ikkieの音楽総研

第248回 邦楽編DOLL$ BOXX―― いささか私見を述べますが

2019 / 11 / 26

201911doll$boxx.jpg 先日、15年に解散したMÖTLEY CRÜEの再結成が発表されました。まあ、案の定というかなんというか……、それほど驚かなかったというのが正直なところ。解散宣言にしてもメンバーによってはライヴをやらないだけで解散ではない、なんていう発言もあったしね。それにしたって早くないかとは思ったけども……。さて、今回の音楽総研はDOLL$ BOXX をご紹介! こちらも復活を期待しているんですが。

DOLL$ BOXXは、Fuki (Vo)、はな (Dr,Vo)、F チョッパー KOGA (B)、TOMO-ZO (G)、オレオレオナ(Key,Vo)の女性5人からなるロックバンド。Fuki以外のメンバーのバンドであるGacharic Spin のサポートシンガーとして、当時LIGHT BRINGER に在籍していたFukiが参加したことがきっかけになりDOLL$ BOXXが誕生、12年にデビューアルバム を発表している。彼女たちのサウンドはジャンルのカテゴライズがしづらいんだけど……、デジロックやミクスチャーになるのかな。ただ、HR/HMの影響も感じるし、J-POPやアニソンのような要素もある。DOLL$ BOXXのサウンドはジャンルのカテゴリから軽々とはみ出るほど個性的です。

俺がDOLL$ BOXXを知ったのはいつごろだったかはっきりとは覚えていないんだけど、リアルタイムではなく完全に後追いでした。Gacharic SpinもLIGHT BRINGERも実力派のバンドとして認識はしていたし興味もあったけど、どちらもどストライクなサウンドではなかったから、さほど追いかけることはせず、DOLL$ BOXXの結成も知らずにいたんだよね。そんな俺が彼女たちに興味を持ったのは、女性シンガーを擁するバンドを始めることになって、最近の女性バンドも聴いてみよう……とあれこれ聴きあさっているときに、「これは凄い!」とDOLL$ BOXXを聴いて驚いたのがきっかけでした。

『Take My Chance』
地下アイドル風の寸劇が不要な気もするけど(笑)、
初めて聴いた人は迫力満点の歌声に、
このビデオのアイドルファンと同じ反応になっちゃうんじゃないかな。

 


DOLL$ BOXXを聴いて、聴き覚えのあるGacharic Spin的なサウンドに乗る、張りのある力強いヴォーカルに「これは誰だ?」と度肝を抜かれた。LIGHT BRINGERでのFukiのヴォーカルは聴いていたけど、ガッツリとヘヴィメタルなサウンドに乗るFukiのヴォーカルは「メタルバンドのシンガーならこれぐらい歌えて当たり前」だと思っていたのか、ノーマークだった。DOLL$ BOXXのように、ヘヴィメタル的な要素はありつつも、それとは違うサウンドに乗るとFukiのヴォーカルはより凄さが際立つ。ヘヴィメタルシンガーって凄いのよ! ヘヴィメタルって、ハイトーンが出せるのも歌声がパワフルなのも当たり前、なんていうジャンルなので、ヘヴィメタルバンドにいると逆にその凄さがわからないという逆転現象が起きたりするんだよね……。

『Merrily High Go Round』
名曲! こんなにキャッチーなのにガッツリとロックな楽曲ってなかなかないよね。
TOMO-ZOのギターソロも素晴らしい!

 


そして、このバンドが凄いのはFukiだけが凄いわけじゃないということ。もともとGacharic Spinはガールズバンドの中では突出して高い演奏力を誇るバンドだった。いや、性別を抜きにしても彼女たちの演奏力は本当に高い。Gacharic Spinには、ヴォーカル、弦楽器、鍵盤、管楽器までもこなすドラムのはなや、バキバキとした迫力満点のスラップを聴かせるF チョッパー KOGAなど、それぞれが教則DVDを出すほどのテクニシャンが揃っている。このバンドにもっと個性的で強力なシンガーがいれば、もっと凄いバンドになるのに……と、常々思っていたところにFukiとの融合だ。これ、リアルタイムで知っていたかった。というのも、DOLL$ BOXXは彼女たちにとってあくまでサイドプロジェクトらしく、音源もライヴも少ないんだよね。リアルタイムで知っていれば、絶対にライヴ観たのになあ。

『Doll's Box』
しっとりしたバラードもいい!
実力もキャリアもあるミュージシャン揃いなだけに、こういう曲も難なくやっちゃいます。
いや、良い曲だわ。

 


あくまで個人的な意見ではあるけど、他のどのプロジェクトよりもDOLL$ BOXXのサウンドが好みだし、このバンドをメインにしたらいいのに、と思っている。Fukiが現在やっている様々なプロジェクト はあくまでヘヴィメタル・シンガーとしての活動に見えて少々物足りないし(それを超える魅力が彼女にはある)、メンバーチェンジを繰り返すGacharic Spinは、なんだか迷走しているように見える……。Fukiは複数のバンドを掛け持ちするほど売れっ子のシンガーになっているし、新メンバーが加入したGacharic Spinも今後の活躍に期待したい。それでも、DOLL$ BOXXの稀有な個性と、とてつもないパワーは、彼女たちの他のどのプロジェクトよりも強力だと思うんだよね。

Fukiには単なるヘヴィメタルではなく、ポップでキャッチーかつ、メロディアスな楽曲をパワフルに歌ってほしい。もっとメジャーな存在にもなれるポテンシャルを秘めていると思う。そして、Gacharic Spinには彼女たちのハイテンションなプレイと対等に渡り合える、Fukiのようなシンガーと一緒にやってほしい……。活動再開を熱望しています!


※ikkieがなんと「出張ギター教室」を始めてしまいました!
とにかくここから  アクセス! 動画もあるよん。
http://dokodemoguitar.com/ 














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