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なかつりょうこの Time is... タイトル

Essay 昔のこと、今のこと今でも腑に落ちない中学時代のエピソード

あれは私が中学3年生の時。2学期も半ばにさしかかった頃、推薦入試の予行と称し、学年全員を対象とした「面接の練習」なるものが行われました。ドアの開け方、お辞儀の仕方などひと通りの説明を受けたあと、校長室に3〜4人まとめて呼び出され、面接官に扮した校長先生の質問にひとりずつ順繰りに答えていくといったものなのですが…。

面接イメージ「(コンコン、)失礼します。」
「名前は?」
「なかつりょうこです。」
「趣味は?」
「夜、布団の中で色々な物語を考えることです。」
「(少し間をおいて)…、そういうのは、趣味としてどうかな。もっと別の表現に改めなさい。」

細かなやりとりは忘れたのですが、どうやら“布団の中”というのが余計だったようです。
当時の私にとって、布団と空想とは切っても切れない固い絆で結ばれていました。夜に限らず、休日の朝には時にはお昼過ぎまで起きてこずに、ああでもない、こうでもないと想像の世界に浸って楽しんでました。どうしてそれがいけないのか。

「単に“物語創作”じゃだめなのか。それならおかしくないから。」
「でも、布団で考えるのが好きなんです。それに、別に“作って”いるわけじゃありません。」
「面接には面接の答え方というものがあるんだ。いいから言う通りにしておきなさい。」

私の反論も空しく、そのまま話は打ち切られてしまいました。

もともと私に推薦入試を受ける予定はなく、他の人達をあまり待たせるわけにもいかなかったため、首をかしげながらもその場はおとなしく引き下がったのですが、果たしてあの時の先生の対応は正しかったのかどうか? 今でも答えは出せないままです。

善意に解釈するなら、本番で私に失敗をさせたくないという先生なりの、精一杯の心遣いだったのかもしれません。生徒を正しい方向へ導くことは、教師の当然の義務でもあるわけですから。ですが、相手はまだほんの、15歳の女の子なんです。仮にその答えが「面接」という枠からはみ出したものであったとしても、特に害のある内容でもない限り、気持ちを素直に述べた子供に対して「そっかあ、そんな事が好きなんかあ。」とでっかく受け止めてあげたところで、別にバチは当たらないと思うのですが。 試験当日ありのままの自分で臨んだ結果、「うちではそんな生徒さんはいりません」と高校側が判断したなら、それはそれでいいんじゃないのかな。(それにしても、そんなに変か?)

ちなみに現在の趣味はというと、

「就寝時、眠りにつくまでの間を利用し、様々な物語を…」

すみません、やっぱりまだだめみたいです、先生。


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