― もうすぐ恋人 ―
初めて口をきいたときから
なぜかウマが合って
気がつけば私たち
仲良しのクラスメイト
なのにいつしか二人の間に
気まずさ生まれて
逃げるように受話器置いた
ある夏の昼下がり
移りゆく季節がたださみしくて
あなた探した
広い校舎をあてもなく
”友だちのままずっと”
そんなあどけない気持ちが
私には
とても大切だったのに
恋人になるまでの猶予期間
今日もまた下を向いたまますれ違った
恋人になるまでの猶予期間
ダイヤルまわすまでのため息の数
増えるばかり
まだ少年のような瞳で
ほんとはずっと大人で
惑わされっぱなし
だけど一緒にいると心弾んだ
額にかかる柔らかい髪を
初めて立たせてきた朝
目をまるくしてる私見つけて
照れくさそうに笑った
一日一日が過ぎてゆくのも
気づかないほど
さりげない時の流れが
むしょうに懐かしくて
取り出した四月の
クラス写真
まだ名前も知らないあなたがいる
恋人になるまでの猶予期間
今日もまた下を向いたまますれ違った
恋人になるまでの猶予期間
ダイヤルまわすまでのため息の数
増えるばかり
恋人になるまでの猶予期間
今日もまた下を向いたまますれ違った
恋人になるまでの猶予期間
そろそろ
タイムリミットだね |