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「なんで、今さら?暴走!迷走?!」「悪あがき、冷や水」などなど、忠告・警告・横ヤリを尻目にとにかく飛んで出ちゃうんです。もう、ほっといてんか〜!!!
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急がねばならないと知りつつ、雲取山頂でゆっくりし過ぎた。雲取山荘で給水し出発したのは10:10。相当頑張らないと夕方までに酉谷避難小屋へたどり着けない。
酉谷避難小屋で給水が可能か不安なので水はタンクに満タンに積んだ。重い。
大ダワからのかなりの急坂を例の如く「ああヤダ、もうヤダ」。
頑張ってるわりにスピードは一向に上がらず、芋ノ木ドッケにやっと到着。猫の額ほどのスペースがあるだけで、なんの展望も無いところでさっさとお昼。
なんかもう、「ここで昼寝でもしちゃいたい!」気持ちにムチ打って長沢山目指して13:33、出発。
だらだらな下りが続く。これで時間かせぎができるな。
と思う間もなく、とんでもない尾根に出た。なんか暗あくてジメジメした、やな感じ。しかも、尾根沿いに生えている針葉樹のうねうねと露出した根っこがようやく尾根としての形を保っているようなごくやせた尾根で、とても立っては歩けない。
グローブをしてゴツゴツした根っこにしがみつくんだが、進行方向へ下っているから、左右の足を踏み出す時はいちいち慎重に体重移動しないと、身体が横に振れる度に「グァーッ!」思わずヒヤリ。荷物ごと谷へもっていかれそうになる。
と、目の前に大岩。そこで根っこ道が切れている。
ええーっ!道、ないじゃん!!
「どっかで道間違えたんだろか?!」とたんに不安になる。
ともかくも大岩のそばまで行って岩の向こう側をのぞき込んだら、また根っこの間にわずかにほそぼそ「道」らしきが。
覚悟を決めて大岩を慎重に乗り越える。怖いよ〜!
「進路はあってるのかな〜!」
どんどん膨らむ不安に押しつぶされそうになる。「ああヤダ、もうヤダ」に取って代わっていつの間にか「いいのかな、いいのかな?」が頭の中をグルグル回る。実に文句など言っていられるのは、とりあえずは身がセーフティーゾーンにあってこそなのだ。
長沢山の道標にたどりついた時は心底嬉しかった。

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