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夏目 麻生の
なんてことない「えとせとら」 −遊んで、食べて、仕事して−

UPDATED 06-12-22

昔から妙に「声」に弱い。
「見目・形」に惚れないで、「声」に惚れてしまう。男女を問わず。
だから、「そういえばあの人はどうしているかしら」と思う時、顔と一緒に声も聞こえてくる。これって、他の人もそうなのかしら?

では、どういう声質が好きか?う〜ん。頭の中でいろいろな声が…。
多少複雑な声が良い。少しくぐもっていたり、ハスキーだったり。
特に美声、澄んだ美しい声や男性の低く響く声が、好きというのではない。個人的な好みなので表現が難しい。奥行きのある声、とでも申しましょうか。(これではいい足りないのですが…)

昔、OL時代に、電話で応対している地方支社の人の声に惹かれ、どんな人かと想像を巡らし、出張で出てこられた時に垣間見るチャンスをうかがった覚えがあります。結果はナイショです。
考えてみると、声の質もさることながら「話し方」ということにもなるかもしれない。

私の周りには、早口の人は少ない。やたら声の大きい人や強い調子で言い切る人も少ない。その上、みんな、言葉を選んでいて、分かりやすく聞きやすい話し方をする人が多い。ことわざに「名は体を表す」というのがあるけれど、誰かが「言葉は人格を表す」とも言っているのには、うなずける。

早く大人になりたかった20代後半、不細工だと思っていたので、少しでも素敵な人になりたいと、話し方にも気を使ってみた。口先でなく、体の中から声をだし、落ち着いてきちんと話そうと心がけるつもりが、かえって意識しすぎてぎこちなく、むしろ無口な人という印象を与えるくらい話せなくなっていました。なにをしていたんでしょうねぇ。

このごろは、声の出し方にも気を使わず、無意識に言葉が飛び出して来て、次男に「母、このごろオバサン化しているよ!」と言われてしまいます。体ばかりか、あらゆるところが緩んでしまってくるのでしょうか。まずい。本当にまずいです!(オバサン化は、ほかの点でも確実に進行中!)
電車の中では、特に気をつけたいのですが連れがいるとつい…。鏡をだしてお化粧をしている若い女性と同罪かも。

さらに、さらに突き詰めると、話し方の「ニュアンス」が好きということに。
言葉と言葉のちょっとした間合い。感情をむき出しにせず、でも思いは伝える声音。声のもつ色気。奥ゆかしいもの言い。語尾の感じ。余韻。
静かなカフェやオーセンティックなBarなどの空間で、ゆったり話していると、相手の言葉が空間に漂って消えるさまが、見えるよう。そんな時は、なんだかとっても素敵なごほうびをもらったと、密かに感じるのです。

スティング「ラビリンス」先日、イギリスのスティング(ロック歌手 1951年生)のNEWアルバム「ラビリンス」を知人が絶賛していたので、思わず手に入れた。
曲は、ジョン・ダウランドという、イギリス・ルネサンスを代表する17世紀の作曲家/リュート奏者が作った世俗曲が中心。シンガー・ソングライターのルーツとも言われている。
ダウランドが当時の国務大臣に宛てた手紙の朗読も間に入る。

惚れてしまいました。




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