― 空の話 ―
コンクリートにかこまれた
生活に疲れたと
あなた 飲んではくり返す
いつか見た空の話
両手広げても余るほど
限りなく広がる青
呼吸するたび抱きしめた
ただ生きている喜び
そうね街に住む者は
知らず街に遊ばれて
ネオン無しには
明日の夢さえ見られない
たぶん街で暮らすには
あなた きれいすぎたのね
止めないわ 出てゆくのね
体だけは気をつけて
だけどあなた 覚えていてね
街には街の空がある
千も万もの願いをこめた
美しい空がある
たとえ街の憧れが
人の弱さを隠す
言い訳としても
私はここを離れない
こんな小さな空だけど
見上げながら信じながら
人は生きる
誰にも明日を消せはしないから
好きな人ができたなら
きっと話してあげてね
あなたが一度は愛した
空と女の物語
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