ikkieの音楽総研

第307回 特別編 Anti-War Songs ―― 世界に平和を。

2022 / 03 / 08

ウクライナ情勢がとても心配です。プーチン大統領やロシア側にどれだけ彼らなりの大義名分があったとしても、今ウクライナで行われていることはまごうことなき無差別殺人であり、大量虐殺であって、到底許されることではない。今回の音楽総研は、一日も早い収束への願いを込めて、反戦歌の紹介をしたいと思います。

The War Song/戦争のうた 』 CULTURE CLUB
CULTURE CLUBが1984年に発表したシングル。「戦争は愚かだ、人々も愚かだ」と、なかなかストレートな歌詞から始まる『戦争のうた』。ポップで明るい曲調だからか、発表当時はあまりメッセージソングとして受け取られていなかったような印象もあるけど、実にストレートな反戦歌です。エンディングでボーイ・ジョージ が「センソウハンタイ」と日本語で歌っていることもあり、小学生だった俺にはとても印象的な曲でした。ストレートな内容だからこそ、英語が母国語でない世界中の子供たちにも響くよね。


『The War Song/戦争のうた』
 



99 Luftballons 』 NENA 
ドイツのバンド、NENAが1983年に発表。地平線に浮かぶ99個の風船をUFOだと勘違いした将軍が戦闘機で攻撃を開始、それを自国への攻撃と勘違いした隣国がミサイルを打ち返し、99年にもおよぶ戦争で世界中が廃墟と化してしまった、という、なんとも皮肉なストーリー。ドイツ語で歌われているのにも関わらず、アメリカをはじめ、世界中で大ヒットしました。英語とは違う不思議な響きの歌詞が耳に心地よくて、何度も何度も聴いた曲だけど、歌詞の深さに気付いたのは何年か経ってからだったかも。ヨーロッパでは今でも人々に愛されている反戦歌だそうです。シンガーのネーナ・ケルナーがとてもキュートで、すごく憧れていたっけ。ネーナはしばらく表舞台に立っていなかったようだけど、最近また歌っているみたい。近年のライヴ映像を観て、変わらぬ歌声に感激しました。


『99 Luftballons』
 



Pipes of Peace 』 ポール・マッカートニー
反戦といえばジョン・レノン かもしれないけど、ポール・マッカートニーも「子供達には燃やす方法よりも喜びの歌を、平和の笛の吹き方を」と、ポールならではの視点で反戦を訴えています。1983年に発表の楽曲。敵対しあう兵士をポールが一人二役で演じたMVが、なんだか映画みたいで大好きでした。


『Pipes of Peace』
 



One 』 METALLICA
METALLICAが1988年に発表した楽曲。いわゆるプロモーションビデオを作っていなかったMETALLICAが初めてビデオを作ったことと、その衝撃的な内容が話題になりました。この曲は1971年の映画、『ジョニーは戦場へ行った 』をモチーフに作られています。METALLICAの楽曲には反戦を歌った曲がいくつかあるけど、そのどれもが、ただ「戦争反対!」と叫ぶのではなく、戦争の悲惨さや、戦場で使い捨てにされる兵士たち、戦場から戻ってきた兵士たちの苦しみが描かれているように思う。この曲は、四肢を失い、視力、聴力も失った元兵士が、モールス信号で「殺してくれ」と訴える......という、凄まじい内容。銃撃を思わせるような楽曲のアレンジも衝撃的でした。好戦的だと誤解されがちなHR/HM系アーティストだけど、METALLICAに限らず、反戦を歌った楽曲が多いんだよね。


『One』
 



Russians 』 スティング
ロシアによるウクライナ侵攻が始まったとき、真っ先に思い浮かべたのがこの曲でした。スティングはこの曲で「イデオロギーは違っても、ロシア人も彼らの子供を愛していると願っている」と歌っています。この曲が発表された1985年は冷戦の真っ只中で、ロシアはまだソヴィエト連邦でした。鉄のカーテンなんて言葉があったように、その頃のソ連は謎だらけで、映画に出てくるロシア人も冷徹な悪役としか描かれていなかったよね。当時の俺はまだ中学生だったけど、この曲の歌詞を読んで、そんなの当たり前だろ、ちょっと短絡的じゃないか、なんて生意気にも思ったような記憶があるけど、実は、ことあるごとに、この曲に内包されたメッセージについて考えています。戦争に限らず、倫理観が違うとしか思えない人たちのひどいニュースを聞くたびに、この曲を思い出しては、彼らだって、彼らの子供を愛していてほしい、と祈るような気持ちで願っています......。


『Russians』
 



スティングは自身のインスタグラム に、ずっと歌っていなかったというこの曲の演奏動画とともに、メッセージを投稿しています。

「この歌が作られてから何年もの間、私はこの歌をほとんど歌いませんでした。なぜなら、この歌が再び意味を持つとは思わなかったからです。しかし、一人の男が平和で脅威のない隣人を侵略するという、血なまぐさい、ひどく誤った決定をしたことを考えると、この歌は再び、私たち共通の人間性への懇願となりました。この残忍な専制政治と戦う勇敢なウクライナ人、そして逮捕や投獄の脅威にさらされながらも、この暴挙に抗議する多くのロシア人のために。私たちは、私たち全員が、子どもたちを愛しているのです。戦争を止めてください」

音楽には、戦争を止める力はないのかもしれない。反戦の歌はたくさんあるのに、戦争は何度も繰り返される。それでも、俺がこういった歌にたくさん影響を受けてきたように、一人ひとりの考え方を変えることなら出来るかもしれない。一日も早い収束を! ウクライナだけじゃない。これ以上、戦争の犠牲者を増やさないでください......。



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