asobist.com
メルマガ配信中!
表紙 読みもの 美味・良品 ゲストコーナー
なかつりょうこの Time is... タイトル

Essay 昔のこと、今のこと巣(3)

(またまた前回からの続き)今住んでいる所は、以前姉と暮らしていたマンションのすぐご近所です。

おととしのGWは、1週間ほど実家で過ごしました。連休を終えて帰ってくると、ベランダの壁に蜂が巣を作っていました。といってもまだ初期の段階で、ちょうど釘を垂直に打ちつけたような格好です。
「払い落としちゃえ」蜂が飛び立った隙に、布団たたきを手に戸を開けたとたん、反対方向から別の蜂がブーン。「なんで??」信じ難いお話ですが、ちょっと留守にしていた間に2匹の蜂が、ベランダの両端に同時に巣を作っていたのです。1匹が出て行ったと思ったら今度は別の一匹が帰ってくる。これではたまりません。何とか2匹が一緒に出かけてくれた時を見計らい、巣のひとつをバシッ。反対側にかけよってもうひとつもバシッ。後には殺虫剤を吹きかけておきました。ここは危険な場所なんだと、彼らにわかってもらわなければいけません。効果てき面。戻ってきた蜂たちは、殺虫剤のにおいに「うっ」。二度と来なくなりました。

去年の梅雨の時期にも、蜂に巣を作られました。確かにこの辺りは蜂が多いです。そして、家の数も多いです。別にうちにばかり来なくても…。ついついぼやいてしまいます。

この原稿を書き始めるまで忘れていたのですが、そういえば小さい頃住んでいた団地でも、やはりベランダに、スズメに卵を産みつけられました。その後引越した先のマンション(現在両親が住んでいる家です)でも、これまたベランダのプランターの土に、いつの間にか蟻が住みついていました。その蟻たちが敷居を越え、大群で家の中まで押し寄せてきた時にはそれはもう大変な騒ぎでした。初めに「8年の間に5回」と書きましたが、これらを合わせると、スズメから数えて約26年間で7回、蜂の「同時進行」を2回とするなら全部で8回、巣を作られたことになります。4回も引越しをしているのに関わらずです。

ここまで来ると、嫌でも色々考えてしまいます。動物は嫌いではありません。人間も動物、世の中共存です。でも、私には思いやりがないのかな、こんな至近距離で蜂さんや鳩さんたちと暮らすなんてとても無理です。洗濯物汚れるもん。刺されるの怖いもん。そういいながら、追い払った後には心がチクリと痛みます。彼らはちゃんと、生活の場を見つけることができたのだろうか。追われて追われて、やっと行きついた先がうちのベランダだったとしたら?ごめんね。それしか言えません。

窓のすぐ外に、貨物用の高架が走っています。橋げたには、カラスが巣を作っています。2度ほど、小鳥を襲っている現場を目撃しました。2羽のカラスが両側から猛攻撃。何とも悲惨な光景でした。童謡の世界では「カラスの赤ちゃんなぜ泣くのー」なんてかわいく歌われていますが、結局かれらは野生の生き物なんです。くり返しくり返しやってくる鳩の、生きる本能をむき出しにした感情のない「目」に私は背筋が寒くなるのを覚えました。話しても通じない(当然ですが)相手というのが、こんなに恐ろしいものだとは思いませんでした。完全に、私の負けでした。

カァ、カァ、と、今日もカラスたちは元気です。次はあやつらか?まさかね。不安の絶えない毎日です。(おしまい)


asobist -mini- : 『Big Up』を更新♪今回は『シネマピア』で大活躍のLINDENさんです! by 編集部
「あそびすと」とは?
「あそびすと」はいつも自由です。 遊び心を忘れず、ゆとりをもって心豊かに暮らそうとするライフスタイルはまさにasobismです。

表紙 | 読みもの | 美味・良品 | ゲスト
ヘルプ | サイトマップ | お問い合わせ | 初めてサイトにいらした方へ | お支払い方法
 広告掲載について | 著作権について | 個人情報の取り扱いについて | 会社情報

(C) Copyright System We. All rights reserved.