インタビュー/記者会見

映画『ジュピターズ・ムーン』
コーネル・ムンドルッツォ監督
来日インタビュー!!

jupitersmoon_001.jpg Q:カンヌのレッドカーペットで「これまでにない独特な作品を作ろうと思った」と答えていますが、これまで映画祭を含め、数多くの国で上映または公開された中で観客の反応はいかがでしたか?
A:一般の観客の方が、作品に対して良い反応を示してくれたことはとても嬉しい驚きでした。作品のジャンルがミックスしていき、作品のもつ意味がスイッチしていくのを楽しんで、自由に受け入れてくれたようでした。
今日においては人生、生きることというのは非常に複雑なものとなっていますが、観客がその複雑さを受け止めて、「難しい」や「わからない」と言って拒むことがなかったことが非常に嬉しかったです。カンヌ国際映画祭以外の映画祭でも同様の反応が得られたのではないかと感じています。

jupitersmoon_004.jpg Q:オリジナル脚本にこだわる理由を教えてください。
A:映画作りにおいては、オリジナルの脚本が源泉であり、作品をユニークにしてくれるものだと感じています。演劇においては古典の再解釈といったことが頻繁に行われていますが、映画には本来オリジナルの物語が多く、それらを語り続けることが重要だと思います。それを忘れて、他のジャンルや作品を模倣するだけの映画を作り続けている国では、映画が衰退してしまうのではないでしょうか。

jupitersmoon_005.jpg Q:次回はハリウッドで映画を製作されるそうですが、どんな作品ですか?
A:ブラッドリー・クーパーとガル・ガドット主演、マックス・ランディスの脚本による“Deeper”というタイトルの作品です。マックスはジャンルをミックスさせていくようなタイプの脚本家で、今回もそういった作品になっていると思います。
かつて宇宙飛行士だった男が主人公の物語です。彼は事故で宇宙に行くことができなくなってしまいますが、「地球の一番深いところに行く」と息子に約束をして、一人で潜水艇に乗り、海に潜っていきます。そこである女性と出会うのですが…詳しくはネタバレとなってしまいますが、ずっとひとつの空間で撮影していることもあり、ラジカルで神秘的な作品になるのではないかと思います。

jupitersmoon_002.jpg Q:監督が今後扱ってみたいテーマは何ですか?
A:私はコンセプトから作業を発していくタイプではないと思います。大切なのは自分の心に触れるかどうかで、それが無くして作品を作ることはできません。それが私のコンセプトだとも言えるでしょう。つまり、物語が自分の心に響かなくてはいけない。もちろん、何らかのリスクを負っていたり、何か新しいものを映画の上で切り開いていくタイプのものであってほしいとは思います。観客としても同じことが言えますが、既にあるものと同じような作品は観たくないし作りたくありません。

Q:カンヌではウィル・スミスが本作を絶賛していました。直接話をしましたか?
A:残念ながら直接話す機会は有りませんでしたが、この作品のファンでいてくれていることは知っていて、感謝の気持ちを綴った手紙を送りました。それは読んでくださったようで、それで充分だと感じています。

jupitersmoon_006.jpg Q:ハンガリーで日本映画を観る機会はありますか?好きな作品があれば教えてください。
A:残念ながら、私が10代だったころに比べると、ハンガリーで日本映画を観ることは難しくなっていますが、河瀬直美監督であったり、いわゆる日本の映画作家といわれるような人々の作品はできるだけ個人的にフォローするようにしていますし、影響も受けていると思います。特に影響を受けたのは北野武監督の作品と、久石譲氏の音楽です。『ソナチネ』など、自分が17歳から20歳のころに観た、北野監督初期の作品には非常に影響を受けていると感じます。その他にはアニメも好きで影響を受けました。宮崎駿監督の作品もクラシックとして好きで、自分の娘にも『千と千尋の神隠し』を毎年見せていますし、他の日本のアニメにも影響を受けています。良質なアニメだからこそできるものというのがあって、決して実写ではできないことを素晴らしい形で表現している作品が日本のアニメーションにはあると思います。それが私と日本映画との繋がりだともいえるでしょう。ハンガリーで日本映画がかかるときは必ずチェックするようにしています。他には映画祭で出会う、発見することも大好きで、そこでは完璧ではないかもしれないけれども誠実な映画に出会うことができます。今はどの作品も完璧を求めてしまうけれども、ときにそれは非常につまらないものとなってしまうと思います。

jupitersmoon_003.jpg


監督:コーネル・ムンドルッツォ
出演:
メラーブ・ニニッゼ
ギェルギ・ツセルハルミ
ゾンボル・ヤェーゲル
モーニカ・バルシャイ
配給:クロックワークス
公式HP:http://jupitersmoon-movie.com/
公開:2018年1月27日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー

2017©PROTON CINEMA - MATCH FACTORY PRODUCTIONS – KNM
 














エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2018 / 01 / 19

あそびすとショップ

美味良品 おとりよせしました

編集長!今日はどちらへ?

アラカン編集長モンブランを行く!

BigUp

asobist creator's file

  1. はいコチラ、酔っぱライ部
  2. ikkieの音楽総研
  3. 旅ゆけば博打メシ
  4. うららの愛♡Camera
  5. Tomoka's マクロビカフェ
  6. 三笘育の登山は想像力
  7. 憎いウンチクshow
シネマピア
おもいでリストにエントリー確実、話題の映画!

旅塾

▲このページのトップへ