インタビュー/記者会見

ドキュメンタリー×劇映画『シスターフッド』
兎丸愛美にインタビュー!!
「映画を撮られているという感覚はありませんでした」

sisterhood_U001.jpg 西原孝至監督が、初めてドキュメンタリーと劇映画が混在した実験的なモノクロ映画を制作。2015年から、東京に住んでいる若い女性たちの生き方をオムニバスで紹介するドキュメンタリー映画を作ろうと動き始めたが、2017年10月に#MeToo運動が広がると、劇映画部分を思いつき、4年間撮り貯めてきた登場人物の生活に加え、新たに劇映画の要素を撮影し、1本の映画にまとめた。もともとは、“フェミニズム”をテーマにして制作を始めたが、性別に限らず、「世の中にはいろいろな生き方があって、その人がその人であることがまず素晴らしいということを大切にしたい。」という、“多様性”を肯定する映画に仕上がった。
ドキュメンタリー部分で赤裸々に自身の経験や考えを語るのは、2017年に発売した写真集『きっとぜんぶ大丈夫になる』が女性を中心に支持されているヌードモデルの兎丸愛美(うさまる・まなみ)。今回は、その兎丸愛美に、これまでと本作について話を聞いた。

sisterhood_U005.jpg 尾崎:2014年にヌードモデルとしてデビューされ、2016年には舞台「幽霊」で女優デビュー。そして2017年にはカメラマンとしてデビューを果たされました。まずは、MVへ出演されたお話から聞かせてください。最初に出演されたMVが、フレデリックの「オワラセナイト(2015年)」と伺いました。
兎丸:詳しいですね(笑)。
尾崎:ダンスの振り付けが面白いMVでした。
兎丸:面白いですよね。
尾崎:初めて出演されていかがでしたか?
兎丸:写真撮影と映像は違いましたね。まず、現場が長い(笑)。撮影時間がとにかく長かった印象があります。
尾崎:その他に気になった作品では、宇宙ネコ子の「Summer Sunny Blue/with 入江陽(2016年)」。全編、渋谷での撮影でしたが、いかがでしたか?
兎丸:憂鬱な感じで、渋谷をひたすら歩くように指示を受けました。この作品の私は表情が暗いと思うんですけど、そもそも渋谷が苦手で、普通に歩くだけで、あの表情になるんです(笑)。
尾崎:そうなんですね。ふだんは、どちらの街で?
兎丸:新宿で飲んでいることが多いです。
尾崎:そういえば、ゴールデン街でお店番をしていると伺いました。
兎丸:もう辞めちゃいましたけど、昔はしていました。本作『シスターフッド』のドキュメンタリー部分で、ゴールデン街のそのお店が登場します。

sisterhood_U002.jpg 尾崎:このころ(2016年)に女優デビューということになりますか?
兎丸:はい、舞台「幽霊」と園子温監督の「アンチポルノ」に出演しました。
尾崎:最初は舞台に出演されたと?
兎丸:はい。それも、面白い話がありまして、最初は舞台のポスターのイメージモデルをしてほしいと依頼があり、モデルとして現場に行くと、演出家の方に舞台に出演してほしいとお願いされました。まだ、お芝居の経験はまったくありませんでしたが、演出家の方からは演技はしないでほしいという要望もあったので、お受けしました。でも、稽古をしている間に演技を憶えてくるじゃないですか?ちょっとでも演技をしちゃうと怒られましたね(笑)。上演場所も変わっていて、ギャラリーでの囲み舞台でした。
尾崎:真ん中に舞台があり周りにお客さんが入る感じですか?
兎丸:そうです。お客さんも30?40人くらいで舞台との距離も近かったです。最初から「ヤバイのに出ちゃったな」って(笑)。でも、好奇心は旺盛なので、やったことがないことをやりたいという気持ちはいつもあります。

sisterhood_U004.jpg 尾崎:それから映画「三つの朝(2017年)」に出演されたと。いきなり主演ですよね?
兎丸:そうですね。
尾崎:先ほどの舞台といい、いきなりが多いですね。
兎丸:運が良いんでしょうか?監督との面接は「セリフを読んでください」程度のものでしたが、主演に決まってしまって。私も不安だったので、その後、リハーサルを重ねていただきました。写真だとまったく緊張しないんですけど、映画は全てが自分に集中している感じがあり「ふだんは、こうやってお箸を持っていたかな?」って余計なことを考えたりします。

sisterhood_U003.jpg 尾崎:この作品で曽我部恵一さんと出会い、サニーデイ・サービスのレコードジャケットの撮影依頼を受けられたのですか?
兎丸:そうです。映画の撮影中に私が色々と現場で写真を撮っていて、曽我部さんのことも撮影をしました。その作品を気に入っていただいて、撮影の依頼がありました。
尾崎:活動の範囲が広いですね。
兎丸:人に恵まれているんだと思います。

