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夏目 麻生の
なんてことない「えとせとら」 −遊んで、食べて、仕事して−

隅田川の花火
UPDATED 06-08-15

「暇なら隅田川の花火見物に行かない?」と当日の昼近く、お誘いがかかった。 もっと歳をとったら、一時間半も立っていられなくなるから、今のうちと、急に思い立った友人からの電話。「わぁー、いくいく!」と、4時からの打ち合わせの後、6時に銀座で待ち合わせた。豊島園の花火くらいで、江戸前の花火見物をしたことがない。この歳になっても、やったことがない事、知らないことはたくさんあるから、人生まだまだ面白い。

浅草からだと、すごい人で、ずっと歩き続けての見物となるらしい。交通規制された水戸街道に座って見るのが良いとのインターネットでの情報で、曳船駅で降りて、人の流れに導かれて歩く。若い人が多く浴衣姿も目を引く。私はやっぱり藍染めの浴衣がきりっと爽やかで好きだ。そんな姿が殆どないのがちょっとさびしかったなぁ。とはいえ、自分が着るかといえば、残念ながら下駄より足が楽な靴を選ばざるをえないから、浴衣は着ることが出来ない。

やりたいことは若いうちからどんどんやってしまうに限る。いまさら気が付くのが「遅かりし由良之介」とはこのことだ。

さて、目当ての水戸街道をしばらく歩き適当なところで、敷物の上に腰掛けて、始まりを首を長くして待つこと30分。

さて、始まった。あれれ!なんと花火の真ん中に建物があるではありませんか。仕方なく移動をすることに。花火を見上げて歩きながら、花火の近くへ近くへ…。 結局、歩きに歩いて、打ち上げ場所のそばにたどり着く。フェンスはあるものの大きく良く見える。うれしい。川縁ではない。イメージが違った。

隅田川の花火

けれどもその遊歩道は一方方向に歩いていかなくてはいけない。でも殆どの人が移動しない。あまりに見事な花火を見上げていて動けないのだ。歩けというほうが無理。無理なんです。約束事を破ってごめんなさい。(見物のルールは、何か他の方法はないのだろうか)

「ドーン。シュウルルル、シュパッ!」「おおー!」「わーー!」と思わず歓声や、拍手も上がり、辺り一面、江戸時代もかく在りなん風情。「玉屋ぁ〜!鍵屋ぁ〜!」と呼ばわりたくなる。特に最後は何千発もの花火を一度に上げて「どうでぃ、これでもか!!」とばかりに、それはそれは見事!!

日本のように丸くあげることは他国では出来ないそう。日本の伝統技術はすばらしいものが多いのに、失われていくのは本当に勿体無い。ぜひとも大切にしたいものだ。数年前から、積極的に鼈甲のアクセサリーを身に付ける様になったのは、ほんのちょっぴり、そんな気持ちも働いている。

何はともあれ、本当に幸せな一夜でした!




asobist -mini- : 『BigUp』を更新♪今回はイラストレーターのtomokoさんです! by 編集部
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