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夏目 麻生の
なんてことない「えとせとら」 −遊んで、食べて、仕事して−
美味しい空間5 伊藤家のつぼ
UPDATED 06-03-31

最近、友人になった(なってもらった)人で、15歳以上年下だけれど、そのことがまったく気にならずにいる食通に、八丁堀の寿司屋「伊藤家のつぼ」に連れて行ってもらった。

非常に優秀で、かといってギスギスしたところが無い、心配りの細やかな人で、仕事を通じて知り合ったのだけれど、親しくしていただけてとてもありがたく思っている。女性1人でも、良さそうな店だと思うとふらりと入って、常連になってしまうというところも、うらやましいかぎり。どこに連れて行ってもらっても、リーズナブルでとっても美味しい。仕事で会っても、こっそり良かった店の情報交換をしたりするのだが、わくわくしてしまう。

さて、伊藤家ですが、寿司屋に見えません。居酒屋?つぼって…?それにとっても狭い。L字カウンターで10席あるかなしか。右端にすわった私たちは、化粧室に行くときは一度店の外に出て、それもいすごと道路に出て。正面から入り直さなくてはならない。隣に座っている知らない人が「はいはい!」といっていすをしまっておいてくれる。なんだか昔通った、新宿ゴールデン街の店を思い出してしまった。絶妙な夫婦のやり取りもいいんです。お酒も焼酎も充実。

寿司屋だから素材は新鮮。こだわりの創作料理は目新しく、安くておいしい!!
突き出しは、光り物のたたき。ニシン・こはだ・鯵。手始めは連れのお勧めで黒海苔酢、バフン雲丹のシャリ詰め焼。それに今しか食べられないのれそれ(アナゴの稚魚)。のれそれはさっと煮で、とろとろと上品なコクでするすると食べてしまった。雲丹シャリ詰め焼も美味。行儀悪く最後の最後まで、殻の中をこそげてしまった。
お酒は焼酎「あくねの華」を。相手は「田酒」。お客の話し声もなぜか心地よい!

刺身は今日は、金目・桜鯛・鯖・赤貝・青柳・大とろ・中とろ、どれも美味しい。
せいこ蟹は小ぶりなのに濃厚な味、卵もいっぱい。おしゃべりは途中で止まり、夢中で食べました。さて、主役の寿司。ほうぼう・白甘海老・ひらめの縁側炙り・アナゴの白焼きその他。小ぶりな握りで、いくらでも入ってしまう。はちきれそうなおなかを抱え、注文が止まらなくて困ったのなんのって。帰りは一駅歩いてから電車に。

結構食べてちょっと飲んで大満足で、1人6千円強かな。常連も入れないくらい人気だから要予約。3時ころには埋まってしまう。誘いたい人の顔があれこれ浮かぶ、お教えしたくなかった1店だが、幸せは分かち合わなくっちゃね!

そうそう、親方はナインティナインの岡村似。女将さんの、作るのが大好きという玉子焼きはぜひ食べてみてもらいたい。

来月は、私のお連れする番。どこか良い店があったら、こっそり教えてほしい!!


伊藤家のつぼ  中央区 入船1-2-11  03-3551-2727






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