インタビュー/記者会見

劇団PU-PU-JUICE 特別公演 第6弾
『竜馬を殺す』に出演する
小野春花にインタビュー!!

ono171116_001_1.jpg 高校卒業後、大学進学のために上京。普通の大学生活を送るも女優への夢が諦めきれずに、就職の道を選ばず芸能界の道へ。現在は、フリーで役者として活動中。今年11月17日(金)より上演の劇団PU-PU-JUICE 特別公演 第6弾『竜馬を殺す』に出演することが決まっている小野春花に、女優を目指したきっかけから今まで出演した舞台などのエピソードと今回の公演、今後の目標について話を聞いた。

ono171116_002.jpg ono171116_003.jpg 尾崎:まずは、女優を目指したきっかけから教えてください。
小野:女優というと敷居が高いんですけど……(笑)。
私は自分には“女優”ではなく、“役者”という言葉をつかうように心掛けています。
“女優”って言うと、色んな意味で雲の上のような存在のイメージがあるので。
きっかけは単純で、幼い頃からテレビっ子で、テレビばかり観ていたからです。小学校低学年の頃は、モーニング娘。が大好きで、将来は歌手になりたいななんて思っていました。でも、だんだんと自分に歌の才能がないことに気づいていくんです(笑)。それからドラマを良く観るようになって、今度は役者さんに憧れるようになりました。当時好きだったドラマが『花より男子』や『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス』でした。でも、役者になりたいという憧れはありましたが、引っ込み思案だったので、なかなか行動に移せませんでした。田舎に住んでいたということもありましたね。
やっぱり芸能界といえば、まずは東京に行かなくちゃと思い、とりあえず東京の大学に進学しようと考えたんです。いつか使えることもあるのかなと思い外国語大学に進学しました。私の通った大学は千葉県にあり、ちょっと東京からは離れちゃいましたけど(笑)。もともと芸能活動も始めようと思っての上京でしたが、思ったよりも忙しい大学生活で、気が付いたら普通の大学生活を送っていました。
いよいよ就活という時になって「う〜ん、就活できないな」って思ったんです。普通の会社に就職して働くというイメージがどうしてもできませんでした。
それから、オーディション雑誌を買って、掲載されている色々な事務所に応募しました。最初に返事をいただいた事務所にとりあえず入ることに。右も左も分からないままレッスンを受けていました。アイドル関係に強い事務所だったからなのか、役者のお仕事やオーディションがあまりなく、自分の目指している道ではないのかなと感じ、その後、トライストーン・アクティングラボ(トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所)で、レッスンを受けるようになりました。お芝居の経験が殆どないまま事務所を探すより、技術を身につけながら探しても良いんじゃないの?とアドバイスを受け、本格的にお芝居の勉強をすることになりました。

ono171116_004.jpg ono171116_005.jpg 尾崎:特技が中国語、書道、バレエということですが……。
小野:中国語は、大学時代に第一言語として勉強をしました。上海に1ヶ月、台湾に半年の留学経験があります。日常会話は大丈夫です。
尾崎:中国語での役の依頼があったら?
小野:中国語を話す日本人の役なら自信があります!そういった作品にも出演したいですね。
尾崎:中国語は、音程が難しいですよね?
小野:中国語で一番難しいのは発音だと思います。発音には「声調」という4種類の音の高低を表す要素があって、中国語を勉強し始めるときは基本的にこの声調から学びます。
尾崎:書道やバレエは?
小野:書道は、子供のころに特待生まで進みましたが、もう一度学び直したいと思い、書道師範の取得を目指し、今改めて書道を習っています。いつか書道をする役もやってみたいですね。バレエは、中学2年まで。基本的な動きはできます。
尾崎:「白鳥の湖」とかは?
小野:小学校4年生くらいの時に、発表会で大人の方達に混じってコールドとして参加させて頂きました。とても思い出がある作品のひとつです。

ono171116_007.jpg ono171116_008.jpg 尾崎:初舞台が、2016年3月のトライストーン・アクティングラボ 第5回公演『Taboo』(場所:中目黒キンケロ・シアター)ですが、いかがでしたか?
小野:私にとって初めての舞台でしたが、緊張はなかったかな?本番の舞台よりも初稽古の印象が強かったですね。台本が稽古を通して少しずつ形になっていくことがとても新鮮でした。劇団PU-PU-JUICEの山本浩貴さんの作・演出の舞台で、浩貴さんの稽古はとても熱の入ったものでした。こうやって舞台は作られていくんだなと身をもって感じました。日ごろのレッスンは同期とのものでしたが、この舞台で初めて先輩たちと演技をし、とても刺激のある現場となりました。

ono171116_009.jpg ono171116_011.jpg 尾崎:続いて、2016年6月からのPLAN N Presents『CRANK UP』(場所:シアター風姿花伝)は、いかがでしたか?
小野:この作品は、前作の公演を観ていただいた方からのオファーで、彼の初プロデュース作品でした。前作は気心の知れた仲間たちとの芝居でしたが、今回は、まったく面識のない方たちとのお芝居でした。自分が人見知りということもあって不安もありましたが、暖かく受け入れていただき、すぐに緊張は解けました。初舞台の稽古とは、まったく違った進め方でした。座組によって色々な形があるんだなと初めてわかりました。今作は役者になりたい女の子といった、ほぼ等身大の役だったので、自分の感情で演技をすることができました。毎回、違う人物を演じられる楽しさを憶えました。

