美味良品 おとりよせしました

第25回 旦木瑞穂の「島ウマ!」Vol.05
ポコポコ浮かぶ見た目がキュート!
周防大島「みかん鍋」!

寒くなってきましたね?!
早いもので、2017年も残りわずかです。
年末年始は家族や親戚、友人たちと鍋を囲む機会も多くなると思います。そんなときにオススメ!
会話も弾んであったまる♪ 周防大島「みかん鍋」を紹介します!

Ibimi25_001.jpg ▲みかん色に黄色に緑色。彩り豊かな「みかん鍋」

■周防大島ってどんな島?

周防大島は瀬戸内海に浮かぶ山口県の島です。国土地理院が定める正式名は屋代島ですが、かつての「周防国の大島」ということから、周防大島と呼ばれるようになりました。周辺には20を超える小島が点在しており、周防大島諸島と呼ばれています。瀬戸内海では淡路島、小豆島に続き3番目に大きい島で、本州の柳井市からは国道437号が通る大島大橋によって結ばれています。瀬戸内海の豊富な海の幸と、平均気温が15度以上という温暖な気候に恵まれ、みかんの産地として有名です。

Ibimi25_002.jpg ▲「みかん鍋」セットが届きました!

■周防大島発!「みかん鍋」の定義

周防大島は、山口県のみかん生産量の80%を占め、「みかんの島」と称されています。みかんの産地として、また、瀬戸内の魚介類の宝庫として「周防大島のアイコンとなる名物料理を!」との想いから、約10年前に周防大島の料理人たちのグループ「鍋奉行会」が知恵をしぼり、「みかん鍋」が誕生しました。
「みかん鍋」は、以下の定義に基づく具材や薬味、調理方法を遵守した、周防大島の名物料理です。

【其の一】
体に優しい橘皮が香る「鍋奉行御用達」の焼きみかん

【其の二】
爽やかな柑橘の香りを練り込んだ地魚のつみれ

【其の三】
薬味としてピリリと辛いみかん胡椒

【其の四】
お鍋の最後はふわふわメレンゲによる淡雪みかん雑炊


Ibimi25_003.jpg ▲「みかん鍋」セット内容はこんな感じ

■鍋奉行御用達!みかんの果皮に含まれるヘスペリジン

「みかん鍋」の最大の特徴、「鍋用みかん」には、メリットがいっぱいです。ビタミンが豊富で美肌効果や風邪予防にもなり、魚介の生臭さの緩和や香り付けに良いだけではありません。実は果皮にこそ高い栄養価が含まれており、ヘスペリジンに代表される成分の多くは果肉でなく皮から摂ることができます。
ヘスペリジンは、柑橘類の果実の皮や袋から抽出される有効成分。紫外線から果実を守るために含有されるポリフェノールの仲間です。ヘスペリジンの生理機能として、毛細血管を強くするビタミンP作用、血中の中性脂肪やコレステロールなどの血清脂質の改善、血流の循環の改善、血圧の上昇の抑制など、血管をしなやかに保つ上で見逃せないたくさんの機能が報告されています。
さらに、ビタミンCの消耗の抑制、免疫機能の調整、骨代謝の改善、抗酸化作用などの健康維持に有用な幅広い機能もあり、現在も研究が続けられています。
日本には「みかんが色づくと医者が青くなる」ということわざがあります。昔から柑橘類の果実や皮は、風邪をひきやすい冬のビタミン補給源や、身体を芯から温めるゆず湯などに活用されてきました。
周防大島みかん鍋には、JA山口大島の選定基準や広島県環境保健協会の検査をクリアした、安心・安全な山口大島ミカンを使用。焼印された「鍋奉行御用達」の六文字は、安心・安全の証です。農薬の残留検査をクリアしているので、皮ごと食べても大丈夫。雑炊前のお口直しに皮ごと食べるのが、鍋用みかんの正しい食べ方だそうです。

Ibimi25_004.jpg ▲「みかん鍋」みかんがポコポコ浮かぶ様子がキュートです!

