じゃがいもに続いてインゲンも怪しい気配。端から黄ばんで枯れ始めている。収穫は充分にあるけど理由も告げずに枯れちゃうなんて失礼な!
悪い虫でも付いたのだろうか、黄色くなった葉っぱを裏返して見ると、確かにアブラムシが付いている。それでも、枯らすほどのアブラムシの量ではない。
青い葉っぱもしおれてしまったところをみると、やはり根がやられてしまったに違いない。
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怪しいインゲン畑
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うーん、アブラムシがいるということはアリかもしれない。アリなんてたいした存在とは最初は思わなかった。でも、この頃はアリこそ真の敵かもしれないと思うようになってきた。
アリはアブラムシがだす甘い体液を舐めさせてもらう代わりに、アブラムシを望みの所に運んであげるという共生関係にあるらしい。根元を見ると、どーやらアリの巣があるみたい。
狸かカラスかという騒動が収まったと思ったら、今度はアリかいって感じ。ぶつぶつ文句をたれながら農作業に励んでいると、スミコさんが現れた。
「あら、いらしたの」
なんやかんやのおしゃべりのなか、Kさんが咳をするという話になった。
「この間ね、妹から電話があったの。今、アスベストって騒いでいるでしょう。主人の職場もアスベストを扱っていたのよ。それが心配で電話をしてきて、精密検査を受けたらって言うから『もう充分生きているからそんなこといらんわ』って言ったんだけど、よく考えてみたら、主人の妹なのよ。わざわざ九州から心配で電話してきたのに、なんてことを言ってしまったのかしらね。まあ、なんて言い訳をしたらいいか一晩考えてしまったわ」
「そういう失敗ってあるわよね、わたしはダンナの母親に愚痴ったら『女房を母親だと思って甘えているんじゃないの』って言われた時、『あんなできの悪い子産んだ覚えはない』と言って、かなり長い沈黙の時間を送ったことがあるの」
「思わず本音ってでてしまうのよね」
スミコさん、山ほどの言い訳をしたら「あなた、今さら・・・。昔から知ってるわよ」って言われたって。自分が気がつかないところでも、いっぱい失敗していたのね。
スミコさんの車に乗るときは昇天するのは覚悟の上。交差点で横の信号を見て「青よね」って言うの。
「わー!前の信号、前は赤よー!」って具合。
途中で我慢できなくて、運転を替わるのです。
でも、実に楽しい友人なのです。
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