<ワッツ展>

"私たちの胸元は小さな美術館。
すれ違う人々を、そして私を励まし豊かにします
出窓の明かりを“灯台"と呼んで絶やさない方がいました。
一見無駄に見えるものが、どれだけ私たちの心を照らし導いてくれるかと思います。
ブローチはいつの間にか私の作品の大切な存在へと成長しました。
小さな彫刻を伴うように身につける嬉しさ。装いをぎゅっと束ねるようなブローチは格別な楽しみがあります。"

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ギャルリーワッツ個展
この日を恐れつつも心待ちにしていました。

様々な思い溢れたこの個展。
何が何でも淳与さん、shinoさんの感性を満足させる充分な挑戦をしなくてはと神経をすり減らす思いでこんを詰めて来ました。
と言っても実際にこんを詰めたのはかなり近くなってから。構想が纏まると一安心で、あとは手を動かすだけ…、がしかし思ったものと違うものが出来上がって焦ったり、呼吸することさえ忘れるような追い込みでした。

淳与さんはいつもタイミングが絶妙。
何と初日がお誕生日!
皆んなでささやかなお誕生日会と初日スタートの感謝の時を持ちましたよ。淳与さんも似顔絵で参加。今回の展示、淳与さんはどう言ってくださるかな〜


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momi314_005.jpg 黒×Gold
私にしてはかなり珍しい色使い。
でもどうしてもこの配色をしてみたかった。
中澤晶子さんの著書 "その声は長い旅をした" のグレゴリア聖歌と現代が交差する世界観から始まり、中世の重々しい時代の中で無邪気に生きたジュリエットに重なり、その超クラシックなものとモダンなものが二乗されて生まれる何かを見てみたかった。

金色って格別に美しい
が、準備中 黒、黒と思っていたら突然TVに現れて "綺麗な色しか着ません" などと言う!
実は私、寝てたのに階下でついていたTVの音声が急に聞こえて飛び降りました!
知ってますよー。でも黒はパキッと白に合わせてたでしょう。トレードカラーのイエローにはベージュを合わせてるでしょう。
…そっかぁ、やっぱりイエローかぁ。TVの淳与さん相手にぶつぶつ。
試しに染めてみたら、Atsuyo Yellowになりました!
やっぱりつくるしかないか。
だから今回は黒とイエローです


アクセサリーは、アクセサリーだけで完成しないことが大切。
それだけで見ると少し物足りないくらいが丁度良い。付ける人がそこに何か加えて行く間が無いとね。
と、人には言っておきながら今の自分はついつい緊張のあまりこれでもかと手を加えたくなる。
誰も しかめっ面した、詰め込み過ぎのアクセサリーなんてつけたくなんてありませんから。
のびやかに、おおらかに。
楽しまないとね。
で、分かっているけどどんどんうめる…
オートクチュールじゃないんだから、その素材やテクニックは使っても身につけるアートでなくてはならない。
"力を抜いて" と笑い声が聞こえる。
はーい
途中で気付きましたよ
"抜け" が大事だって。
でもですね、クリムトって何であんなに背景さえ埋めたんでしょ。
きっと楽しかったんでしょうね。
苦しいけど楽しかった。


"ワッツに居るよ、淳与さん" と言った方がいました。
それは想像がつくようなつかないような…
が、ワッツに来て分かりました。淳与さんは私たちの作品の中に居るのです。
淳与さん、どう?どんな感じ?と会話をずっとしながら仕事を進める毎日。あの時のあの姿から生まれる作品。ずっと一緒に居て、作品の中に淳与さんの姿を見ます。
それはきっと私だけではなくてここで表現する皆んなが思うことなのかもしれません。だから淳与さん、居るのです。
ね、淳与さん

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時に涙を堪え、時に笑い泣きしながら、楽しかった… と言うか静かな感動を覚えた展でした。
渾身の一投一投を投げ合うギャラリーとつくり手は幸せです。そしてそこにお客さまも加わり幸せが二乗されていくのです。


今も心に響くBGMだったアベベルムコルプス。
淳与さんの姿は見えませんが、shinoさんと"お互い成長したよね" と言い合って振り返ります。
ただでさえ難しい時代、更にコロナ渦で特殊な状況の中、手探りで新しいことにも共に挑戦をしました。
折角ギャラリーで問うのですから私もギャラリーもお客さまも"挑戦"でありたいと思います。


淳与さんは絵本 "ラチとらいおん" のライオンだったのかも…
勇気も力も無い私たちを一緒になって励まし鍛え、いつの間にか1人で出来る様になっていた時、振り返ると何処かへ。小さな"黄色い"らいおん。

静かな感動と共に今回を締めくくれてshinoさんに、淳与さんに、皆さまに感謝です。










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