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夏目 麻生の
なんてことない「えとせとら」 −遊んで、食べて、仕事して−

美味しい空間 15 「事務所でワイン! その1」
UPDATED 07-03-02

ワインとチーズをいただいたことから、事務所でワインを飲むことにした。
まずは、前々からたまにワイン持ち寄りで集まっている人たちに声をかけた。
ワインの薀蓄(ウンチク)では右に出るものがいないSさんは、仕事で知り合いになった、バリバリのキャリアウーマン。最初からワインの話で盛り上がり、次回飲む約束をしていた。独身貴族で、相当飲みこなしているワインフリーク。会社のイベントなどでは、ソムリエのコスプレをしてサービスに大活躍、とか。

Kさんはバブルの頃に美味しいワインを夜な夜な飲んでいたらしい。事あるごとに、「美味しいワインが飲みたいネー!」という。ラジオのシナリオライターだったので、独特の文章と雰囲気があるマダムである。ボルドー派で「ブルゴーニュなんて」と、のたまう。銀座のワインバーなどの情報を教えてくれる。
Kさんが、今度一緒に仕事をする、やはりワイン好きの若いゴージャスなYさんを連れて来て、今回は4人。



いつもは、私がするのだが、今回はKさんとYさんが食べ物を用意してくださった。こちらは、チーズとサラダ、スモークサーモンだけ用意。生ハムやマリネなども加わって、いつもの集まりの時の感じのようなしつらえに。さすがにチーズは8種類になった。
食器やグラスは適当にあるもので済ませている。事務所にあまりきちんと揃っているのも、本末転倒だと思ってしまうから。それと同じ理由で、火を使うことは出来ないようにしている。


グレッグ・ノーマン ヤラ・ヴァレー シャルドネ 2003知り合いのシェフがくださったのは、「グレッグ・ノーマン ヤラ・ヴァレー シャルドネ 2003」。グレッグ・ノーマンはオーストラリアのプロゴルファーでワイン作りに傾ける情熱はすばらしい。このシャルドネは、豊かな果実香と、オーク樽の香りが混ざり繊細な風味。酸味とコクのバランスがとても良い。久しぶりに2500円位のお手頃価格で満足のいく白。さすがに、シェフのチョイスはすばらしい。


シャトー ソシアンド マレ 2004 「シャトー ソシアンド マレ 2004」は、しっかりとした、けれども濃厚すぎないバランスの良いボルドーワイン。1885年の格付けの評価が低く、価格は比較的安いが、実力は1級とも2級とも言われている。セカンドラベルも丁寧に作っているので、お手頃で良い。正直言って2004年はまだ早かった。

オーメドック ド ジスクール 2001「オーメドック ド ジスクール 2001」は、シャトー ジスクールの別蔵ワイン。うま味とタンニンの美味しさをあわせもっている。 Sさんのハウスワインとしていつもたくさん買って、 ストックしてあるそうだ。最近「神の雫」という漫画でも知られるようになって、若い人にも人気らしく、品薄だそう。 お手頃価格ですばらしくバランスが良く、ワイン好きにも満足されるワイン。美味しかった。ネット販売でも2000円前後だから、知っておくとお得。一度自分で飲んでおくことをオススメする。

パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー2004 「パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー2004」はあのシャトー・マルゴーのセカンド。これはYさんのテーマワインだそうだ。エレガントで、熟したカシスのような深みのある味わいは、さすが芳醇なマルゴー。 これがテーマワインだなんて、Yさんてセレブ!2004と若かったけれど、満足、満足!

ドミニックローラ ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ 1996 「ドミニックローラ ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ 1996」は残り少なくなった、我が家の秘蔵ワインの1本。ワインカーブがあるわけではないので、今飲まなければだめになるので、開けることに。 でも、さすがドミニク・ローラン。香りも豊かで、奥行きのある味わい。でも、やはりピークぎりぎりというところ。

いつものように、Sさんにワインの説明をしてもらう。どんなワインが集まっているのかは、来てみなければ分からないのに、いつも、きちんと特徴や巷の評価を良く知っていって、レクチャーしてくれる。 どんどん食べて、ぐいぐいと気持ちよく飲む。「今が飲み頃のピーク。後15分が限界よ!」と彼女に言われると、素直に信じて真剣に飲んでしまうから、不思議!!

チョコ葡萄Kさんは好きか嫌いかの好みを、はっきり表し、どちらかというと感覚で飲むタイプ。
好きなものを、大切に香りも色もめでながらゆっくりと味わう。そのくせ、注ぎ方が大胆で、Sさんに澱が舞うとしかられたりする。ほど良く、かわいく酔ったりもするのだ。

Yさんは、初めてだし、年上ばかりで少々緊張していたのが、そんな2人に巻き込まれていく。この人も強い。 わいわいと、後で覚えていないような、たわいも無い話題やドキッとする話もでて、散々盛り上がる。後でしらふの時に、その時の話題を蒸し返すことはご法度。これはどういうわけか自然に暗黙の了解になっている。これって大人よね!!

10時半ごろになると、しっかりもののSさんが仕切って片付け始める。
今回は私が良い気持ちになってしまい、ソファにダウン。先に皆に帰ってもらって、終電車で帰った。 4人で5本を空にするとは、やっぱりワイン好き!



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