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「なんで、今さら?暴走!迷走?!」「悪あがき、冷や水」などなど、忠告・警告・横ヤリを尻目にとにかく飛んで出ちゃうんです。もう、ほっといてんか〜!!!
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その4.8月25日 雲取山登頂
出発が遅かった分、先を急がねばならない。
とは思うのだが、小雲取山あたりから先、小さな草花につい気をとられ、ついしゃがみこんで撮ったりするものだから、なかなか進まない。
石尾根の谷川斜面はマルバダケブキのお花畑。前回7月に登った時はほんの咲きがけだったのが、まさに満開。奥多摩の環境保護の観点からは「増えて困る」といわれているらしい。
実はこのマルバダケブキが近年、奥多摩の山々でたくさんみられるようになったのにはわけがある。奥多摩全域に生息し天敵がいないことで繁殖過多になっている日本カモシカは樹木の皮だろうが、草の芽だろうが片端から食い荒らし、いわば鹿害対策に頭を悩ますところなのだが、どういうわけかマルバダケブキだけは見向きもしない。それで、やたらにこの黄色い花が増えていくんだとか。
少ないと珍重がられ、増えすぎると煙たがられる。そんなことはおかまいなしに、延々と続く石尾根の谷川斜面を席巻している。何も知らずにみているだけだと、それはそれでキレイなんですけどね。
石尾根は案外きつくもあるが、何度歩いても楽しい。
あけっぴろげな開放感。何より山々の連なりが幾重にも折り重なり、連なりの間から雲が湧く。その雄大な景色には思わず足が止まる。
上り詰めるにしたがって見返すと、歩いてきた尾根筋が七ツ石山までずっと続いて見える。
「はるかに、ここまで来たもんだ」の感慨ひとしおだ。
ようやくにたどりついた山頂。
石尾根からも冨士の見えるスポットは数箇所あるんだが、山頂からの眺めはまた格別。立っている足元から深々と谷が切れ、思わず吸い込まれそうになる。幾重にも連なる山並みは、その距離によって青々と緑をたたえていたり、黒々と沈んでいたり、深い青から浅い青へとグラデーションしていたり。
そしてそれら山並みの一段と高みにおわします冨士の周りに雲が湧き流れ、刻々と表情を変える。まさに「雲取ったり!」の眺望に時間を忘れて見とれる。
記:
小玉徹子
2007/08/25
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