ikkieの音楽総研

第296回 洋楽編 ―― Andy Taylor 元DURAN DURANにして実は生粋のロッカー、アンディ・テイラー

2021 / 09 / 28

先日、Twitterをなんとなく眺めていたら、アンディ・テイラー の名前が流れてきて、思わず「おっ!」と声が出てしまった。なんと30年振りにソロアルバムをリリースするという。去年、突然シングルをリリースしてその時も驚いたけど、それ以降は目立ったニュースも聞こえてこないし、やっぱりプロデュース業に専念して、もう表舞台には出てこないのかなと、半ばあきらめかけていたところにこの嬉しいニュース……! 今回は久しぶりにアンディのことを書いてみましょうかね。

andytaylor.jpg アンディ・テイラーはDURAN DURANTHE POWER STATIONでの活動で知られるギタリスト/プロデューサー。1985年にDURAN DURANを脱退して以降はソロアーティストとして活動し、ヴォーカルも兼任しています。DURAN DURANのサウンドはシンセサイザーが中心で、アンディのギターも控えめではあるんだけど、そんなロック度低めのバンドの中で、ひとりロッカーのオーラを醸し出していたアンディがカッコよくてねえ。アンディは、俺の少年時代の憧れの人でした。

ニューロマンティックを代表するDURAN DURANというバンドにいたものの、アンディ自身はハードロックなどのヘヴィな音楽に影響を受けており、その音楽性がDURAN DURANの中で問題になったこともあるといいます。ただ、リーダーのニック・ローズ(Key)は、アンディのそういったバックボーンからなるエッジとロック・フィーリングがDURAN DURANの個性を際立たせており、アメリカでの成功のカギだったと近年のインタビューで語っていたりもして、アンディびいきの俺は溜飲が下がる思いでした。メンバーがアンディのことを否定的に語っているインタビューも多かったからね。

1985年にリリースされたTHE POWER STATIONのアルバム では、DURAN DURANでの鬱憤(?)を晴らすかのようにアンディのギターがフィーチャーされていて、「アンディってこんなに弾けたの?」という声が多かったのをよく覚えている。まあ、今になって聴くとヘタウマというか、かなりラフなプレイだったりもするんだけど、それでも水を得た魚のようにいきいきとプレイするアンディは、それまで以上にカッコよかった! ただ、そのころ開催されたライヴエイドで、DURAN DURANのライヴでもTHE POWER STATIONばりにワイルドに弾くアンディを見て、アンディは抜けるかクビになるかするんじゃないか、と不安になったんだよね。DURAN DURANにしてはギターがうるさいし、こんな風に弾きたいんだったら、このバンドにいるべきじゃないし……、なんてことを思っていたら、案の定アンディは脱退してしまったのでした。


THE POWER STATION 『Some Like It Hot』
曲のカッコよさももちろんだけど、アンディが弾きまくるソロにびっくりしたなあ

 


当時、世界で最も人気のあるバンドのひとつだったDURAN DURANを脱退するなんて、と、かなり衝撃を受けたけど、自身の音楽性を優先してバンドを抜ける姿は潔くもあり、やっぱりアンディはロッカーなんだ、と嬉しくもあった。そして、1987年にリリースされたソロアルバム は、アンディ自身がヴォーカルをとる、ハードロックと呼んで差支えのない作風で、DURAN DURANとのサウンドの違いに戸惑ったファンは多かっただろうし、ハードロックファンにはアイドルバンドだと思われていたDURAN DURANの元メンバーのアルバムということで、いまひとつ受けが悪かったようだけど、個人的には、アンディが“ロック”アーティストとして認められるきっかけになった、良いアルバムだったと思う。

DURAN DURAN 『Union of the Snake』
ライヴエイドでのパフォーマンス。アンディだけハードロックバンドのメンバーみたい……
だけど、これ、ミックスし直したのかな? 当時録画したやつをビデオをまだ持ってるけど、
ギターの音がもっと大きいんだよね

 


ソロアーティストとしては残念ながら大成しなかったものの、プロデューサーとしてはあのロッド・スチュワート の作品で大ヒットを記録しているし(CHIC のメンバーとの共同プロデュース)、英国の新進気鋭のハードロックバンドだったTHUNDER THE ALMIGHTY の作品でも、プロデューサーとしての腕の確かさを証明して見せた。その組み合わせは少々意外だったけど、THUNDERとの相性はとくに良かったのか、ギタリストのルーク・モーリーとは THE POWER STATIONの再結成ツアーなどでも活動を共にしている。

『I Might Lie』
アンディのファーストソロアルバムのリードトラック。
こういう曲がやりたかったのなら、そりゃDURAN DURANは抜けるよね......

 


1996年のTHE POWER STATIONの再始動、2001年のDURAN DURANへの復帰で久しぶりの表舞台に復帰したものの、残念ながらどちらも長続きせず、DURAN DURAN脱退後には、アンディは引退したという噂も流れた。両者ともに来日公演が実現し、どちらのライヴも観ることが出来たのはほんとに少年時代の夢が叶った瞬間だったけど(生まれて初めて出待ちをして、アンディに握手してもらった時は泣きそうになった)、最近はもう二度とアンディのライヴを観ることはないんだろうな、とどこかであきらめていた。でも、アンディは今年REEF のツアーに参加していたというし、そのREEFのメンバーも参加しているというソロアルバムが発表されたら、アンディのライヴも実現するかもしれない! 来日公演の実現は難しそうだけど......、コロナが終われば、英国でのライヴを観に行くことが出来るかもしれないよね! 新しいソロアルバム......、そのリリースを、心から、心から待ちわびています。夢よふたたび!

 


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