■実食!「みかん鍋」

では早速実食といきましょう。送られてきた箱の中に作り方の紙が入っていたので、これに沿って作ります。
まず、鍋に出汁を入れて5倍に薄め、火を入れていきます。
次に焼印みかんを熱します。170度のオーブンで約8分とありましたが、魚焼きグリルで焼きました。表面を軽く焼き、熱っしてから鍋に投入することで、ほどよい苦みが加わり、より柑橘の風味を楽しめるのだとか。
作り方には、「蜜柑胡椒を出汁に溶く」とありますが、我が家には子どもがいるのでここはパス。取り分けた後に各自で入れることにしました。
最後に、同梱されている魚介や地魚のつみれ、野菜を入れます。セットに野菜は入っていないので、好きな野菜を用意しましょう。今回は、キャベツや大根、人参に、えのきや椎茸、こんにゃくと豆腐を入れました。野菜をたくさん食べたい方は、出汁を薄めすぎないように味を見ながら薄めると良いと思います。
とろっと崩れやすいので、食べる少し前にみかん団子を投入。これで完成です!

Ibimi25_005.jpg ▲彩り豊かで美味しそう!

・地魚のつみれと瀬戸内の魚介
周防大島沖で獲れた雑魚を練り物にした地魚のつみれには、みかんの皮が練り込まれています。口の中に入れると爽やかな柑橘の香りが広がり、後味さっぱり。
魚介はサバフグとエビ。サバフグはほろっと崩れ、あっさりとした味わい。エビはプリッとした歯ごたえ。塩麹と蜜柑胡椒に漬け込まれた鶏肉は深いコクと旨味があって美味しいです。
みかん白玉は、周防大島産100%のみかんジュースが練りこまれています。モチっととろっとしていて、ふわっとみかんの香りが鼻を抜けます。
何と言っても出汁が美味しいです。瀬戸貝をはじめ、周防大島が誇る海の幸が使われているそうですが、野菜やこんにゃく、豆腐などがこの出汁を吸って、とっても奥深い良い味に仕上がっていました。

Ibimi25_006.jpg ▲蜜柑胡椒は湯豆富にもぴったり!

・蜜柑胡椒
蜜柑胡椒を入れてみました。蜜柑胡椒は、ゆず胡椒のみかんバージョン。みかんの皮と青唐辛子などを材料とした、ピリリと辛い薬味です。ゆず胡椒よりも辛さがマイルドで、みかんの香りや甘さを感じました。

Ibimi25_007.jpg ▲みかん雑炊完成!

・〆はみかん雑炊
「みかん鍋」の作り方の紙の裏には、みかん雑炊の作り方が書かれています。みかん雑炊は、鍋に残った出汁にご飯を入れ、その上にフワフワのメレンゲをのせた雑炊です。
まず、卵黄と卵白を分け、卵黄は軽く溶いておき、卵白は泡立てます。出汁にご飯を入れて一度沸かし、軽くなじませたら火を止めて、素早くメレンゲを盛ります。盛ったメレンゲの上に溶いた卵黄を流しかけ、ネギや水菜などを散らしたら蓋を閉め、2?3分蒸らして出来上がり!
黄色い卵黄はみかんをイメージしているそうですが、フワフワ真っ白のメレンゲに明るい黄色が映えて、食欲をそそります。食感はまるでシフォンケーキのよう!ひと手間加えるだけで、美味しさに驚きと楽しさが倍増します。

Ibimi25_008.jpg ▲フワッフワで美味しい!

「みかん鍋」は、島の飲食店や旅館などで食べることができるほか、お取り寄せもできます。用意するのは鍋と野菜だけ!誰でも簡単に周防大島名物のみかん鍋を楽しめます。
慌ただしい年末年始は、楽して美味しい!みかん鍋パーティーはいかがでしょうか?

■周防大島みかん鍋 お試しセット(4人前)
【内容】
4人前(鍋用みかん・地魚のつみれ・サバフグ・塩麹鶏肉・みかん胡椒を溶いた濃縮いりこ出汁 ※期間限定でエビが入っています)
【価格】
4000円(消費税・送料込み)
【お問い合わせ】
周防大島観光協会 TEL 0820-72-2134
【ご注文】
周防大島うまいもの広場 TEL 0820-73-0009 
web http://www.suouooshimaichiba.com/


旦木瑞穂(たんぎ みずほ)

愛知県出身。
産経デジタル「New Roses Web」にてグルメ・イベントレポートや、鎌倉新書「月刊 仏事」で葬儀や介護に関する記事などを連載。各種パンフレット、ガイドブックなどの企画編集のほか、グラフィックデザイン、イラスト制作も行なう。

Twitter:@mimizupon











エンタメ 美味良品 おとりよせしました   記:  2017 / 11 / 20

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