ikkieの音楽総研

第232回 洋楽編 JAKE E. LEE'S RED DRAGON CARTEL―― 4年ぶり、待望の来日公演で感じた現在進行形アーティストとしての矜持

2019 / 04 / 26

190426rdc.jpg 4月17日、渋谷クラブクアトロでJAKE E. LEE'S RED DRAGON CARTEL(以下RDC)のライヴを観てきました! 前回のライヴから早4年。前回、前々回は2年続けて来日してくれただけに、もっと頻繁に日本に来てほしいとは思うけど、ジェイク・E・リーは長らく表舞台から姿を消していた時期もあったし、こうやって音楽活動を続けてくれるだけでも喜ばしいことです。

定刻の19時を少し過ぎると場内が暗転、待ってましたとばかりに起こった大歓声に迎えられ、ジェイク・E・リー(G)、ダレン・スミス(Vo)、アンソニー・エスポジート(B)と、最新作『Patina 』からバンドに加わったフィル・ヴァローン(Dr)の4人がステージに登場。ライヴはファーストアルバムに収録の『Wasted』からスタート! 過去2回の来日公演ではオジー・オズボーンの『Ultimate Sin 』がオープニング曲だったけど、RDCとして2枚のアルバムを発表した今となっては、わざわざオジーの曲から始める必要もないんだろう。なにより、パンキッシュで勢いのある『Wasted 』はオープニングにぴったり! 

『Speedbag』
ヒ、ヒゲもじゃ……。ニューアルバムのオープニング曲。
ライヴ映えのする実にカッコ良い曲でした!
 


2曲目以降は『Havana 』、『Punchclown 』、『Speedbag 』、『Bitter 』と新作からの曲が続いた。CDではともすれば渋すぎるというか、少々地味に聴こえたこれらの曲も、すごくライヴ映えのする曲だったのは嬉しい驚き。とくに『Punch Clown』での極太ファズサウンドは耳をつんざくほどの轟音で、すごい迫力! ただ、『Bitter』のようなキャッチーな曲にはコーラスがほしかったなあ。他の曲でもダレン以外は誰も歌わないし……、マイクスタンドすら置いてなかったのはちょっと残念だった。

BADLANDSの曲をやるぞ!」というダレンのMCに続いてプレイされたのは『3 Day Funk 』。おそらく日本では初披露のはず。難易度の高いBADLANDSの曲でもなんなく歌いこなすダレンも、ハイトーンが続くこの曲はさすがに少々キツそう。凶悪ともいえるへヴィなファズサウンドの『The Luxury Of Breathing 』に続いてフィルのドラムソロ。もともとドラマーのダレンも途中からスティックを持って加わり、会場は大盛り上がり! 前任のヨナス・フェアリーはソロをやらなかったから、今後はジェイク以外にもスポットが当たるようにするのかな、なんて考えていたんだけど、フィルはなんとこのジャパンツアーを最後に引退するらしく、それも関係があったのかもしれない。

『Spiders』
ファン撮影の動画。やっぱり変わった曲だよねえ……。
 


へヴィかつサイケデリックな『Crooked Man 』に続いてプレイされたのは、ダレンがオジーそっくりに歌う『Spiders 』。この曲は『Bark at the Moon』の欧州盤 にしか収録されていなかったし、日本で聴けたのはたしか企画盤 だけだったはず(リマスター盤 には収録されているらしい)。会場の反応からすると、知らない人のほうが多かったんじゃないかな。You Tubeでこの曲をやっているのを観ていたから、やるかもしれないと予想はしていたけど、それほど良い曲でもないし、もっと他の曲が聴きたかったというのが正直なところ。……でもまあ、もう2度と聴けなさそうだしね。レアな体験が出来たってことで良しとしましょ!

Ink & Water 』は最新作の中での俺のお気に入り。ジャジーなギターが素晴らしい! ジェイクがこういった幅広いプレイをこなすギタリストだというのはあまり知られてない気がするなあ。続いてBADLANDSの人気曲、『High Wire 』のリフをジェイクが弾き出すと、会場中から大歓声! 名シンガー、レイ・ギランが歌ったこの曲はキーも高いし、相当な難曲のはずだけど、ダレンは見事に歌いこなし、曲のラストでは「We are RED DRAGON CARTEL!! ……って、これはBADLANDSの曲だけどな」と笑いを取る。ダレンは歌唱力もさることながら、MCもわかりやすくて楽しいし、盛り上げ方が上手い。

『Bitter』
ヒ、ヒゲもじゃ……。ライヴでもこのPVと同じブルーのギターが使われました。
ソロ前にエフェクターをグーでオンにするのがいいね!
 


そしてファーストアルバムに収録の『Feeder 』ではソロパートが引き伸ばされ、たっぷりとジェイクのギターを堪能した。次から次へと繰り出される多彩なフレーズに感心しきり! 演奏が終わるとメンバーが全員ステージ前方に集合したので、「これが本編ラストかな? 『Bark at the Moon 』もやってないし…… なんて考えていたら、ジェイク以外のメンバーはステージを降りて、ジェイクが手の届く範囲のファン達と楽しそうに握手をしている。あれ、この展開はまさか……と思っていると、ジェイクがステージを降りると客電が点き、そのままライヴは終了してしまった。アンコールはなし……。 

全13曲、時間にして1時間半ほどのライヴは極端に短いわけではないし、過去のライヴも同じぐらいだったことを思えば、これがRDCのいつものやり方なんだろう。ただ、以前のライヴは持ち曲が少ないから短かったんだろうと思っていたから、アルバムを2枚発表した今回は、あと2〜3曲は増えるんじゃないかと期待していたんだよね……。それでも、内容が悪かったわけではなく、とても良いライヴだったから、十分に満足はしている。バンドとしての一体感はこれまでで最高で、ジェイクのギターには以前のような正確さも戻ってきたように感じたし……、ジェイクもバンドも、すごく良い状態なんじゃないだろうか(それだけにフィルの引退は残念だ)。オジーやBADLANDSの曲が減ったことは問題なし! それには現在進行形のアーティストとしての矜持を感じたし、個人的には好印象です。ただ、それでもやっぱり、東京でのライヴが1回だけだったのは物足りなかったぞ! 次回も(もちろんあるよね?)1回だけだったら、絶対に東京以外も観に行こう……。

4/17 渋谷クラブクアトロ セットリスト
1. Wasted 
2. Havana
3. Punchclown
4. Speedbag
5. Bitter
6. Chasing Ghosts
7. 3Day Funk (BADLANDS)
8. The Luxury Of Breathing 〜Drum Solo
9. Crooked Man
10. Spiders (OZZY OSBOURNE)
11. Ink & Water
12. High Wire(BADLANDS)
13. Feeder


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