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夏目 麻生のなんてことない「えとせとら」 −遊んで、食べて、仕事して−


美味しい空間 22 「大根(おおね)」

UPDATED 08-04-06

父の入退院と、あることで時間を取られてしまって、で、突然のお休みをしてしまいました。
気が付いたら、桜が満開になっていて、「え、こんなに時間がたっていたの。」という感じです。歳をとるほど時間が早く過ぎていくって、やっぱりホントのことなんですね!

とはいいながら、美味しいことのお誘いは、無理してでも時間を都合しながら駆けつけるのは、相変わらずの私のこと。そして恒例の夜桜見物もかろうじて間に合いました。「花より団子」の私でも、花を眺めるということは、様々なことを考えさせてくれたり、慰められたりと、心を穏やかな状態に整えることのできる、とても大切な時間でした。

さて、美味しいお店に抜群に鼻のきく友人が、誘ってくれたのが八丁堀の「大根」。
「おおね」と読む。茅場町と八丁堀の間、新大橋通りをちょっと入ったところにある。
店構えがちょっと不思議。スッキリしていて洋風ダイニングのようにも見える。けれどもやっぱり和風なところなんです。店は小さく、カウンターとテーブル席が幾つか。
居酒屋とは言えないし、小料理屋、割烹・・・。どれも違う。まぁ、行ってみて下さい。

若い女将さんがいつも着物でにこやかに迎えてくれます。この着物が大仰でなくてよろしい。ご主人も、誠実なまっすぐな、これまた良い感じ。最初に突き出しの「白和え」が出て、それから「蕪のクリーム煮和風仕立て」が、優しく胃袋を刺激する。「お刺身盛り合わせ」は鮮度が良く、貝も取り混ぜてくれるので見た目も美しく、舌も飽きさせない、心憎さです。
「衣かつぎ」これって大人の食べ物だといつも思うのだけれど、それは私だけかしら。次は「油揚げの酒盗焼」で、何てことないようでいて、これが美味しい。

「まぐろのアゴ焼」は、普通の店はカマだろうけれど、此処はアゴの部分だけが、まるでスペアリブのように並んでくる。なかなか、豪快。最後は手で持って、骨の間を丹念にきれいに食べた。行儀はよろしくないかもしれないけれど、充実感がある。うふふ。
だけど、カマの他の部分はどうなるのだろう、賄いになるのかな?それとも、この部分だけ仕入れてくるのかしら?この次、忘れずに聞いてみよう。

「煮染め大根」というのは、大根を薄味だがしっかり味が染みるように煮てある。その上におぼろ昆布と葱とゴマがほど良くふりかけてあり、滋味豊かな一品。
三人それぞれ日本酒、焼酎、ビールと勝手に飲みながら、もう少しということでオススメの「かつおの酒盗とクリームチーズ和え」と「魚のすり身ふわふわシュウマイ」を追加。この「かつおの酒盗とクリームチーズ和え」はすごく気に入った。かつおの酒盗が美味しいから出来る味だろう。お持ち帰りしたかった。
どれもこれも、美味しくいただき、良くおしゃべりをして、大満足。

実は、後日、もう一度行っている。急なお誘いで「どこかないかなぁ」と言われて、もう一人のグルメをお連れしたのだが、及第点をもらった。

その時も、「お刺身の盛り合わせ」は良かった。「生ゆばうにのせ旨出汁ジュレがけ」を黙っていても2人分に分けてくださった心づくしはうれしかった。「穴子の天ぷらおろしつゆがけ」も美味しかった。
気楽でゆったりできる店なので、もっとそばにあれば良いのにと思いながら、機会があれば今度は誰と行こうかと、密かに思案しているところ。一人平均4000円代らしいです。私たちは良く食べるので、もうちょっと!

大根(おおね)
中央区日本橋茅場町3-8-10 リベラ茅場町1階
03-3666-6979



asobist -mini- : 『BigUp』を更新♪今回はイラストレーターのtomokoさんです! by 編集部
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