アラカン編集長モンブランを行く!

初アイスクライミング-2:氷瀑・上ヶ沢

2010 / 01 / 08

100101001.jpg1月1日
八ヶ岳方面は相変わらずの大寒波真っ只中の曇天。降雪がないだけましだが、異様に寒い。
気温の上昇を待って、それでも朝の9時ごろに上ヶ沢に向かった。鉱泉から20分ちょい上がっただけで、一段と気温が下がる。マイナス13度。

小ぶりな滝が完全に凍っている。目出し帽の上にニット帽をかぶり、その上からヘルメットをつける。オーバーヤッケ、オーバーパンツにスパッツ、アイゼンはもちろんのフル装備。そしてさらに、その上からハーネスをつける。それでもガコガコするほど寒い。
ニット手袋、毛糸手袋、防寒撥水手袋の3枚重ねて両手につけても、バイルを持つ指先がジンジンする。

アイスキャンディー・人工壁は氷壁がほぼ垂直だったが、氷瀑はずいぶん向こう側に倒れている。基本を体得するのにはベターだということで、さっそくやってみる。

バイルを氷壁面にカツンと当てる。肘から腕の重みを利用して、氷面に真っすぐに。
例えば、右バイルをできるだけ高いところに打ち込んだら、左足を少し上げる。アイスクライミング専用のアイゼンだと爪が前向きに出ているが、雪道用なので下から突き上げるように蹴込んでそこに乗り込む。
次に右足はバイルを打った右手が身体の中心にくるように、開いた位置に置く。

100101002.jpg左手バイルをできるだけ高いところに打ち込んだら、右足を中に戻しつつ上に上げる。以下右手右足と同じ要領。
つまり「上げて、開いて、寄せて」の繰り返し。「開いて」がなければ、ブラみたい!

途中でわからなくなると、大森さんが「今度、右足寄せて!」とか、「次、左挙げて」「バイルもっと高く」とか指示してくれる。その通りやってみれば、なんとか上まで行けた。ちょっと楽しくなっちゃった。それでも1本やると、しばらく次ができないのだが…

確かに死ぬほど寒い。
目出帽の中で鼻水がずるずる。吐く息でメガネが曇り、仕舞いにメガネを外してしまうと、面ん玉が凍ってしまうんじゃないかと思うぐらい。コタツでぬくぬく、みかんかなんか食べながらテレビでも観てる方が、どんなに楽ちんか知れやしない。
なのに、なんだろう?楽しい。「なんでまた、好き好んでこんなことやってるんやろ。バッカじゃね。アホやん」とは思う。でも楽しい。

100101003.jpgつくづく、人の「縁」を想う。
ほんの4年足らず前。ことさら寒いのが苦手で、冬におもてを歩く時には、ジーンズの下にタイツをはいて、タイツの上にモモといわず、横ケツといわず、腰やら背中やらホッカロンをヤマモリ貼り巡らしていた。身体が冷えると一層、肩がこり、首筋が硬くなって、仕舞いに頭痛がしてくる。冬は最も嫌いな季節だった。
それがどうでしょ。「犬は喜び庭かけまわる」な具合で、雪山にでかける。果てはアイスクライミング。凍った滝を攀じっちゃうってんだから、我から「どうなってんの?」だわ。

OFFICE ALPINEとの出合い。「奥多摩はもう登るとこないよ」ぐらいモノに疲れたように登った。しかも独りで。怖いもの知らずだった頃がむしろ懐かしい。ヘッドライトも持たずにでかけて、下山時間を見誤り、挙句が道を取り違え、真っ暗な針葉樹林帯下の道に鼻をこすりつけんばかりにして歩いたこともあった。スポーツ用品店のおねえさんにちょこっと使い方を教わっただけで、テントかついで縦走した。

「山、続けるんなら、どこかに入って指導を受けたがいいよ」「奥多摩だって冬は厳しい。雪山講習も受けたら」
友人の山女・豆板醤に言われても「そうかもね~」ぐらい。何の気なしに石井スポーツ主宰の「雪山装備机上講習」を受けた。それがOFFICE ALPINEの大森さんとの出合いだった。
翌月の雪上講習は楽しかったが、翌々月の天狗岳登頂はとんでもなかった。降雪をついての出発時マイナス20度。稜線に出たら風が巻いて地吹雪を起こし、上から下から雪が吹きつけ、山頂には2分といられなかった。

100101004.jpg気がつけば、真冬にジャケットの前を開けて渋谷の街頭を歩いていた。明らかに体感が変わり熱の放散量が増えたのだ。

そして今年はアイスクライミングってんだから、びっくりしなくてさね。
大森さんとの出会いがなければ必ず雪山も、クライミングもアイスも知らないまま人生を終えていた。なんてもったいないことだったろう。

午前中の上ヶ沢クライミングを終えて小屋で食べたお昼・ラーメンの美味しかったこと!どんな行列の店も、冷えた身体に染み入る温かいこのラーメンにかなうことはない。

 


*撮影by T.Sさん。写真で見る限り、イッチョ前だよ。なかなかじゃん!




*用語説明
【アイゼン】Steigeisen(独)climbing irons(英)crampon(仏)
かんじき。固い雪や氷の斜面を登降するときに、滑り止めのために靴に付ける鋼鉄爪つき金具。材質はクロムモリブデン鋼やチタンなどが使われている。正しくは【シュタイクアイゼン】という。Steing[山路] eizen[鉄]。
【オーバーパンツ】(日)
防寒・防風のために、ズボンの上に履くズボン。裾がファスナーで開き、靴を履いたままで抜きはきできるようになっている。
【スパッツ】spats(英)【ゲートル】gueters・ゲートル(仏)脚絆・きゃはん(日)
靴に雪や砂などが入るのを防ぐために、足首をおおう筒状のカバー。ロングスパッツ/足首から(多くは甲も覆う)膝下まである。
【バイル/アイスバイル】Eisbeil:Eishammer(独)icewallhammer(英)
氷壁登攀用の小型の斧(おの)または槌(つち)。
*用語説明
【アイゼン】Steigeisen(独)climbing irons(英)crampon(仏)
かんじき。固い雪や氷の斜面を登降するときに、滑り止めのために靴に付ける鋼鉄爪つき金具。材質はクロムモリブデン鋼やチタンなどが使われている。正しくは【シュタイクアイゼン】という。Steing[山路] eizen[鉄]。
【オーバーパンツ】(日)
防寒・防風のために、ズボンの上に履くズボン。裾がファスナーで開き、靴を履いたままで抜きはきできるようになっている。
【スパッツ】spats(英)【ゲートル】gueters・ゲートル(仏)脚絆・きゃはん(日)
靴に雪や砂などが入るのを防ぐために、足首をおおう筒状のカバー。ロングスパッツ/足首から(多くは甲も覆う)膝下まである。
【バイル/アイスバイル】Eisbeil:Eishammer(独)icewallhammer(英)
氷壁登攀用の小型の斧(おの)または槌(つち)。
参考:http://www.sunfield.ne.jp/~tkubota/yougo/






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