― 自由人 ―
翼はどこへ行ったの
あなたをつつむ風景は
どこかしら色あせたブルー
抜け出したかった ずっと、ずっと
飛べるはずもない翼
はばたくほどに遠い青のかなた
夢見て眠った
気まぐれなシナリオ遊び
いつか少女がひとり消えたよ
自分は自分でしかないから
たまに許してほしくなるのだろ
ふたりのひとりぼっちが
あたため合って
愛が生まれるのだろ
くすんだ壁と煙草のにおい
かなしいまでの優しさを
人は過ちと呼ぶのでしょうか
あなたはそ知らぬ顔をして
誰のために時を刻むの
求めるだけのロマンスに
出口などないものを
指先に残るぬくもり
ここにいることを選んだあかし
夢見ごこちに抱きしめて
ほかに何にもいらないように
鳥の自由を信じてるあなたを
美しいと思った
自分は自分でしかないから
人を愛してみたくなるのだろ
ふたりのひとりぼっちは
きっと誰より
幸せになってみせるだろ
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ずっと、心から離れない人がいました。捨ててきたはずの面影に、気がつけばいつもしばられていました。そばにいるのも自由。いないのも、自由。どちらの自由を私は選びたいのだろう。どちらの自由が、私には幸せなのだろう。
日頃思いやりと呼んでいるものの正体を、多分あなたは知らない。だから悪いのは私。優しいのはあなた。その関係に、ちょっと疲れた。
山の中。現実逃避が続いています。 |