サクラ咲くサク桜丘

COLD CUT'S BARBERSHOP―― NYからの伝道師

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【今回の桜な人々】
COLD CUT'S BARBERSHOP
maya
 さん

〒150-0031
渋谷区桜丘町3-8
横倉ビル1F
マップ

ホームページ
http://www.uptownluxurydowntownattitude.blogspot.jp/


このコーナーの取材の依頼でとかそういう話ではなく、プライベートで入ってみにくいお店というのは誰だってあるだろう。男単品なのに女性物の下着屋にズカズカ入っていくのはツラい......なんて当たり前の話を持ち出すでもなく、たとえばカウンターにおじいさんしか見あたらない飲み屋に若者として入るとか、その逆だとか......。
いわゆる"オシャレ"の部門でもあるだろう。筆者を例に取れば、あまりにも野暮ったい出で立ちなので、オシャレな若者がたくさんいる古着屋に入りづらい......入ってみることで野暮ったさの解消を狙ってはいるわけだが、なんかその手前で気後れしてしまうとか、そんな案配である。
 

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そんなプライベートと取材依頼がない交ぜになった話だが、当コーナーが始まって以降、ずーっと前を通りかかっていた美容室がある。美容室自体は何軒も出ていただいているが、その線路沿いにある美容室の場合、外からもわかる黒を基調とした内装と、中で仕事をしている男性の美容師さんの風貌......有り体に言えば米国のヤンキーのような方(敬称としてはおかしい)とが妙にマッチしており、「オレにはオシャレすぎて......」を通り越して「ちょっと怖い」と思ってつい通り過ぎていた。それが先日再び通りかかると、中には女性がひとり佇んでおり、あれ?と思って立ち尽くしていたら、その女性がニッコリ微笑んだ。
あれ、こちらは以前のお店とは別で......? 扉を開けてそううかがうと、「いえ、同じですよ。実は先日まで改装をしていたのでそう思われたのかもしれませんね。カッコいい男性の理容師(自主規制入れてます)? ああ、それは当店の理容師です。私はオーナーなんです。mayaと言います、どうぞお掛けになってゆっくりしていってください」
すみません、ネイティブが日本語ではないので......と言いつつも、超流暢な日本語で話してくれたオーナーのmayaさん。ここは『COLD CUT'S(コールド・カッツ)』という美容室......あれ? でも看板などには"BARBERSHOP(いわゆる床屋)"とありますね。
「ははは、".beauty-salon(いわゆる美容室)"でありBARBERSHOPであると思っていただければいいと思います(笑)。ただ、当店では"ニューヨーク(NY)スタイルのバーバーショップ"とさせていただいています。これはNYの――というよりアメリカ全体かとは思いますが、私はNYで見ていたので――バーバーがようなスタイル、これが日本にはないと思い、日本で2年前に開業したのです。
NYスタイル、ですか? はい、NYのバーバーというのは、髪を切るのももちろんですが、お客さん同士が会話をしたり、仕事の話をしていたら横のお客さんも参加してきたり......と、いわばサロンのように存在しています。日本の場合だと、たとえば月に一度バーバーにやって来て髪を切って帰る......以前は日本のバーバーもサロン的だったと思うのですが(「床屋政談」なんて言葉もありますね)、いまはそういった文化は薄らいできているでしょう。
日本ではほぼ日常的にコンビニに行きますね? NYの場合は、それと同じくらいでバーバーに行くんです。それが日常なんです。買い物に行って、サイフに1ドル残っていたらそれを持ってバーバーに行く。『意識として髪をきちんとしていればボロを着ていても多少容姿がアレでも(この一節でmayaさんと筆者の視線が数回合いました。苦笑)』オシャレに見える。それがNYのスタイルとして、向こうのカルチャーとして伝えられたら、と思うのです」
ここでフラリとやってきた外国の方と、お互いに英語で会話をするmayaさん。(当たり前だが)流暢すぎる英語での会話は何もわからなかったが、生の英会話を聞けるのも特徴かもしれない。
「そうなんです、その通り。ですから英会話を聞きに来る、そんな立ち寄り方でもいいのかもしれません。そんな訪れ方ができるくらい、NYのバーバーって日常なんですよ。実際、この『COLD CUT'S』という名前ですが、これはNYのコンビニで一般的なハムやチーズなどの具材を挟んで食べるサンドイッチの名前なんですよ。それくらい一般的になるように付けたんです。
あ、もちろん髪を切るという本来のポイントにしても、NYから持ってきたバリカンやアイテムを使って、腕のある理容師が仕上げますよ。日本で"坊主頭"というと、バリカンでバーッと刈っておしまいだったりしますが、NYではたとえば顔の横から頭頂部にかけてグラデーションが残るようにカットするなど、1時間くらいかかるものばかりです。それができる日本のバーバーはあまりないと自負はしているので、この店に通ってくれるのは日本人のお客さんだけでなく、アメリカからちょうど来日している芸能人などもよく来てくれます。これは嬉しいことですよね」
 

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以前筆者が見た、このシックな内装にヤンキーな理容師さん......その光景はそのままNYのバーバーショップなのかもしれない。そこにかつては"床屋政談"が真っ盛りであった、日本生まれのオリエンタルなオーナーがいることも――。

「バーバーでも美容室でも、最初に入るときには勇気がいりますよね。特に当店などはそうかもわかりません。だからみなさん最初はけっこうおっかなびっくりなんですが、終わるとみなさん顔が違います。イキイキとして帰っていただいていると感じます。やっぱり、自分がカッコよく変わると楽しいんですよ。ぜひNYスタイルのバーバーショップのカルチャーを感じにいらしてください。お話しだけでもかまいませんし、やっぱり一度切ってみるのも......ねっ」
はいっ、そうさせていただきます。
NYからの伝道師は最後まで微笑みを絶やさず、ひとりのヤボな実例を見送った。お邪魔いたしました。そして今度はお客さんで――
 


Q・あなたにとって桜丘とは?
「ここに決める前は麻布や青山なども見て回りましたが、そちらは"アッパータウン"。私はNYではずっと"ダウンタウン"にいましたので、渋谷のダウンタウンである桜丘を選びました。この2年、正解だったと思っていますよ」

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先日2カ月の改装から新装したばかりの店内。
「黒のベースはそのままで、配置などはガラッと変わっています」

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こちら、後ろがシャンプー台になっています。椅子はもちろんNY直送!

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バリカンやヘアスタイリングアイテム、そして絵などもすべてNYから。
尻込みしてる前に行ってみようぜCOLD CUT'S!







  エンタメ サクラ咲くサク桜丘   記:  2012 / 06 / 28

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