
東海道15日目 1月26日(日) 晴れ
府中→江尻(清水泊)
今日は一日富士山観光。天気もいいし、海沿いに清水(今夜の宿泊地)までぐるっと遠回り。
登呂遺跡
水田跡、住居跡、倉庫跡。弥生時代、本当にこんな建物が点在していたのなら、すごい事だ。おわんを逆さにかぶせたような家の土台には堤が築かれ、水の浸入を防いでいる。遺跡全体が公園になっており、近所の人達が気持ちよさそうに散歩していた。

南へどんどん下って行くと、出た出た、駿河湾だ。歩行者用の道が海岸沿いにずっと整備されていて、海はキラキラ、サイクリングやらジョギングやら、皆思い思いに楽しんでいる。そうか、今日は日曜日なんだ。
海沿いの道はイチゴ街道とも呼ばれ、その名の通り延々とビニールハウスが並ぶ。イチゴ狩りの看板に心惹かれるが、雰囲気だけ味わって先へ進む。
東照宮-日本平
海岸から少し内に入り、1159(いちいちごくろーさん)段の階段を登った所に「久能山東照宮」がある。徳川家康の遺骨が埋められているそうだ。乗り物に乗らないというルールをあっさり破り、さらに上、ロープウェイにて日本平へ。行程には関係のない箇所だし、富士山が見えるというのだもの。行かない手はない。そしてそして、It's so Wonderful! とにかくすごい。絶景だ。海・街・富士・箱根…、あの向こうへこれから行くんだ。待っててね。再会を期して、下山。
この辺り一帯は、大和タケルの剣の伝説の舞台となった土地だそうだ。昔は大和平といったらしい。
足の痛みも徐々にひいてきて、ずいぶんと歩きやすくなる。

海を右手にどんどん進む。左手にずらりと植えられた松は、昔はそれぞれに一本松やら二本松やら名前が付けられ、漁師さんの海からの目印の役目を果たしたという。道が途切れて何やら急に松が増えてきたと思っていると、そこがかの有名な、三保の松原だった。
圧倒される程の松林を抜け、そのまま砂浜へ。サラサラとしていい気持ち。波打ち際まで行ってみると、見えた、富士山だ。今日は富士づくし。海も浜も松も、美しすぎるほど美しい。
売店でおしるこを食べ、心も体もホッカホカ。
すっかりくつろいで、店のおばちゃんとあれこれ話をしている内、突然「息子の嫁にどう?」と言われてびっくり。「朝から、何か予感があった。あんたを見てピンときた。ホテルはとってあるの?うちはすぐそこなんだけど…」 悪い話ではないと一瞬心が揺らぎかけるが、だめだめ。私にはもっと大きな志があるのだ。丁重にお断りをし、逃げるようにその場を離れる。
静岡の人って、大らかでチャキチャキしていて気持ちがいい。東海道の中心。山あり海あり富士山あり。完璧だ。
清水市街へ入ってからも、建物の隙間から富士山がちらちらと見えて幸せ。まさに最高の一日だ。三保の松原は父と母が結婚前、大阪と東京で遠距離恋愛をしていた時に、落ち合ってデートした場所だと後から聞いた。知っていたらもっと感慨があったのに。
清水シティホテル泊 |