ikkieの音楽総研

第276回 洋楽編 SKUNK ANANSIE ―― カテゴライズ不要! 圧倒的な存在感のスキン擁する、英国の個性派

2020 / 12 / 22

いつの間にやら年の瀬が迫り、早いもので今回が年内最後の音楽総研です。いやー、今年はほんとにとんでもない年でした。世界中でいまだ収束の兆しも見えないコロナ禍……、世の中の問題ももちろん山積みですが、個人的にもいろいろありました。ライヴも全然出来なかったし。今月は1本ライヴにゲスト参加する予定だったんだけど、それも中止になってしまい、なんと今年のライヴは2月のライヴ1本だけ。こんなことはここ20年くらいの間で初めてだなあ。で、ライヴをせずに俺が何をしていたかというと、YouTubeでの動画公開を何年かぶりに再開したりしていたんですが、そこでまあ、驚くような出来事がありまして……。

SKUNK ANANSIE のお気に入り曲をカバーして動画をアップしたところ、なんとインスタグラム にシンガーのスキン 本人から「Love This !!」とコメントをもらい、さらに本家のYouTubeチャンネル で、おすすめカバーの再生リスト に入れてくれたという……。しかも、21組のうち日本人は俺らのみ! 本人たちにも聴いてもらえたらいいな、くらいには思っていたけど、まさかこんなことが起こるなんて! 知り合いのバンドならいざしらず、ワールドワイドに活動しているイギリスのバンドだよ。その後に俺らの動画がバズってSKUNK ANANSIEと共演、なんてことになれば美しいけど、まあ、今のところは俺らにしては少し再生回数が伸びた、くらいで止まっています……。でもまあ、まだまだどうなるかわからないよね! 本家のお墨付きカバー、皆様もぜひご覧になってください……と、前置きがずいぶん長くなりましたが、今回はそのSKUNK ANANSIEをご紹介!

skunk anansie.jpg
SKUNK ANANSIEは1994年に結成された、エース (G)、キャス(B)、マーク・リチャードソン(Dr)と、紅一点のスキン(Vo)からなるイギリスのロックバンド。01年に解散するも、2009年に再結成、現在も活動を続けています。重量感のある楽器陣の演奏はHR/HM的ではあるけども、それほど画一的ではないし、ジャンルとしてはミクスチャーだったり、オルタナだったりになるのかな? 彼らが登場したころは、そのあたりのイギリスのバンドがブリットポップやブリットロックとくくられていたような時代だった気もするけど、まあ、ジャンルでくくれないバンドでもあります。

『Charlie Big Potato』
サードアルバムのオープニング曲。俺が初めて聴いたのがこの曲でした。このMV、虫が苦手な人は目をつぶって音だけ聴きましょう(笑)

 


スキンの黒人ならではの(と言ってもいいと思う)しなやかながらも力強いヴォーカル、女性ながらスキンヘッドであり、モデルも務めるほどの圧倒的な存在感がバンドの個性を際立たせているし、他のバンドと一線を画した存在にしている大きな要因だと思う。ただ、スキンだけがこのバンドの売りかというと、決してそうではなく、他のメンバー達の存在ももちろん重要だ。エースとマークはブライトン現代音楽学院でチューター(講師)を務めるほどのミュージシャンだし(マークはイギリスの人気バンドFEEDER のメンバーだったことも)、キャスはあのゲイリー・ムーアと、SCARS というトリオでアルバムをリリースしている。とくにキャスのベースがいい! キャスも黒人で、やっぱり白人のロッカーの演奏とはグルーヴが違うんだよね。キャスのベースは普通のエイトビートを弾いても"跳ねて"いるし、どこか粘り気のあるこのバンドのグルーヴはキャスの影響が大きいんじゃないかなあ。

『On My Hotel TV』
こちらもサードアルバムから。この曲はなかなかの衝撃だったなあ。公式動画がなくていろいろ探してみたんだけど、これドラムのマークのチャンネル? 音が生々しい分、キャスのベースの特異さもよくわかると思う

 


俺がSKUNK ANANSIEのことを知ったのは、彼らがサードアルバム『Post Orgasmic Chill 』を発表したころで、TAI-ONの相方が教えてくれました。うちの相方は俺の5歳下で、普段聴く音楽がまったく違うから、俺が知らないバンドなんかをあれこれと教えてくれるんだけど、SKUNK ANANSIEも、「たぶん好きだと思うよ」とCDを貸してくれてね。ゴリっとしたギターのサウンドと、ヘヴィなリフは俺が好きなHR/HMっぽいんだけど、コード進行やリズムのノリが違うし、ギターソロもほとんどない。それでも激しく叫ぶような歌声から、ささやくようなウィスパーヴォイスまでを自在に操るスキンのヴォーカルはすぐに気に入ったし、ヘヴィながらもメロディアスな楽曲は俺の好みだったから、すぐに自分でもCDを買っちゃった。そのアルバムに収録された『Lately』がとくに気に入って、女性シンガーとバンドをやるたびにカバーしています(YouTubeにアップしたのもこの曲)。

『Lately』
わたくしのフェイヴァリット。しかし、もの凄くいい曲なのになんでこんな変なMVにしたんだろう......

 


日本にはフジロックへの出演や単独ライヴで来日しているけど、2000年の単独ライヴ以降は来ていないはず。俺は残念ながらどちらも見逃しているんだけど、どちらも観に行った友人が、興奮気味にいかに凄かったかと語るのを聞いて羨ましく思ったし、次の機会があればぜひとも観に行きたい。海外では大きなフェスのトリを務めるほどの人気を誇る彼らだけど、どうも日本では過小評価気味で、あまり話題にならないし、日本語のウィキペディアもないくらい知名度が低い。俺らの動画が日本での人気を高める助力になれば......、なんてことはとても言えませんが、聴かずにいるにはあまりに惜しいバンドですよ!


『Lately』Cover by Antlion
わたくしのバンドのカバーです。演奏の完コピっぷりをぜひ本家と聴き比べてみてください。帽子が落ちるほど(笑)の熱唱も!

 


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https://www.youtube.com/channel/UC-WSajndNhq0tu7K7-MBEmQ?view_as=subscriber 













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