<おでん>
先日、何とはなしにTVを見ていて驚いてしまいました。映っていたのはアニメの”おでんくん”。存在は知っていましたが見たことはありませんでした。お正月ということで、スペシャルとして短編を次々連発するのを思わず引き込まれて見入ってしまいました。
主人公は”ボク”であるもち巾着。おでん屋台を舞台におでん1つ1つが個性的に擬人化され、お互いのそして人間との関わりから何かを学んでいきます。ヘタウマ風なアニメと、ちょっと間の抜けた声からは想像できない奥の深さ。おでん鍋の中にあるおでん村で、遊んだり学校に行ったりの日常を過ごすおでん達。屋台のお客さんからオーダーがかかると”天”にある鍋の口からすっと箸が差し込まれお客さんのお皿へ。パクリと1口で食べられたおでんは、ヨイショ、ヨイショと入って行きそこでお客さんの本当の姿と出会います。
強がっている女性がシクシク泣いていたり、後輩社員に威張りちらされているバーコードおじさんの中にはマッチョなお兄さんが居たり、お母さんとはぐれた子供の中には、おもちゃが散らかり放題の森で暗く・・・
そこでおでんくんは話をしたり、励ましたり励まされたり。夕方(?)おでん沼からひょこっと戻ってきたおでんくんは仲間に学んだことを話するのです。
あー、なんて哲学的。
原作はあのリリー・フランキー。
そう言えばおでん屋台のおじさん、似ている気がする・・・
小さい頃、アニメはサリーちゃんやアッコちゃん等の少女マンガ的なものの他にムーミンがありました。ムーミンはおでんくんと少し重なる気がします。スェーデンの自然の中、少し不思議な日常の日々。ムーミンたち自身、実はムーミントロールという伝説上のおバケで(カバじゃないヨ)。
本当はちょっと恐い存在なのに、感情豊かな生活ぶりとあの主題歌(今でも歌える!)、そして岸田今日子さんの独特のお声にいっきに惹きつけられていました。ミステリアスなスナフキンや何だか愛すべきニョロニョロ!みんなが冬眠してしまい誰もいなくなったおさびし山で、一人淋しくダイヤモンドの様な涙をこぼすモーリー。脇役も良かったなぁ。思い返すと懐かしくて・・・どなたか一緒に盛り上がりません?
今、おでんくんを見ている子供達も大人になって思い出したりするのでしょうか。私の頃よりはるかに様々なアニメがあり、他にもゲームや、勉強に忙しい彼ら。このスローテンポと何気なく意味深なことを言うおでんが心のどこかに住みついてくれるといいな。
<おでん村公式サイト>
http://www.shogakukan.co.jp/odenkun/ |