尾崎:お話をMVに戻して、石指拓朗の「汽車よ(2017年)」に出演されました。MVというよりもショートムービー的な作品で、実際にお芝居をしているかのようでした。
兎丸:そうですね。実際にセリフを話しています。
尾崎:エンディングにビックリしました。
兎丸:面白いですよね(笑)。

sisterhood_U006.jpg 尾崎:では、今回の作品について伺います。ドキュメンタリーと劇映画が混在した実験的なモノクロ映画ですが、全編モノクロという映画の世界感はいかがでしたか? 兎丸:初めてモデルとして撮影をした時がモノクロ作品だったので、モノクロだからという意識はないんですけど、完成した作品を観た時に、モノクロにすることで余計な情報がなくなり、調和がとれてフラットになっている感じが良いなと思いました。

尾崎:ドキュメンタリーと劇映画の混在については、いかがでしたか? 兎丸:劇の部分は兎丸愛美役なので、最初は、どのようなスタンスで演じたら良いのか分からなかったんですけど、監督からは「素のままで良いですよ」とアドバイスがあったので、そのままの自分でいられました。
最初は悩みを深掘りして、そこから話が広がって、私やBOMIさん次第でこの映画は内容が変わっていくのかな?と思っていました。劇映画部分の撮影は去年の夏で、この映画がどう完成するのかは撮影中は分かりませんでした。

sisterhood_U007.jpg 尾崎:西原孝至監督からの出演オファーはどのような感じでしたか?
兎丸:私は、フリーランスで活動をしているので、直接メールをいただきました。 西原監督の第一印象は、すごく飄々とした方だなと思いました。私は人を信じる力が強いというか、人を見抜く力というか「この人は大丈夫」ということが直感で分かるんです。それで西原さんは大丈夫だって(笑)。初めてお会いして2回目にはウチに来ていました。
尾崎:西原監督からのオファーの内容は?
兎丸:ドキュメンタリー映画を撮りたい、兎丸さんの日常を撮りたい、写真撮影をしているシーンを撮りたいといった感じでした。さすがにいきなりヌード撮影の現場には入れられないので、友人との撮影だったら良いですよと、西原監督に伝えました。

sisterhood_U008.jpg 尾崎:本作でヌードの写真撮影をしているシーンはどちらですか?
兎丸:友人の家です。
尾崎:あの場面はシナリオがありましたか?
兎丸:あのシーンは日常の風景です。普通の映画の撮影とは違い、監督がひとりでマイクも照明もなくハンディカメラで撮影をしていたので、映画を撮られているという感覚はありませんでした。日常を撮られているホームビデオのような感覚です。その他のシーンでも、その距離感だったので私も色々と話すことができたと思います。監督と話しているのではなく、友人と話している感覚で、言葉を選んだりもしていません。滲み出るその時の葛藤などが、画面にしっかりと映っています。

尾崎:最後に読者へのメッセージをお願いします。
兎丸:今までの人生やこれからの人生の中で、自分の幸せについて考える時が必ずあると思います。それが今ではなくても、全ての人が経験をすることだと思っています。今、生きている全ての人に観ていただきたい作品です。

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出演:
兎丸愛美 BOMI
遠藤新菜 秋月三佳 戸塚純貴 栗林藍希 SUMIRE 岩瀬亮
監督・脚本・編集:西原孝至
撮影:飯岡幸子、山本大輔 
音響:黄永昌
助監督:鈴木藍
スチール:nao takeda  
音楽:Rowken
製作・配給:sky-key factory
公式HP:https://sisterhood.tokyo
Twitter:@sisterhood_film
facebook: @sisterhood.film.2019
instagram:@sisterhood.film
公開:3月1日(金)アップリンク渋谷にて公開

©2019 sky-key factory
 














エンタメ インタビュー/記者会見   記:  2019 / 02 / 22

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