ikkieの音楽総研

第224回 洋楽編 JON BON JOVI ―― 稀代のロックスターにして、野心と才能あふれるソングライター

2018 / 12 / 25

先月観に行ったライヴの余韻冷めやらず、BON JOVIを聴きまくっています……、と言いたいところですが、個人的にはなんだか不完全燃焼で、物足りなさを埋めるために聴きまくっている、というのが本音です。良いライヴだったのは間違いないんだけど。さて、今回の音楽総研は、そのBON JOVIのフロントマン、ジョン・ボン・ジョヴィ! BON JOVIのことは今までさんざん書いてきたけど、ジョン個人のことはあまり書いてこなかったしね。ソロ・アーティストとしてのジョンも紹介しちゃいます。

181225jon.jpg ジョン・ボン・ジョヴィはニュージャージー出身のアーティスト。言わずと知れたBON JOVIのシンガーにして、バンドのメインソングライターです。62年生まれだから、今年で56歳か。髪はすっかり銀色になったし、ずいぶん落ち着いちゃったけど、80年代のジョンは、ポップな曲をやっているアイドルみたいなイメージを持たれていたよね。今はどうなのかなあ……。貫禄のあるロックレジェンド、なんて感じなのかな? 俺にとっては、少年時代から今も変わらず、(先に書いたのとは違う意味で)アイドルであり、ヒーローです。

もともと『Runaway 』なんかの曲が気に入ってファンになったんだけど、甘酸っぱい恋愛や仲間との友情を書いた普遍的な歌詞は、英語であっても感情移入しやすかったし、実はジョンにはちょっとやんちゃなところや向こう気が強かったりするところがあって、そんなところにもまた共感しちゃってね。バンドだけでなく、ジョン自身のファンになるのにはそんなに時間がかかりませんでした。そして、やっぱりあの個性的な歌声こそがジョンの最大の魅力。俺はギターキッズだったから、リッチー・サンボラのファンでもあったけど、リッチーのソロアルバムがいかにカッコ良くても、リッチーのほうが歌が上手くても……、やっぱりジョンの歌が聴きたくなるんだよね。

ジョンの最初のソロアルバム『Blaze of Glory 』は、BON JOVI解散危機の渦中にあった90年に発表。映画『ヤングガン2 』にインスパイアされた楽曲が収録されたこのアルバムは(ジョンもエキストラで映画に出演)、シングルカットされたタイトル曲の『Blaze of Glory』が全米1位、アルバム自体も全米3位を獲得する大ヒットを記録した。ジェフ・ベックエルトン・ジョン といった超豪華アーティストがゲスト参加していたりもして、BON JOVIがいかにビッグになったかを示すようなアルバムでもあったけど、西部劇をイメージして作られたこともあってか、ほんわかとしたカントリーテイストのアメリカンロックが多く、個人的には少々退屈な内容でした。『Blaze of Glory』はたまにライヴでやるけど、正直なところ、他にもっと良い曲あるじゃん、と思っちゃう……。ただ、このアルバムのおかげでガス抜きが上手くいったのか、BON JOVIは解散危機を回避、『Keep the Faith 』という名盤の発表に繋がったんだよね。

『Blaze of Glory』
全米1位を記録した大ヒットソング。ギターソロはジェフ・ベック!
 


2枚目のソロアルバム『Destination Anywhere 』は、前作と違い、BON JOVIの活動が順調な時期の充電期間だった97年に発表。ただ、ジョンの楽曲にしてはダークな色合いが強く、ファンの間では賛否両論ありました。まあ、キーが低めのジョンのヴォーカルや、ループを多用したアレンジは、BON JOVIの王道パターンが好きな人から敬遠されるのもわからないでもないけど、俺はジョンがBON JOVIではやらない(やれない)ことにあえてチャレンジしているように感じたし、デイヴ・スチュワート(EURYTHMICS )みたいな意外なミュージシャンとの共作も嬉しい驚きだった。内省的とも取れる歌詞や、抑えた歌声には、それまでのジョンとは違った魅力がある。BON JOVIのようにビッグなドラムも、派手なギターソロもない。それでも、よく練られたメロディとアレンジからは、ソングライターとしての才能だけではなく、ソングライターとしての野心すら見えてくる。断言します! このアルバムは名盤だよ。そして、このアルバムに合わせて作られた、デミ・ムーアやウーピー・ゴールドバーグといった豪華キャストが出演するショートムービー は一見の価値あり(これがまた暗い)! ジョンの演技力は……、推して知るべし。デミ・ムーアが凄すぎるんだよなあ。

『Ugly』
名曲! 『Blaze of Glory』よりこっちをライヴで聴きたいなあ。
今のジョンのヴォーカルスタイルにも合いそうだし……
 


今のところ、ジョンが発表した正式なソロアルバムはこの2枚。リッチーが脱退してしまった今、BON JOVIはジョンのソロバンドみたい、なんて揶揄されることも増えてきたけど、やっぱりBON JOVIはBON JOVIであって、ジョンのソロバンドじゃない。ジョンは今のBON JOVIに満足していると思うけど、それでも、ソングライターとして、アーティストとして常に進化を続けているジョンは、BON JOVIに納まりきらない才能を持っているのもまた事実。そろそろ新しいソロアルバムを作りたくなっているんじゃないかな?

『Staring At Your Window With A Suitcase In My Hand』
イントロのループみたいなのはBON JOVIじゃまず使わないよね。
でも、いたってジョンらしい、切なくてキャッチーなメロディが聴けます。
 


さて、今年のikkieの音楽総研は今回で最後! 今年もありがとうございました! みなさま、良いお年を。

※次回の更新は来年、1/8の予定です。


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http://dokodemoguitar.com/ 













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