ono171116_012.jpg 尾崎:2016年8月の「Mycafeの閉店」(場所:リスカフェ)は、いかがでしたか?
小野:ダブルキャストでしたが、初めてヒロイン的な役を演じさせていただきました。実際のカフェをお借りしてのお芝居だったのですが、私はそこのカフェのウェイトレス(千紗)役です。ヒロイン的な役ということで、ほとんどすべての時間舞台上に出ていて、今までよりセリフも多く、ずっと緊張感を切らさずに舞台上にいるということを初体験しました。

ono171116_013.jpg 尾崎:2017年3月のトライストーン・アクティングラボ plus「創る奴ら」(場所:劇場 MoMo)は、いかがでしたか?
小野:この時は、劇団丸福ボンバーズの福島三郎さんと、なすびさんをお招きしての公演でした。ふだんの自分とは全く違うタイプの役で、どこまで違う人間に見せられるかというチャレンジの舞台でした。自分なりには振り切った演技をしたつもりでしたが、まだまだ足りないとお世話になっている講師の方から指導を受けました。まだ自分の殻を破ることが前々からの課題でしたが、まだ破れていないんだなとお芝居の難しさを感じました。

ono171116_014.jpg 尾崎:2017年4月のJunkink Vol.1「Rebeat」(場所:劇場 MoMo)は、いかがでしたか?
小野:「Mycafeの閉店」の作・演出をされた柴田孝介さんのJunkink第1回目の舞台公演でした。
尾崎:ヒロイン・佑香役ということですが……。
小野:主人公・太郎の奥さん役でした。多くの出演者の中でヒロインということで恐縮とプレッシャーと頑張らなきゃという思いで演じました。今回は柴田さんの2作品目ということで、私のことを知っていただいていたので、どう演出すれば、私が魅力的になるのかを考えていただき、当て書きのような形で脚本を書いていただきました。2面性のある役柄で、一見お淑やかで清純で潔白な女性が実はそうではない裏の顔を持っていて……、
尾崎:当て書きなんですね?
小野:当て書き(笑)。そういう二面性を魅せることができれば、役者として輝けるんじゃないかという思いで書いていただきました。それに全力で応えなけらばと、必死に演じました。

ono171116_015.jpg ono171116_016.jpg ono171116_017.jpg 尾崎:舞台以外では、Amazon プライムビデオ「東京ヴァンパイアホテル(監督:園子温)」に出演されていますが、いかがでしたか?
小野:1人ずつ抜きで撮っていくシーンで、セリフはなくて短いシーンなんですけど、園監督に1人ずつ丁寧に演出をつけていただいて、こんなに細かいところまで監督自ら動いて演出をつけていただけることに感動しました。最後に「良かったよ」ってお声かけいただき、またお会いできるよう演技を磨きたいと思いました。映像のお仕事をもっとやりたいという気持ちも強くなりました。

ono171116_018.jpg 尾崎:CMですが「ろうきんカードローン R-ing」は、いかがでしたか?
小野:静岡県内で放送されるCMでした。私が静岡県出身ということもあって、オーディションを受けて起用していただけることになりました。このCMが地元で放送されて、友達も喜んでくれてますし、家族が少し安心しています(笑)。

ono171116_019.jpg ono171116_020.jpg 尾崎:今後の活動は?
小野:劇団PU-PU-JUICE 特別公演 第6弾『竜馬を殺す』に出演することが決まっています。
初舞台のときの作・演出が浩貴さんだったので、今回でご一緒させていただくのが2度目になります。初めて時代ものを演じる上に、好評だった作品の再演なので、正直不安や心配の方が大きいです。でも、今回の公演が若手を中心として作っている作品なので、協力し合いながら、初演とはまた違った私達にしかできない新しい作品を作っていけたらと思います。個人的な部分だと、当時の言葉遣いや所作をどれだけお芝居の中でリアルに創っていけるかが課題です。

ono171116_021.jpg 尾崎:今後の目標は? 
小野:もともと映像の世界に憧れたのがきっかけで、それは今でも変わってないので、今後は積極的に映像作品に参加することが目標です。技術的な面だと、明るい役柄を演じるのが苦手なので、無理に明るくではなくて自然に明るく演じられるようになりたいです。もっと未来的なことを言うと、スターウォーズが大好きなので、スターウォーズシリーズに出られたら、もう思い残すことはないです(笑)。でも、その前に英語をマスターしないとですね(笑)。

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 劇団PU-PU-JUICE 特別公演 第6弾『竜馬を殺す』

■ストーリー
親に捨てられ、奴隷として生きていた犬養亨は、新撰組に拾われた事をきっかけに暗殺者となり、冷酷な人斬りとして維新の志士達に恐れられるようになった。だが執拗に狙うも、切れなかった男がいた、それは討幕派の大物、坂本竜馬である。
犬養は、幕末の最重要人物、坂本竜馬を暗殺することで、存在価値を示そうと決意する。
動乱の最中、無名剣士が、人を愛し、生きた証を残すため、時代の渦に身を投じ、激動の日本を駆け抜ける。

作・演出:山本浩貴
キャスト:
三浦健人 伊藤桃香 有馬健太 山口大地 瀬崎良太 岩田知幸
古澤義寛 三中元克 石田将士 望月京奈 西丸亮 錦織聡
比嘉ニッコ 中條孝紀 斎藤貴裕 朝比奈周 小野春花 岩神颯
福田和也 小玉祐毅 雷地 成松修
企画制作:オフィスレン PU-PU-JUICE
制作:NanaProduce

日時:2017年11月17日(金)〜11月25日(土)
場所:恵比寿エコー劇場
東京都渋谷区東 3183 エコービル 2F
03-5466-1575(公演期間のみ)

詳細はHPまで:http://www.pu-pu-juice.com/performance/ryoma2017

劇団PU-PU-JUICE公式HP:
http://www.pu-pu-juice.com/


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エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2017 / 10 / 16

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