― ピエロ ―
熱い吐息が虚しい夜は
乱れ髪がやけにいじらしいね
濡れた唇とがらせて
上手にすねてあげる
恋の手錬れと人は言う
だけど昔は誰も うぶな小娘
別れの数を数えては
泣きたくなる日くらいあるわ
抱きしめてよ 夢中にさせて
愛なんて忘れるほどに
ピエロだってたまには心から
笑ってみたいのよ
街を歩けば大人たちが
幸せという武器にしがみついて
使い方さえわからずに
何となく震えてる
下手な優しさは 心の奥に
やるせなさを刻むわ だからやめて
そばにいるよと抱き寄せられても
眠れぬ夜がひとつ増えるだけ
初めてルージュをつけた日の
ときめきはまだ胸に残るけど
きれいでいることに疲れた女には
休む場所もない
抱きしめてよ 夢中にさせて
愛なんて忘れるほどに
ピエロだってたまには心から
笑ってみたいのよ
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意図的に、悪女ぶって書いてみました。「なりきり」というやつです。しかし、今読むとなかなか本質をついているところがありますね。幸せは大人の武器ですか。使い方、確かにわかっていません。「幸せは人それぞれ」 このセリフを正当化するのが精一杯。21歳の私。やるもんだな。
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