― ひと雫のさよなら ―
ふとこぼれる笑顔が
自然すぎて
どれくらいの想いに
気づかずにいたのでしょう
別々の人生が
重なり合った
ほんのわずかな時が今
懐かしさに変ってゆくのね
後ろ姿を
そっと見ないふり
自由なあなたがまぶしかったの
そばにいてとも言えずに
あなたの腕のぬくもりに
甘えながら
強く生きてみたいけど
ごめんね、涙が止まらない
せめて笑顔でいたくて
鏡をのぞけば
濡れた瞳に確かな痛みが
ここにいさせてとだだをこねる
追いかけながら
いつも信じてた
悲しみもさみしさも皆
幸せへの架け橋
後ろ姿を
そっと見ないふり
自由な私でいたかったの
優しさの意味も知らずに |
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近い関係って、難しい。甘えすぎてもだめ、突き放しすぎてもだめ。自然体でいることを互いに心地よく感じられている時はいいけれど、どちらか一方が「何か違う」と疑いはじめたとたん、今まで自然だと信じていた言葉や態度が、逆にどうしようもなく不自然なものに思えてしまう。
頑張ってみせたのも、すべてはポーズ。そしてそれは、あなたのためじゃなかったんだ。あなたの前で、私は私でいられない。そんなことを考えはじめた、20歳終わりの頃。 |