF LEPPARDは作り込んだ作品で知られているけど、実は生粋のライヴバンドだ。緻密に構成された『Hysteria』という名盤を、生粋のライヴバンドが完全再現してくれる。そんなの見逃すわけにいかないでしょ! 今からほんとに楽しみにしています。早く観たいぞう!


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