ikkieの音楽総研

第233回 洋楽編 WHITESNAKE―― 8年ぶり、待望のオリジナルアルバム発表! 

2019 / 05 / 14

史上初の10連休だったゴールデンウィークも、終わってみるとあっという間でしたね。皆さんはどう過ごされましたでしょうか。10連休中もずっと仕事だった方もけっこういるんでしょうねえ。俺は差し迫った原稿の締め切りもなかったので、曲作りとレコーディングをみっちりと。まあ、普段とあんまり変わらない感じではありますが、なかなか充実した良いゴールデンウィークでした。……さて、元号が変わった令和一発目の音楽総研は、5月10日にニューアルバム『Flesh & Blood 』を発表したWHITESNAKE! アニバーサリーアルバムも続いていたし、このところ、毎年何かしらの作品が発表されているような印象です。

flesh&blood190514.jpg ……とはいえ、アニバーサリーアルバム以外の2枚も、デイヴィッド・カヴァデール(Vo)のDEEP PURPLE時代の楽曲を再演した作品 と、既発表曲のアコースティックバージョンを集めた作品 だったから、オリジナルアルバムとしては、ダグ・アルドリッチ(G)のラストアルバムになった『Forevermore 』以来、8年ぶりのこと。そして、03年から参加していたレブ・ビーチ(G)が、初めてソングライティングに参加したアルバムでもある。トミー・アルドリッジ(Dr)にいたっては、オリジナルアルバム への参加はなんと30年ぶり!

WHITESNAKEは基本的にギタリストが2人いるバンドだけど、2人のギタリストには序列があり、ダグとレブがコンビを組んでいた期間はダグがファーストギタリストだった。曲作りはデイヴィッドとダグの2人で行い、レコーディングもダグが主体。『Good to Be Bad 』でのレブは、ソロを1曲弾いたのみ。いくらデイヴィッドとダグの相性が良かったとはいえ、レブほどのギタリストがそんな扱いに甘んじていていいのか……と、個人的には苦々しく思っていたんだけど、やはりレブ自身も虎視眈々とダグのポジションを狙っていたらしい(ダグを蹴落として、という意味ではなく)。ダグが脱退して以降、音楽監督の立場に就いたレブは、現在の状況をとても喜んでいるようだ。

『Shut Up & Kiss Me』
ニューアルバムからのリードトラックで、デイヴィッド&レブの共作。
白いジャガーに青のスーツ……、『Here I Go Again』のビデオみたいだね。
ちなみに黒人女性と一緒のメガネにヒゲの青年はデイヴィッドの長男、ジャスパーくん。
シンディ夫人も最後に出てくるし、相変わらずのデイヴィッドでした。
 


一方で、ダグの後任として加入した元NIGHT RANGERジョエル・ホークストラ は、NIGHT RANGER在籍中に2枚のオリジナルアルバムに参加しているものの、こちらも曲作りはオリジナルメンバーの三人が中心になって行われていたため、積極的には参加できなかったという。NIGHT RANGER以外のジョエルの経歴はあまり知られていないけど、ジョエルはあのシェールのバンドでもギターを弾くほどの実力を持ったギタリストなわけで、表立った発言はないにせよ、それほどの実力者ならば、曲作りに参加できないフラストレーションがあったんじゃないか、なんて想像をしてしまう。

『Hey You...You Make Me Rock』
こちらはデイヴィッド、レブ、ジョエルの共作。この曲カッコいいなあ。
ライヴで盛り上がりそう。
 


そんな二人が全面的にソングライティングに参加した『Flesh & Blood』は、フラストレーションを思う存分に発散……というわけではないだろうけど、二人が大活躍している。ギターも素晴らしいし、とにかく良い曲が揃っている。もちろん、デイヴィッドをはじめとする、他のメンバーも素晴らしい。ブルージーかつキャッチーなヴォーカルラインや、重厚で迫力のあるバンドの演奏は、これぞWHITESNAKEだ! と叫びたくなるほど。なにより、デイヴィッドのヴォーカルが低音域中心なのが嬉しい。高音域のシャウトも健在だけど、低音域でのディープな歌声こそがデイヴィッドの魅力だ。

そして、87年の大ヒットアルバム、『WHITESNAKE 』をアップデートしたようなサウンドであることも、今回の重要なポイントだろう。初期のWHITESNAKEに心酔しているようなファンからは少々の不満も聞こえてくるかもしれないけど、これほど完成度の高い作品であれば、おそらく世界中で歓迎されるはず。『WHITESNAKE』の後にこのアルバムが出ていたら、あの歴史的名盤と同じくらいヒットしていたんじゃないか……。

『Can't Do Right For Doing Wrong』
こちらはデイヴィッド&レブのペン。こういうヘヴィブルーズはWHITESNAKEにしか出来ないよね。
ギターもオルガンもいい! 
しかし、この曲がいちばんカッコいいと思うんだけど、なんでボーナストラックなんだ……。
ライヴで聴きたーい!
 


加入当初はWHITESNAKEに合う曲が書けなかったと認めているレブだけど、やはりレブはどんなバンドにもフィットする曲が書ける人だ。個人的にはソングライターとしては未知数だったジョエルも、実に良い曲を書いている。もちろんデイヴィッドの力も大きいとは思う。デイヴィッドの歌声、デイヴィッドのメロディが乗れば、どんな曲であれ、それはWHITESNAKEの曲に聴こえる。それでも、レブとジョエルが曲作りに参加したことは大きかったんじゃないだろうか。そして、同じメンバーで精力的にツアーをこなし、同じメンバーでニューアルバムを作ったからこその、この完成度のはず。

現在はアメリカツアー中のWHITESNAKE。おそらくそう遠くない将来に、日本にも来てくれるだろう。『Flesh & Blood』からの曲をライヴで聴くのが今から楽しみだ!


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とにかくここから  アクセス! 動画もあるよん。
http://dokodemoguitar.com/ 













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