ikkieの音楽総研

第221回 洋楽編 RED DRAGON CARTEL――Jake is Back! RED DRAGON CARTELが待望のニューアルバムをリリース!

2018 / 11 / 13

ファーストアルバム『Red Dragon Cartel 』のリリースから早5年、ジェイク・E・リー率いるRED DRAGON CARTELのニューアルバム、『Patina 』がようやくリリースされました! これまでに何度も書いているように、ジェイクは俺のオールタイム・フェイヴァリット・ギタリスト。これは聴かずにいられないでしょ……!

181113rdc.jpg 1996年にソロアルバム『A Fine Pink Mist 』をリリースして以降、企画物への参加はあったものの、長年に渡って隠遁生活を送っていたジェイクが本格的に表舞台に復帰し、17年ぶりに発表したのが先述のファーストアルバム。そして、その『Red Dragon Cartel』には、オジー・オズボーン時代を彷彿とさせる楽曲もあって、俺を含めたオールドファンはジェイク復活を大いに実感し、歓喜をもって迎えられました。ただ、ほとんどの楽曲はジェイクが表舞台を去っていた期間に1人でパソコンに録りためていたアイディアをまとめたものらしく、曲調も様々で、複数のシンガーを起用したこともあってか、バンド感や統一感に欠けていたとは言えるかもしれない。良いアルバムなんだけど。

『Patina』完成までには、予想通りと言うべきか、メンバーチェンジなどの様々な紆余曲折があり、俺にはいつ解散してもおかしくないように見えていました。それでも、何度も行われたメンバーチェンジの末、ダレン・ジェイムズ・スミス(Vo)、元LYNCH MOBのアンソニー・エスポジート(B)、SKID ROWSAIGON KICK のドラマーだったフィル・ヴァローンというラインナップに落ち着き、無事にリリース……。しかし、前作から早5年、アルバムのレコーディングが始まったのが2016年の12月だったというから、それから数えても2年近くかかっているわけだ。マイペースなジェイクらしいというかなんというか……、よくぞ発表してくれました! って感じ。

『Havana』
ニューアルバムのリードトラック。
BADLANDS風の楽曲にオジー風のヴォーカルが乗る不思議な仕上がり……
 


先行リリースされていた『Havana 』や『Crooked Man 』は、前評判通りのBADLANDSらしさを感じる70年代ハードロック的なブルージーなサウンドだったけど、全体的にはあまりBADLANDS風ではなく、浮遊感のあるサイケデリックな色合いもあって、個人的にはジェイクのソロアルバム『A Fine Pink Mist』に近いと感じている。ダレンが唯一のシンガーになって、よりダレンをフィーチャーしたサウンドになるかと思いきや、主役はあくまでジェイクのギターだ。本職はギタリストだったロニー・マンキューソが脱退し、専任のベーシストであるアンソニーが加入したことで、ベースの存在感が格段に増えていて(こんなにはっきりとベースが聴き取れるアルバムは最近珍しいかも)、バンド感は前作よりは感じられるものの、ダレンの存在感が薄い気がしないでもない。

全曲がジェイクとアンソニーの共作で、二人の相性の良さはうかがえるけど、この方向性にダレンは満足しているのかな? ライヴでのダレンのヴォーカルを聴いた限りでは、もっと存在感も迫力もある歌が歌えるシンガーのはずだし、このアルバムでの歌唱は物足りないんじゃないだろうか。それに、なんといってもダレンは元HAREM SCAREM。あのバンドほどメロディアスではないにせよ、もうちょっとキャッチ―なメロディを持ち込んでもよかったのでは……。まあ、ジェイクがHAREM SCAREM 的な曲をやるわけがないんだけどね。

『Crooked Man』
ジェイクの曲で、こういう歌メロ今まで聴いたことがないかも?
新境地? カッコいいねー
 


しかし、だからといってアルバムの出来が悪いわけじゃない。そこは強調しておきます。楽曲は粒ぞろいだし、ロックだけではなく、ジャズやサーフミュージックなども彷彿させるジェイクのギターがとにかく素晴らしい! アイディア満載のリフやバッキングの巧みさ、フレーズの多彩さは言わずもがな、今回はファズやフェイザーなどのエフェクトも多用していて、それがまた、いちいち効果的なんだよね。ギタリストなら一曲コピーするだけでもすごく勉強になりそうだ。

ジェイク復活の立役者だったロニーとの決裂は、セットリストにオジー時代のヒットソングを増やせばもっと大きな会場で出来るとか、そういったロニーの姿勢がジェイクと合わなかったことなども原因だったらしい。今もロニーがバンドに残っていたとしたら、おそらくもう少しオジーっぽさが残っていただろうし、もう少しキャッチ―な楽曲もあったんじゃないだろうか。ジェイクは売れるために音楽性を変える人ではなく、自分の好きな音楽を好きなようにプレイしたいという考えの人のようで、そういう姿勢には大いに共感するけど、今回の作品はこれまで以上にマニアックな方向に振れているし、前作より売れないんじゃないか……、なんて余計な心配をしてしまう。それでも、このアルバムに収められた楽曲こそが、現在のジェイクがやりたい音楽なわけだよね。そしてそれが素晴らしい音楽なんだから、ファンとしてはもう歓迎するしかない! でも、やっぱりたくさん売れますように……。


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