<"思い入れたっぷりのもの" アーカイブ20>

momi171004_01.jpg "実験の場:ワッツ" での発表をきっかけに大きく羽ばたいたものも沢山あります。
トランスフォルメ(=変容)と名付けたシリーズ。
ウェア的ディテールが付いて一見洋服のように見えますが、1枚では洋服としては成り立たないもの。所謂、オーバースカートやオーバードレスと言われるものですが、付けることで洋服が変化し、違うものに生まれ変わると言う意味で私の中ではアクセサリーに分類されるものです。最初につくったプリーツのサーキュラー オーバースカートは2001年のことです。ポリエステルのチュールレースを探す所から始まり (ポリエステルでないと永久プリーツはかからないのですが、一般的にチュールレースはナイロンが多いのです)、本格的なプリーツ加工会社でプリーツをかけてもらい、仕立ててビーズ刺繍をする。
かつて生地の仕事をしていた経験や人脈が生きました。
案内状用の写真はプロの写真家である岡田さん。プロと言っても報道カメラマンでしたからご無理をお願いしたものです。

momi171004_02.jpg 扇風機を回してスカートが美しく舞い上がり、同時にビーズが輝く瞬間を狙って苦労しました。専門のスタジオではないものですから。
その後たっぷりのフリルになったりパワーネットにスポーツディテールのドレスだったり、色々に変化していきました。そして世の中にもオーバースカート的なものは増えて行き、何となく新しくはつくらなくなりました。今、特に若い方がショートパンツにレーシーなオーバードレスを着ているのをよく見かけますね。ずいぶんと時代が変化したのだと思います。

momi171004_03.jpg アクセサリーもトランスフォルメである、という気持ちはこの頃から私の中で膨らんでいった様に思います。
翌年につくったのはポケットブローチ。2002年に登場していたのですね。
atsuyoさんのスカートに付いていた立体的なポケットを見て、アクセサリーとして面白い要素があると思ったのです。これを何処にでもつけられる様にしてはどうか?
これもトランスフォルメです。
この頃のポケットブローチはシンプルでしたが、段々とアクセサリー要素が強くなり、只今のものはかなり手が混んできました。
そして今取り組んでいるのは、内側から滲み出て来る光や色を追いかけたポケット。
さあて、どうなるか…

momi171004_04.jpg ポケットはブローチとしてつくっていますが、このブローチに私は特別思い入れがあるようです。つくるブローチの殆どは手のひらほどの大きなもの。どうもブローチと聞くとジャケットの襟などに付けるPTA的なものがイメージされ、何とも地味な感じです。此方には全く興味が無く、いつも皆さんに呆れられるものばかりつくり続けています。
私はブローチは身につける彫刻だと思うのです。指輪がアートしてしまうと一般的にはちょっとお困りの物になってしまいます。でもブローチはアートを身につけることを最も自然に実現してくれる、私には欠かせないアイテムなのです

そしてワッツから羽ばたいていったものの中で忘れられないのはtutuストール。
ポケットなどでチクチク手縫いする習慣が出来た私は、クモの巣の様に儚げなのにとても丈夫で扱いやすいチュールレースに何かをしたくなりました。始めは上手く扱えず1本チクチクするのも一苦労。今さっき ”扱いやすい“ と書きましたよね。始めの苦労をすっかり忘れて書いてしまった位沢山沢山つくって手が慣れたのです。

momi171004_05.jpg ワッツは毎年10月の会期でしたからいつもつくっている最中に台風が来たりします。(案内状の撮影も天気を睨んで一苦労) 中心からグルグルと縫っていくので、”台風みたいだなぁ“ と思いながら作業したのを今もつくる度思います。
最初はS,M,Lと3サイズあったのですが段々と大きいものしか売れなくなり2M×1Mという大きなものだけをつくる様になりました。びっくりする大きさの様に思えますが、透明感があって軽やか、形がどうにでもなる上、小さくなってしまうので全く問題ないのです。むしろ大きい方がtutuストールの良さが発揮されます。

momi171004_06.jpg tutuはその後も様々に変化して私の基本素材になりました。ナイロンですし、小さくなるので小さな台所で簡単に染められます。元々は白と黒しか無い生地なのですが、染織出身の私としてはWellcomeな素材。染める事で縮んで風合いも良くなります。なので、染めないで使う白黒も熱湯を通します。
最初からつくっているテグスの作品もそうでしたが、思う色につくれる ということはとても大事なことです。アクセサリーとしてより良く装うためのものですから。
しかし最近この初代ストールがつくりにくくなりました。色々あってね〜
出来ない!となった途端、手元のものたちはあっという間に居なくなってしまいました。 ナント、私も持っていません。どの色にしようかなぁと迷っているうちになくなってしまいました。これは ”自分が欲しい!“ から始まった私のアクセサリーつくりのコンセプトには反するではありませんか。何色も持っている方々も多いというのに私は 羨ましいー、と何だかヘンな気分なのです。
振り返ると今ではもう つくりにくもの、つくれないものもあります。それは致し方ない事であり、いつまでもつくれるものだったらそれもまた面白くないのかもしれません。
しかし私がね…
全色持っていても良いのに1枚も持っていないとはね…
ガンバッチャオウカナ…


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